ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『キングダム 運命の炎』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ お互いの夢のための戦い

 

 今回は大人気コミックシリーズである『キングダム』の実写映画3作品目ですが、2作目って去年の今頃見たよな?(´ω`) 次回作出るのめちゃくちゃ早くないか!? 

 私はコミックも読んでいるファンの1人なんですが俳優陣が原作キャラのイメージ通りの人が配役されていて「日本版ならこの人だなっ!!」って感じる人しかいないからいわゆる実写映画化失敗していない作品じゃないでしょうか!? みなさんどう思います?

 

 基本的には主人公・信が天下の大将軍になるまでを描くんですがそれだけじゃなく登場する全キャラの秘話だったり散り様もかっこいいのがこの作品の魅力。

 今回は六大将軍の一角である王騎将軍が前線に出てくる番でございます。そして政の過去が明らかとなるのが目玉です。 主題歌は宇多田ヒカルが務めこの戦国時代にブッ刺さる曲を歌い上げます。

 

 信は100人将として初の戦となり隊に名前ももらいこれからに大きく影響する一戦となります。

 邦画の中ではいい興収を叩き出してきているのでこのまま続いてはほしいですが今回はどんな仕上がりとなっているのか!?

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

 

作品情報

 前作『キングダム2 遥かなる大地へ』の公開から1年ぶりとなる今作。シリーズの第3作品目となり前作が公開された段階で公開の予告がされていました。 テレビアニメも絶賛放送中で勢いが止まらない今シリーズですが今回はコミック8巻にある政の過去と11巻〜にある「馬陽の戦い」が舞台となっているもよう。

 

 ネットでは評価が二極化しているものの公開された時は邦画1位を獲得するなどの人気ぶりで多くの方が映画館に足を運びました。特に漫画の実写版となるとキャスティングに不安を覚えますが漫画を読んでいるファンからの評価も高く、作品自体の想像を壊すことなく製作されていると感じます。

 

 VFXにかなり力を入れており邦画の荒さが目立つCGよりも質が良く実際の人が演じているのがどこまでかが分かりにくくなっているため邦画なんだけど見ていて満足度の高いものになっています。

 今作でもその技術を崩さない+原作ストーリーと多くな違いがあるのかどうかが成功への鍵となるのではないでしょうか?さらに王騎と因縁のある龐煖の登場も気になるところ。誰があんな大男やるんだろ?

 

 4作目があるのかもファントしては気になるところでしょうし、今回は良し悪しどっちに転がるのか!?

キングダム

キングダム

  • 山﨑賢人
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あらすじ

 500年にわたり、七つの国が争い続ける中国春秋戦国時代。

 

 戦災孤児として育った信は、亡き親友と瓜二つの秦の国王・嬴政と出会う。運命に導かれるように若き王と共に中華統一を目指すことになった信は、「天下の大将軍になる」という夢に向けて突き進んでいた。

 

 そんな彼らを脅威が襲う。秦国への積年の恨みを抱く隣国・趙の大軍勢が、突如、秦への侵攻を開始。残忍な趙軍に対抗すべく、嬴政は、長らく戦から離れていた伝説の大将軍・王騎を総大将に任命する。決戦の地は馬陽。

 これは奇しくも王騎にとって因縁の地だった…。出撃を前に、王騎から王としての覚悟を問われた嬴政が明かしたのは、かつて趙の人質として深い闇の中にいた自分に、光をもたらしてくれた恩人・紫夏との記憶。

 

 その壮絶な過去を知り、信は想いを新たに戦地に向かう。100人の兵士を率いる隊長になった信に、王騎は『飛信隊』という名を授け、彼らに2万の軍勢を率いる敵将を討てという無謀な特殊任務を言い渡す。

 

 失敗は許されない。

 

 秦国滅亡の危機を救うため、立ち上がれ飛信隊!運命に導かれ、時は来た。炎の如き熱き戦いがいま始まるー


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メインキャラクター<俳優名

信<山崎賢人

天下の大将軍になることを夢見る戦争孤児の青年

 

嬴政/漂<吉沢亮

中華統一を目指す秦国の若き王

 

河了貂<橋本環奈

軍師見習いになった信・嬴政の盟友

 

羌瘣<清野菜名

哀しみの一族・蚩尤の生まれ

 

王騎<大沢たかお

秦軍の象徴であり伝説の大将軍

 

騰<要潤

王騎の副官

 

壁<満島真之介

秦軍の千人将であり、昌文君の副官

 

昌文君<高嶋政宏

嬴政を支える忠実なる側近

 

呂不韋<佐藤浩市

王の座を狙い秦の実権を握る丞相

 

昌平君<玉木宏

秦軍総司令を務める天才軍師

 

蒙武<平山祐介

信随一の武力を誇る猛将

 

楊端和<長澤まさみ

嬴政と固い盟を結ぶ山界の死王

 

趙荘<山本耕史

王騎の命を狙う趙軍の総大将

 

馮忌<片岡愛之助

頭脳派として名高い知将

 

万極<山田裕貴

秦への深い憎しみを抱く将軍

 

紫夏<

嬴政の秦国への脱出計画を請け負う闇商人

 

※引用元:公式HPより

 

 

感想

今回の戦いで登場するキャラを演じたのはあの人だった!?公開されていなかった配役に驚いたけど今作を単体で評価するとそこまでなのかな…。この後がめっちゃ面白いのに尺的にここで切れるのは仕方ない(´ω`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今作はこれからにとって重要なところを描いているが…

 天下の大将軍になることを夢見る・信と中華を統一した最初の王になることを夢見る・政が生きる戦乱の世を描いた歴史作品の劇場作3作目となる今作。

 公開前に得た情報通り今作のメインとなったのは「政の過去」と「馬陽の戦い」でしたが、最初から1作品に収まりわけがないと思っていた私は「おそらくあっこで今回は切るんだろうなぁ」と思いながら劇場へ。

 

 その予想は見事的中し、次回作に期待しながら帰ったんですがよくよく考えると「原作知らない人にとってはよくわからん作品」になっていたんじゃないでしょうか?

 1、2作とヒットを叩き出してきた作品ですのでコミックやアニメを映画きっかけで見始めた人も多いでしょうが、どれも見ずに鑑賞する人は「この1作で内容が完結する」と思っていたはず。

 

 なぜならば映画タイトルにPart1とかついていないから( ^ω^ )

 

 実はこれポスター公開された時から思ってたんですよね。コミックで言ったら7冊くらいのボリュームなので2もしくは3に分かれるのは必須。なのにこのタイトルだから綺麗に終わるのかな?って思っていた人もいたはず。

 そこは素直に「運命の炎 Part1」とかにしておいた方が次あるって思われるしはじめての人でも引っ張りやすかったんじゃないかな。ここはちょっと不親切。

 

 そしてストーリーの構成が今作の面白さを少し減らしてしまっている。冒頭は前作の続きである信の修行について説明がありその後趙が秦へ攻めてくる。趙に立ち向かう軍を立てるために王騎や兵を徴集。政の過去が語られ趙との決戦へって流れ。

 上映の多くを占めている「政の過去」と「馬陽の戦い」って今作ないでは関係性が全く見えてこない作りになっていて原作知らない人からすると「全然関係ないじゃん。政の過去話っているの?」ってなりかねないんですよ。

 

 このストーリーの紐付けって戦いの後半に出てくるから今作の尺的に入れられないので次回作になる。だからおまけクレジットとかで次回作に関する予告流すとか入れた方がいいけど今回はなし…。

 いや、前回はあったじゃん!2作目終わった後に3作目の予告流して「もう次やるんだ!!」って期待持たしてくれたのに今回はないの!?( ゚д゚) 今回こそ流すべきやろ!!

 

 予告なかったから次がないとは言い切れませんが本当に次なかったらマジで悲しいですわ(;ω;) こんな不完全燃焼はお断りです。早く次に関する情報が欲しい。

 

 とここまで書いたありとあらゆる悪いことが重なり期待値に満たない出来栄えだったかなと。構成だけじゃなく荒さが出てしまったところもいっぱいありましたけどね?

 政の過去編で趙から脱出する時とか馬車遅すぎて躍動感ないし、騎馬兵はめっちゃスピード出ているのに急に距離離されたりするしでガッタガタなところあったんでそれも悪かった。

 

 この出来栄えを次で取り戻し切ることはできるのか!?あのキャラとあのキャラも出てきたから作り甲斐はあるだろうけど全部収められるのかもかなり心配。ほんと頑張ってほしい!

 

 

あのキャラを演じた俳優はあの人( ^ω^ )今後がそうなるのか!?

 上でズタズタにしていましたがアクション自体は前のようにいい出来栄えにはなっていました。後半の戦闘ではワイヤーアクションなどを使った激しい戦いが繰り広げられドンパチやっているのが好きな人は満足することができるんじゃないかなと。

 

 今作で描かれた馬陽の戦いは頭の部分でしかないのでこれから面白くなるけどこの盛り上がるアクションなので戦い終盤とかどうなっちまうんだよってくらい。

 

 そしてこの戦いで出てきたキーマンの龐煖と李牧ですがまさかの配役でびっくりなんだけどちゃんとハマっているからそこにも驚き。しかも李牧に関しては急にスッと出てきましたからねw 前振りとかなしに出てくるから今後重要になる人物とは思えないほど。服装でメインキャラってわかるくらい。

 

 そんな李牧を演じたのが小栗旬。コミックの李牧に比べたらやや軽い感じになるかと思いましたが喋りがしっかりしているからなのかわりとハマっていました。この人が今後どんな感じで登場するのかも期待。

 

 で、もう1人のキーマンである龐煖を演じたのが吉川晃司ww これに関しては誰が予想できるんじゃ!って感じです。だけどあの顔の濃ゆさと貫禄を出すにはピッタリかな。

 ただ武器と体のサイズ感がちょっとおかしくないか?確かに原作ではめっちゃデカい武神として出てはくるけど現実的にあのサイズの人間いないし仕方ないか。王騎もデカいけど大沢たかおさん頑張って大きく見えるようにしてるから成立しているしね。

 

 HPでも公開されていなかった配役にいちファンとしては驚きと喜びと期待が一緒にやってきましたね。これからがめちゃくちゃ面白くなりそうな予感はしています!早く続編の予告とか出てくれないかな。

 

 まぁこれからどう描かれていくのかがめっちゃ気になるところではありますよね。ただ馬陽の戦いを次で終わらせられるのかが心配。原作の尺的に結構ギュウギュウに詰めていかないと3時間とかの尺になっちゃいそうなんですよね。

 で最後に継承も入れるとなると終わらないんじゃないかな?あそこはかなり感動するところなので急くような作りにして欲しくないし、ズバッとカットするようなことも個人的にはやめてほしい。そこをどう構成するかですよね。難しっ!( ^∀^)

 

 

最後に

 王騎の修行により戦いにも磨きがかかり100人将としての統率力も勉強して一段と面白さを増してきていたけどいくつか気になるところはやっぱりあったので残念。どこが残念かによって作品が良くも悪くも見えてはくるので見せ方ってめっちゃ大事だなとは思うんですよ。

 いくらかは「まぁまぁこんなもんでしょ」とかって目を瞑ることができるのはあるんだけど1個だけどうしても「なんとかしてくれよ!」があるんです…。

 

 蒙武の鎧ペラペラすぎるだろっ!!

 

 あれはなんとかならんのか!?最後に趙軍が後ろに下がって王騎と蒙武が横並びになった時なんて酷かったぞ!というか最初の軍議の時で酷かったわ!!

 だって蒙武が腕組んだら鎧変形しちゃってるんだよ。そんな柔らか素材の鎧あってたまるかo(`ω´ )o 王騎の鎧が結構な重厚感あるからあんなの並べたらダメだよ。いくら製作費がとか期間がとか言ってもやりようはあるだろうしね。次回で改善されるかな?

 

 秦側はそんな感じなのに趙側の鎧はちゃんとしているしかっこいいんだよな。とくに万極の再現度結構すごくないか!?原作あそこまでイケメンではないけどあの顔色とかは再現度高くってシンプルに感動しました。山田裕貴すげえわ(´ω`)

 

 次回作についての情報解禁がなかったので次がいつになるのかな…。ネットでは来年の今頃じゃないかとか書かれていますがそれなら今回予告流れてもおかしくなかったのでその線は薄いんじゃないかな?

 もしその時期だったとしたら前回みたいに上映の最後に流すはずですからね。早くて来年の秋か冬になるんですかね。それより早ければ嬉しいなくらいのテンション感で待ってましょう( ´∀`)

 

 次回への期待を込めて今回はちょっと低め!!

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ

 評価 ☆☆★★★2/5