ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『リトル・マーメイド』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ 実写ディズニーの新作!

 

 今年に入って一作目のディズニー実写版ですね。アメリカでは5月の下旬に公開されていますが公開前から期待と批判の声が多く、今までのディズニー実写の中でかなり荒れ模様なのではないでしょうか!?

 

 外国では肌の色とかで問題になることが多々ありますが今作もそこに賛否が巻き起こっています。私個人としては肌の色関係なくいい演技ができる人なら演じてほしいと思っています。

 意を唱えている方の意見もわかるっちゃわかるんですけどね。原作のイメージを害しかねないみたいな声もありますが、実写版ってアニメをそのまま実写に移行したみたいな感覚なんですかね?

 

 私自身はストーリーはそのままにリメイクする認識でいるので今作のように「人魚が人間に恋をして最後ハッピーエンド」であれば誰でもいいかなってww 世界的にもジェンダーだとか肌の色がどうだとか言われておりますが、有色人種の我々からしたら褐色の方が起用されるってのは喜ばしいのではないでしょうか?!(゚∀゚)

 

 実際これだけ騒がれていたのに3日で主題歌が話題になった『アラジン』を抜いちゃうっていうね( ^ω^ ) これで実力は証明されたも同然でしょう!

 

 今年は『ホーンテッド・マンション』も実写映画化しますし、『ピーターパン&ウェンディ』も実写化してDisney+で配信中とのこと。来年も公開される予定の作品たちが出てきていますしかなりヒートアップしてきております!

 

 今回はどんな出来栄えになっているのでしょうか!?スタートがかなりすごかった今作は日本でも好スタートを切れるのでしょうか!?

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

 

作品情報

 1989年に公開されたディズニー映画『リトル・マーメイド』。それをディズニー作品を複数手がけてきたロブ・マーシャルとディズニーアニメで音楽提供をしてきたアラン・メンケン、リン=マニュエル・ミランダが実写化。

 

 美しい歌声を持ち、「人間の世界」に憧れを抱く人魚のアリエルが、掟を破り自身の声を失ってでも「人間の世界」へ飛び出していく姿を描く。

 

 今回の主役は歌手・女優のハリー・ベイリー。アニメーション作品と異なり黒人女優の起用に賛否両論が飛び交ったが、もともとディズニープリンセスに黒人が少ない中の起用ということもあり同じ有色の子供達が喜んでいる様子などがSNSでも話題となりました( ^ω^ )

 

 歌手として活動していることもあり歌声も綺麗で、次世代のビヨンセと囁かれている。このような批判の声が多くあると演じる側の本人は精神的にダメージを負ってしまいそうだがそれに負けないメンタルで今作を機に世界に名前を知られることとなった。

 

 彼女だけでなく他のキャラクターにはメリッサ・マッカーシー、ハビエル・バルデムなどの大物俳優やジョナ・バウアー=キングなどの若手俳優陣も出演する。

 

 水面を境に分かれた“陸のプリンス”と“海のプリンセス”が出会い、恋焦がれ、種族の垣根を越える姿を新時代の技術で製作!これはディズニー好きにはたまりませんなぁ( ´∀`)ジュルリ

 

 

あらすじ

 美しい歌声をもち、人間の世界に憧れている人魚アリエル。

 

 掟によって禁じられているにも関わらず、ある日彼女は人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。

 この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいというアリエルの思いは、もはや抑えきれなくなる。

 

 そんな彼女に海の魔女アースラが近づき、恐ろしい取引を申し出る。

 

 それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった…。


www.youtube.com

 

 

キャラクター<俳優名

アリエル<ハリー・ベイリー

海の王トリトンの末娘で、海底の王宮に暮らす人魚姫。明るく活発で、好奇心旺盛。世界の誰よりも美しい歌声と、夢を追い求める強い意志の持ち主。

 

エリック<ジョナ・ハウアー=キング

アリエルが思いを寄せる人間の王子。勇敢で優しく、家臣からも慕われている。嵐で難破した船から放り出され、溺れかけたところをアリエルに助けられた。

 

アースラ<メリッサ・マッカーシー

ずる賢く執念深い海の魔女。かつては王宮で暮らしていたが、トリトン王に追放されたことを恨み、復讐の機会と王座を狙っている。

 

トリトン王<ハビエル・バルデム

アリエルの父親で海の王。強大なパワーを持つ矛(ほこ)を携え、海底王国を統治している。人間を敵対視しており、王国の民が海から出ることを禁止した。

 

セバスチャン<ダヴィード・ディグス

カリブ海からやって来たカニで、海の王トリトンに仕える執事長。まじめで責任感が強く、トリトン王からアリエルのお目付役を任される。

 

スカットル<オークワフィナ

陽気で騒がしい目立ちたがり屋のカツオドリ。海と陸を往き来できることから情報通を気取り、アリエルに人間の世界のことを教えるが、その知識はかなり怪しい。

 

フランダー<ジェイコブ・トレンブレイ

アリエルの幼なじみで親友。アリエルが人間界への憧れを話したり、悩みを打ち明けたりすることができる唯一の相手であり、強い信頼関係で結ばれている。

 

※引用元:公式HPより

 

 

感想

アニメ版と実写版で違いはあれどこれもディズニーの一つ。黒人だから銅のみたいなものは全くないし、なんならアニメ版の年代を思わせるお馴染みの音楽と現代のラップ調の早口で捲し立てるような音楽も入りめちゃくちゃ好き!!セバスチャンたちは実際の質感に寄せているけどめっちゃ可愛い( ^ω^ )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今まで」から「これから」の姿

 人間の住む世界に憧れを抱きいつかいってみたいと夢見る人魚のアリエルが難破事故から救ったエリックに想いを寄せていくストーリー。陸と海それぞれにある“掟・ルール”に縛られず自身の行きたい場所ややりたいことをし、その過程で起こる様々な出来事を音楽や歌詞でアニメ版の築き上げてきたものをそのままにリメイクされた作品でした!

 

 我々の住む世界にルールが存在するように人魚たちの住む海の中でもルールがある。

 

 それぞれが関わること自体が危険であるとされていて実際に主人公・アリエルの母親も人間に殺されてしまった過去がありトリトンが固く禁じていた。

 その事実はあるがアリエルは「実際に関わった人以外も悪いのか?!」と疑問を抱き陸への憧れをずっと抱いて生活していました。

 

 ディズニー作品の多くは「プリンセスが可愛い、プリンスがかっこいい、そんなお似合いのカップルが結ばれる。」に目が行きがちなんですが今作はそこに重点を置かずに「そんな考え方でいいんですか!?」みたいな新しい時代を考えさせる作品になっているのではないでしょうか?

 

 ストーリー自体は実写になったから何かプラスされたわけでもなくほぼほぼ変わらない。

 じゃあどこでアニメ版と差をつけるかってんあったら「実写であることを利用する」に限るわけです。

 

 人魚なんて非現実的なものを題材にしているのにどうゆうことや?!と思われるかもしれませんが現実では「人魚と人間」で壁が生まれているわけではなく「同じ人間だけど生まれや肌の色彩の違い」で壁が生まれているわけです。

 

 作中では親世代であるトリトン王は何がなんでも「人間とは関わるな」と娘たちや仲間に言い聞かせみんなを守ろうとしています。彼らに実害が及んでいなくても海が汚されたりして海中の生物が死んでしまっているから「こんなことする人間=悪い奴」となるのはごもっとも。

 だけどそこだけを切り取らず優しい面を持っていて思いやりある人間のいるってのがアリエル。

 

 アリエルは海面に出てエリックの姿を観察し、優しい人もいるし難破船はわざとではなく嵐などの天災が原因であると知ります。

 トリトン側だとこういった裏側を知らずに決めつけることでプラスに傾く可能性を消してしまっているわけですよね。

 

 確かに過去の過ちは誰しもありますがそこから考えを改めて生きることができないかといったらそうではない。そう思われているから犯罪を犯しても構成するかもしれないから刑罰があるわけですよね。

 

 一概にみんなそうといっているわけではないですがお互いに一歩踏み出す勇気があれば共に歩くことができるわけです。

 

 そんな物事の考え方をしているのかってのが今作のメイン部分になっているんじゃないでしょうか。アニメ版を見たことのない現代の子供達も見てきた大人もこういった「多様性」な考えを学ことができるんじゃないでしょうかね。

 

 普通にディズニー作品を鑑賞に来ただけかと思ったらこんな感じ方をしてしまうとはww 今作の黒人起用もこういった作品内容にしたいという考えがディズニー側にあったらめちゃくちゃ納得行きますわ( ^∀^)

 

 

ミュージカルシーンの多い作品だからこそ

 上記で記載した通りの考えがディズニー側にあるのだとしたら今作の主役決めは難しかったのでしょうか? 題材+ストーリー内容とマッチしているかってのはかなりの人をオーディジョンで見ないとわからなそうですね。 今回だと有色+歌が上手いってのが絶対条件かと。

 

 彼女の歌唱力もありアリエルの歌うシーンはめちゃくちゃ見入ってしまったし、彼女だけでなく他キャラクターもめちゃくちゃ良かった。ミュージカルシーンの多い作品ですから歌う際の表現力がかなり問われるし、実写だから歌だけじゃなく動きなどの表現もポイントになります。

 

 アニメーションなら想像した完成図に持っていきやすいですが実写はそうはいかない。CG使う場所ならまだしもキャストの表情を誤魔化すことはできないですからね。これに関しては俳優陣を信じるしかない。

 

 人間の世界に行きたいけどどうしようみたいなアリエルを軽く挑発するアースラも迫力ありました。暗い場所+魔法の怪しい光で悪役感が余計に引き立てられてね。演じたメリッサがそういう役がハマる人なので「魔女」的ポジションにはピッタリ!

 

 「アンダー・ザ・シー」もセバスチャンの陽気な歌と海の生物たちも一緒に踊るシーンもめちゃくちゃ作り込まれていて荒くなってしまっているような部分も全然なし。海の中が舞台になるとかCG作るのめちゃくちゃ大変ですよ!

 どれだけ長期間かけて製作しないといけないことか…。それだけじゃなくて生物たちも作り込まないといけないし、生物によって質感も全く違うからそれを分けないといけないし。

 

 亀とかヒトデとかクラゲとかそれぞれの特徴をちゃんと表現されていたし曲に合わせた動きをきちんとさせていてこの技術力の高さに圧倒されましたね。個人的にはタニシみたいな貝類が可愛かったです。体がゼリー質っぽいやつが(´ω`)

 

 予告見た時から歌唱シーンには高い期待値を持っていたのですがその期待値を超えてくれました。アリエルだけじゃなくて他キャラもそのシーンにあった感情を見ているこちら側に思わせるものばかりだったので良かったと思いますね!

 

 

最後に

 ただただ純粋な実写リメイクでは止まらず、様々な問いや考えを与えてくれる「いいリメイク」だったんじゃないでしょうか。

 でもアニメ版のイメージを強く持って鑑賞しにいってしまうと「ちょっと違うなぁ」感は出てきそうな気もします。そこに関しては同じだけどリメイクだから切り離して考えないといけないですね。

 

 最近では今までの考え方だったり当たり前じゃないことはダメみたいなものをどう変えるかみたいな作品が多いですが、そこにディズニーのメイン作を引っ張ってくるのはホント時代の変化を感じます。

 

 今までの考え方をガラッと変えるのってかなり大変ですしそんなすぐに変わるものではないので何十年後とかに見直されてこれからを作った作品の一つとしてみていかれるのかな?私の勝手な妄想ですがねww

 

 とはいってもこんな難しい考えしなくても楽しく鑑賞できる作品ですからディズニーファンもそこまでだけど見てみようかなって方も見て損はないですね!( `・ω・)b

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ

 評価 ☆☆☆☆★4/5