
世界で有名なお伽話の1つであるシンデレラ。継母に虐げられていたシンデレラがその美貌で王子を射止め人生大逆転するお話で女の子、女性に人気の作品ですね( ^ω^ ) 人生大逆転の出来事を「シンデレラストーリー」というくらい日本でも浸透しています。
そんな人気作品を題材にしたのが今作『アグリーシスター』でございます。
普通はシンデレラの目線で物語が進行していきますが、今回は彼女の義理の姉妹が主人公。お伽話というから「魔法が〜」とか「運命的な出会いや出来事が〜」みたいなファンタジーかと思いきやまさかの「ブラックコメディ+ボディホラー」という混ざることないんじゃね?と思っちゃうジャンルでの展開。
ただ単にこのジャンルと合わせているわけではなく医学が発展し“整形”が容易になってきている時代の風刺としての部分も兼ね備えているそう。「美」を追い求めることは悪いことではないですが、何事も限度というものがありますからね。そのラインを超えた先にどういったものが待っているかってのも見られるかもしれないですね!
しかもいろんな映画祭に登場し鑑賞している我々のSAM値を削ってくる痛々しさを描いているので、「退出者続出!」なんて評価がついちゃったそうな。そういう方向で製作したなら名誉なことではありますけどねww(゚∀゚)ハハァツ‼︎
ノルウェーでは公開して4週連続トップ10に入ったらしいです。ノルウェーの人たちはグロを欲しがっているのか!?
映画評サイトで有名なあのトマトでも95%超えフレッシュを獲得しているのでより楽しみだ!私はああいうグロいの割と耐性あるんですよ。注射とか血液抜いてるところ見ちゃうくらいなんで(エピソード弱っ!w)
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
2025年1月終わりから2月頭にかけて開催された『サンダンス映画祭』にてプレミアム公開され、観客へ容赦のないグロ描写を浴びせて話題を呼んだ『シンデレラ』モチーフのゴシックボディホラー作品。
シンデレラの義姉妹となったエルヴィラ。シンデレラに比べ美しい容姿ではない彼女は好きな詩集に登場する王子と結婚することを夢見ていた。
ある日、城で舞踏会が開催されることが決定し王子にエルヴィラを選んでもらうために彼女の母はエルヴィラの容姿を改善していくことに。王子と結ばれることを夢見ていたエルヴィラも玉の輿ゲットのために徐々に美への執着が加速していく。そんな彼女が行き着く先は…。
主人公のエルヴィラを演じるのはノルウェーで女優やモデルとして活躍しノルウェ国営放送でテレビシリーズに出演していたリー・マイレン。彼女が強い妬みを向ける美貌を持つシンデレラ役をNetflixドラマ『The Last Kingdom』シリーズのテア・ソフィー・ロック・ネスが担当する。
他にはエルヴィラの母親役にノルウェー女優のベテランであるアーネ・ダルプ・トルプ、エルヴィラの妹役にフロー・ファゲーリ、王子役にイサーク・カムロートなどが出演する。
あの意地悪な義姉妹の目線で描く令和版『シンデレラ』はどのようなストーリー展開になっていくのか?普通のシンデレラの流れはそのままでしょうが、美を追い求めた先に何があるのかや、時代的に麻酔みたいな便利なものはないでしょうからどんなやり方で容姿を変えて変えようとしてくるのかが注目です!
あらすじ
スウェランディア王国のユリアン王子は、淑女たちの憧れの存在。彼と結婚するために、彼女たちは日々努力を重ね、美しさに磨きをかける。
エルヴィラは、母レベッカの再婚のために妹アルマとこの王国へとやってきた。ユリアン王子の花嫁になることを夢見ながら...。新しい家族となる義姉妹のアグネスは、家柄に恵まれたとても美しい女性。
一方、エルヴィラは矯正器具に覆われた口元、ふくよかな体形、こじんまりとした鼻、つぶらな瞳。
しかし、アグネスの父が急逝したことで事態は一変する。レベッカはアグネスを貶め、エルヴィラを国王の花嫁にするため手段を選ばずに美を施してゆく。
そんななか、ユリアン王子の花嫁候補を集めた舞踏会が開かれることになるがーー。
※引用元:FashionPressより
感想
「こりゃ退出者出るわ…」と納得するヤバさ。王子と結ばれるための努力が度を通り越し狂気へと変わっていく。目を背けたくなるシーンもドアップで映してくるもんだからおったまげ!男の何はモザイクするのねww( ^∀^)
ざっとこんなもん(あらすじ)
王国のイケメン王子として有名なユリアン王子の詩集を愛読し、いつか彼と結ばれることを夢見るエルヴィラは母の再婚をきっかけに妹と王国へと引っ越してきた。母の再婚相手には恵まれた容姿を持つ娘であるアグネス(シンデレラ)がおり彼女たちは義姉妹となる。
そんなアグネスに比べ容姿があまり良くないエルヴィラは母レベッカから容姿について厳しくあたられており肩身の狭い思いをしていた。
アグネスの父とレベッカの再婚を祝して夕食を囲んでいる際、不運なことにアグネスの父が急死してしまう。
夜が明け、悲しみのあまり自室にこもりなき続けているアグネスを慰めようと、チョコレートと紅茶を持って行ってあげたエルヴィラ。声をかけるも「私の気持ちなんてわからないでしょ!」とアグネスに突っぱねられてしまう。
しかもアグネスの父がレベッカと再婚した理由は資金難に陥っていたためでそのことを知ったエルヴィラはレベッカに伝えるが、ちょうど訃報を聞いた役人が訪問しており牛と耕地が没収されてしまった。
そう、彼女たちはお金がない状態でこのままだと貴族としての地位も危ういのだ。
そんな中、城からの遣いがやってきて城で舞踏会が開催することを知らせに来た。遣いは舞踏会に参加する者に招待状を渡しておりアグネスとエルヴィラはそれを受け取る。
エルヴィラはついに夢に見た王子との結婚チャンスにテンションが上がりレベッカへ駆け足で報告しにいく。
アグネスとエルヴィラは王子の舞踏会に参加するため学校で淑女としての礼儀作法を学ぶことに。それに加えレベッカはエルヴィラの低い鼻を高くするために医者を雇い手術を受けさせる。
現代医学のような麻酔がないため手術は気合と根性!(脳筋すぎ!)エルヴィラの花の付け根を鑿とハンマーで削り取り整形。傷が塞がるまで鼻ガードをつけて生活することになる。
王子の玉の輿を狙うために金を使っていたレベッカだったがアグネスから「父の埋葬も終わっていないのに無駄な金を使わないでくれ」と釘を刺されるも、「城での舞踏会で選ばれれば金が手に入るから」とアグネスを言いくるめてしまう。アグネスは舞踏会のことを考えているが父を早く眠らせてあげたい様子だ。
淑女学校でのカリキュラムが進むにつれスクールの教師はエルヴィラよりもアグネスのダンスや容姿の良さを評価し始めていく。エルヴィラはダンスを披露するも「後ろに下がりなさい」と相手にされない。数日後には舞踏会に連れていくメンバーが発表されるが入るのは難しいかもしれない…。
合格発表の日、参加者一同は掲示板に貼り出された試験結果を確認し一喜一憂している。エルヴィラは恐る恐る確認すると一番したの合格者名に取り消し線が引かれ「エルヴィラ」の名前が記載されているではないか!落ちたと思っていたが合格していたのだ。
スクールの先生は合格者1人1人と面談を実施し、個別に話をすることに。エルヴィラは先生に対して「私は太っているし鼻も低くて手術中。とても王子に選んでもらえるわけない」と弱音を吐く。
そんなエルヴィラに先生は「このサナダムシの卵をプレゼントするわ。これを飲めばいくら食べても虫のおかげで太らないし、虫下しを飲めば虫を体外に出せるから安全だ」と。
先生がここまでエルヴィらを気にかけるのはレベッカからお金を受け取っていたからであり、心から彼女が合格者とは思っていないのです。(闇深っ!)
別の日。森にピクニックに出かけたエルヴィラは先生から渡されたサナダムシについて姉妹のアルマに打ち明けると「そんなことするなんておかしい!」と呆れられ森に置いて行かれてしまう。 エルヴィラはアルマの忠告を無視しサナダムシの卵を飲み込んでしまった。
取り残されたエルヴィラは森から帰ろうとすると突然鳥が落ちてきた。少し遠くから男性の笑い声が聞こえたので声の方へ行ってみるとそこには夢にまで見た王子が狩りを楽しんでいるのが見えた。
王子が用を足しながら従者と会話しているところに出会したエルヴィラに対して、従者は「その女を抱いたらどうですか!?」と揶揄い始める。王子は「彼女に手を出すことはないな」と一蹴し夢にまで見た王子との出会いが辛いものとなってしまった。
エルヴィラが森から歩いて帰るとあたりはすっかり暗くなってしまっていた。家に向かおうとしたが馬小屋の方から何やら声が聞こえる。
興味本位で声のする方へ行ってみると馬の世話をしているイサクとアグネスがおせっせしている最中だったのです。アグネスは王子との結婚をしようとしていたが実はイサクに好意を寄せていたのです!
その光景を見たエルヴィラは即刻レベッカに伝えるとアグネスに下働きを命じ、イサクを屋敷から追い出してしまいます。一夜も行いで落ちていったアグネスを見て「ざまあ見ろ」と言ったような表情を浮かべる。
下働きとなったアグネスは淑女学校に行くこともなくなったため今度はエルヴィラに白羽の矢が立てられることに。また金を受け取った先生が彼女を優遇したのだ。 ダンスの主役を務めることとなったためエルヴィラの整形は次の段階へ進むことに。
鼻は綺麗で高くなったため今度は長いまつ毛をゲット。どうやって生やすかって?そりゃ瞼にそのまま縫い付けます!
鼻を担当した医者がエルヴィラの瞼につけまつ毛を充てそのまま縫い付けていく。瞼に縫い付けるシーンがドアップで映されている。なんちゅうもんを見せるんだ!(゚ω゚)
高い鼻にぱっちりお目目、サナダムシで痩せていく体を手にしたエルヴィラは専用もドレスを手に入れ舞踏会へ行く準備万端!いざ、王子様のハートを掴んで玉の輿するぞ٩( ᐛ )و
といった感じの流れでした。
間を端折ったり柔らかい感じに書いてますが、整形シーンは痛々しいですし大人の闇の深いシーンなんかもあったりします。お金のための結婚だったりするし未亡人になった途端レベッカの男への手の出しようもすごかったですw もうやりたい放題ですね。
エルヴィラはイキすぎ、アグネスは割とクズい
王子の詩集を常に携帯し1人で物語に没頭するエルヴィラにとって王子の舞踏会に参加するチャンスなんてそうそう巡ってこないもの。母親のレベッカもそれは分かっているし、何より残された財産も残っていないから必死です。
再婚相手の葬儀代をエルヴィラの玉の輿のために投じているわけですからね。相手を好きで再婚したかと思ったらこれですよ。お父さんの死体はガスが溜まって見るも無惨な姿に腐ってきているし、アグネスも悲鳴を上げていましたら(゚ω゚)
そんな王子まっしぐらなエルヴィラとは違い妹のアルマはそんな執着もないし、舞踏会への参加自体しようとしていないんです。馬の世話も自分でするくらいなので自分の自由に生活している感じかな?
個人的に王子にしか目がなくどんどんエスカレートしていくエルヴィラよりってのはもちろんですが、アグネスとかよりもアルマに好感が持てたんです。まだエルヴィラに引き返す機会を与えたりめっちゃ着飾る訳じゃなく馬の世話もする。多くを求めず生活能力の高さに好感を持てたのかもしれないですww
シンデレラのストーリー的にアグネスは可哀想でめっちゃいい子ポジなんですが思ったよりそうでもない。自身の家なのに下働きさせられて可哀想なんですが、王子と結婚しようとしているのにイサクに惹かれていたなんてね。恋愛は自由ですけどそれならイサクが追い出された時について行っても良かったんじゃないかと思ってしまう。
父が亡くなったから埋葬してあげたい気持ちは残っているにしろ、他に思い残すことがあるのか?って。結局は金のために王子に近寄りたいだけに見えちゃうんですよね。
しかもそれを決定付けるかのようにクレジットで白骨化した父親の死体が屋敷に残り続けていたので「やっぱりそうじゃねえか!o(`ω´ )o」って。顔が良くて父親思いのいい娘かと思ったら埋葬してあげないとか…。エルヴィラとは違ったヤバさを持ったキャラです。
思い返せばレベッカも男遊びの激しい母親でしたね。アルマが路銀に出来そうな装飾品を探していると男と寝ているのを見られ、恥ずかしがったり出ていけというかと思ったらそのまま咥え始めちゃう。いや、続けんのかい!
とこうして見るとまともな奴が残っていない。それぞれの私利私欲で動いているのがニンゲンらしくはあるものの、「シンデレラ」という題材のせいで可愛らしい部分も残しているかと思ってたら全部が現実に引きずり戻されているから生々しすぎるw
唯一残っているファンタジー部分ってアグネスのドレスを直したお母さんのところだけじゃないか?妖精がネズミたちと直すとかじゃなくてウジが徐々にカイコ?の幼虫になって糸のベールをかけていくのはファンタジーだけどシンプルにキモかったですね(・∀・)
最後に
美への追求が行き過ぎるところを描いたヤバ作品でしたが、エルヴィラはシンプルに自分を好きになりたかったし母親に見て欲しかっただけなんだろうな…。
ただ王子と結ばれたいという夢と母親のためにお金が必要という要素が彼女を見た目の改善に走らせてしまったんでしょう。現代社会でも見た目がいい方がいろいろと有利ですから仕方がないことではあるんですけどね。
麻酔がない中で整形をしていくからこそ最後の足チョンパも踏み切ったんでしょうし、その意識を持っちゃってるのもヤバい点かなと。何回もやって慣れてくるとどんどんストッパーが無くなっていくんですもんなんだなぁ(´ω`)
今の時代簡単に整形する事はできるけど、ナチュラルには勝てないし内面が伴ってないと外面良くても〜な悲しい現実が残ります。
と、考えるとやっぱ努力のベクトルを考えてその人全体の「美」を磨くしかないのかな?足掻きは無駄じゃないけど何を目指すかって事ですね。一国の王子じゃなくてどこかにいる私にとっての王子に会うために!みたいな。
あと、サナダムシ成長しすぎ!( ゚д゚) あんなもんを腹に飼ってたらお腹空くどころじゃなく終始気持ち悪い感覚になってるでしょ。デカくなりすぎててアルマもドン引きしてたやん。
ここまでグロくて顔がキュッ( •᷄ὤ•᷅)ってなるものはなかなか出てこないですから、そっち系が大丈夫な人には挑戦してほしいですw
ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ
評価 ☆☆☆☆★4/5