映画『ドラマなふたり』愛する人を許せる?地獄と化したウェディングロマンスの行き着く先は!?

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 いろんなラブロマンスが登場してきましたが、ロマンティックなラブストーリー作品って大人になってから見るとキャラクターの心情などを読み取ったりしながら考察できるので個人的にかなり好きです。

 映画となれば男女両方の生活をスイッチしながら鑑賞できるからお互いの不満や打ち明けてない秘密なんかもあったりしてより見応えが出たりします。

 そんなラブロマンスをあの癖あり作品製造会社A24が手がけたとのことでかなり楽しみ( ^ω^ ) 映画口コミサイトのFilmarks(フィルマークス)で8月公開予定映画の期待度ランキング1位を取ったとのことで結構見たいと思っている映画好きの方が多そうです。

 メインキャストも豪華だし予告の時点で「ゼンデイヤが何を告白したんだ!?」ってワクワクが高まりました。

 現実でも家族や親しい友人の知らない過去なんかがありますよね。話すような機会が無ければ基本的には知らずにこの世を去るとかですからね。

 今作は結婚式を控えたカップルが友人を交えた席で「秘密を告白しあおう」という軽いゲームから始まる物語。洋画だと飲みの場なんかでちょいちょいあるシーンかなと思います。付き合う前の両思い同士が誰が好きか打ち明ける的なのもありますよね。

 周りから羨まれる完璧なカップルが結婚式前に明かした衝撃の秘密を知ったことで待ち受ける試練とは。開催予定の結婚式はどうなってしまうのか!?

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

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作品情報

 大手映画制作会社が出さない尖った作風が特徴のA24が新作ラブストーリーを公開!アメリカでは今年4月に公開されA24史上最速で全世界興収1億ドルをとっぱしついに日本に上陸。監督は『ドリーム・シナリオ』(23)のクリストファー・ボルグリが務め、『ミッドサマー』(19)や『ブゴニア』(25)など多くの作品制作に参加しているラース・クヌードセンをプロデューサーに迎えて製作されました。

 結婚式まで1週間となったカップルが親友夫婦との食事中に「やらかした最悪な行い」というテーマで暴露話をしたのをきっかけに、幸せ絶頂だった日々が一転。花嫁の秘密を聞いた一同がドン引きしてしまい新郎は「自分の知らない別の顔があるのではないか!?」と詮索してしまうほど。

 だが結婚式は目前のため止める事ができず、ついに式当日を迎えてしまう。彼女の口から放たれた“秘密”とは一体なんなのか?その秘密を知った上で彼はどうするのか?

  幸せ絶頂のカップルを『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(22)、『ミッキー17』(25)のロバート・パティンソンと『スパイダーマン』シリーズ、『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズのゼンデイヤが担当。

 他には『リコリス・ピザ』(21)のアラナ・ハイムや『ブラック・ボックス』(22)、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(22)のママドゥ・アティエ、『チャレンジャーズ』(24)のヘイリー・ゲイツなどが出演します。

 パートナーに打ち明けていない秘密を告白したことで状況が一変する今作。彼女がしまい込んでいた“今まででやった最悪な事”とはなんなのか!?

あらすじ

 ボストンのカフェで運命的な出会いを果たしたチャーリーとエマは、この上なく幸せな日々を送っていた。

 結婚式まであと7日と迫った夜、付添人の親友夫婦と4人での食事中、これまでにやらかした最悪の行いを告白することに。

 軽い気持ちで始めたゲームだったが、エマの【最悪の秘密】に全員がドン引き。チャーリーはエマには想像を絶する別の顔があるのではないかと恐れを抱く。

 幸せの絶頂は一転、疑心暗鬼のどん底へと墜落するが、結婚式の準備を止める術はなく、遂に当日を迎えるー。

※引用元:公式HPより

www.youtube.com

感想

愛する人がとんでもない過去を持っていることを知ってもなお愛し続けることができるのか?結婚式の開催が引き返すことのできないところまで来ているカップルの不安定な精神と隠すための嘘がこんがらがってめちゃくちゃ面白いロマンスブラックコメディ作品!( ^∀^)

アメリカ社会で起きうる“秘密”

 結婚式を控えたカップルの出会った頃からどういった日々を送ってきたかを映し出す冒頭からスタート。チャーリーはカフェで本を読んでいるエマに一目惚れし、彼女が読んでいる本をネタにきっかけを作る。

 エマが少し席を外した隙を見て本の表紙を撮影しネットで検索するほど何かしらのきっかけを作ろうとしているが側から見たらストーカーと大差ない状態w( ´∀`)

 勇気を振り絞って声をかけるも見向きもされず「初っ端からやらかした…( ;∀;)」と思っていたら、彼女は右耳が難聴で聞こえず左耳にはイヤホンをして音楽を聴いていたようでそもそも気づいていなかったのだww

 予想外の展開に慌ててしまったチャーリーを見兼ねてエマが「最初からやり直す?」と提案。機会を与えてもらったチャーリーは元いた席に戻りこうして2人の出会いが幕を開けたのです。

 時が経ち、結婚式の段取りを進めながら式で話すスピーチの内容をお互い考えながらチャーリーはエマの「おかしいけど笑い声が好き」「優しくて思いやりがある女性」などの“彼から見た彼女の姿”を文に認めます。

 その後、エマの過去について暴露した結果チャーリーが見ていた彼女とは全く違う彼女が頭の中に刷り込まれていきます。

 美人で思いやりがると思っていた恋人が実行自体はしていないものの銃乱射事件を画策していたなんてショッキングですよね(゚ω゚) 銃社会であるアメリカで起きているイメージはありますし、変な言い方ですが身近にある事件ではあるのかなと。

 ただ友人夫婦の暴露は「野良犬が襲ってきた時に元カノを盾にした」「子供の時に近所の子を森のガレージに閉じ込めるイタズラをした」みたいな最悪だけどさもありな内容。チャーリーは「ネットでいじめをして家族ごと引っ越した」とかなり悪質ではあるが日本でもいじめ問題はあるしエマへの期待値で「ふ〜〜ん」って感じで感覚バグってましたww( ´ ▽ ` )

 そしてエマの番になり彼女の口から「銃乱射事件を計画して実行する手前までいった」と。未遂に終わっているし荒れていた年頃の失敗談的な感覚で発言したかもしれないですが、友人の親戚が銃乱射事件で車椅子生活になってしまったことを言われ笑い事ではなくなってしまいます。

 エマ自身は実際に実行していないにしてもそれを計画すること自体がまぁ普通とは言い難いことですから罵倒されちゃいます。この暴露から友人との関係だけでなくチャーリーとエマの関係にも亀裂が生じ始めることに…。

 チャーリーの場合は目に映る恋人が頭の中で想像する姿とリンクしている状態だからこそ笑い声がおかしくても好きなままでいるのではないでしょうかね?そこに事件を起こそうとした新しい側面が登場して今まで見ていた彼女が偽りでサイコパスな彼女が本物なのでは!?という疑惑からストレスをめっちゃ抱えてしまいます。

 自分がその立場にいても胃に穴が空きそうだな_:(´ཀ`」 ∠): 結婚式はたくさんの人を呼んで盛大にやるつもりでいるからキャンセルできそうにないし、とはいえ幸せな気持ちになれるはずもないから式の準備に関する打ち合わせなんかでも自然な笑顔を出す事ができないんです。

 エマ自身も同時期に起きた銃乱射事件で同級生が亡くなってしまったからやめたわけですがそうじゃなかったらやってたかもしれないんです。 と言ってもやった側の境遇次第では肯定してしまうところもあるなって感じちゃいますね。

 学生時代に引っ越した先で友達ができず悪口を言われたりしたエマはいじめられていたわけです。その子達に対して何かしたようなシーンもなかったので余所者に対しての洗礼的なものかと思われますが、いじめを受けている側はただ生きているだけで地獄だと思うんです。

 両親も家にいない時間が長いのか食事代をメモと一緒に置いているシーンがあり相談できる家族も近くにおらず事件を計画するに至ったのを見ると事件を起こそうとした部分だけを切り取ってしまうのは勿体無い気がします。

 友人側は自分の親族が車椅子になっているのを見ているから罵倒する気持ちもわかりますけどね。ただお互いいい大人になってちゃんと中身を掘らずに拗れて行くのはなぁ…。

 エマが暴露内容について話したがらないからチャーリーとも友人とも和解できないので「さっさと話し合いをして解決しろよ」って気持ちが沸いちゃいました。結構背中痒い感覚があったのでスパッと解決したいタイプの人には「あ〜〜〜〜o(`ω´ )o」ってなっちゃうかもしれないですね。

過ちを抱えながらやり直す勇気

 この作品を見ていくとおいおいわかってくるのですが、キーとなるのは「エマが暴露した秘密の内容自体」じゃなく「やり直すことを選べるか」という部分。

 人間誰しも大なり小なり失敗しますよね。仕事だけじゃなくプライベートでも何かしらの失敗をして恋人と別れることになってしまったなんてことがある人も多いのではないでしょうか。まぁ最近は相手に求める恋人像が美化されすぎててすぐカエル化するようなおかしい社会になってますが( ´∀`)ハハッ

 チャーリーとエマが付き合うきっかけとなったカフェのシーンや暴露後に行為をしようとした時にチャーリーは元気になれなくてエマの口から出た「最初からやり直す?」という提案。

 やり直すのを選んでも知っている過去を無かったことにはできないし個々の頭の中から無くすこともできないわけです。それでもやり直してぐちゃぐちゃだったものを整形する胆力と勇気があるのかってことなのかな。

 今作の場合は愛していた恋人と離れる決意をしてもおかしくはない過去を知ったわけですが、チャーリーはなんとか修復しようとも考えます。周りからはビビりなだけと見られているかもしれないですが、やろうとした理由やもう更生したのかってのも見た上で結論を出してもいいとは思うんです。

 さまざまなことを整理した上で関係を終わらせずにやり直す選択をするのってかなり勇気がいることですよ!再開場所が0じゃなくてマイナスになるのがほとんどでしょうから信頼関係を築き直すのって生半可じゃない。

 しかも今回はエマの過去だけでなく、それを知ったチャーリーが友人側との関係修復を結婚式の準備しながらやってるんでめっちゃ多忙。普段の仕事も疎かにできないですからそれ込みでやっていて限界が来てしまいます。

 しまいには同僚にエマの過去のことを「もし君の恋人が〜」という仮定の話で相談し、滅入っているところに手を差し伸べてくれたから関係を持とうとしちゃうんです。エマの失敗を知ったチャーリーが新たな失敗を自分で作り上げてしまったわけです(´ω`)ナンテコッタ

 チャーリーは暴露話の時に言ったイジメを悠に超える最悪をここで更新しちゃいました。結婚式で同僚の彼氏に頭突きされて鼻血ダバダバ出してシャツを赤く染めた姿のまま、エマと式の後に行こうと話した店にバーガーを食べにいきます。

 そこに式を騒動時に飛び出したエマもやってきてチャーリーの向かいに座って料理を待ちます。騒動について泣きながら謝罪するチャーリーに行為出来なかった時と同じセリフを言い始めるエマ。これをここで出来るのはすごいわ!

 エマは銃乱射事件のことでチャーリーに嫌われると思っていたし、そのことで追い詰めていたとも思っているはず。現にチャーリーが同僚に手を出そうとしてるわけですからね。それでも好きな人との関係を終わらせるんじゃなくてもう一度築き直すことをそこで選択したんですから。

 不貞行為1回くらい許せよって言うわけではないですし、私自身されたら法治国家でできること全てを総動員してやろうとか思うんで(゚∀゚) そういうのを許すことができない側なので2人のなおやり直そうとするのはすごいですね。って考えるとやり直すかそうじゃないか別れそうな作品です。相手を許すのってなかなか難しい…。

最後に

 メインキャラのゼンデイヤとロバートの演技も良かったですが友人夫婦の演技もなかなか良かったです。チャーリー越しで友人になった女性サイドは昔からめっちゃ仲のいい親友とかではないので話し合いの場を設けようともしないのがポイント高かったです。

 親戚が被害者って設定もあったからより場を設けないよなって納得できました。それが無ければ一度4人で話し合うシーンが入ってもおかしくはないですから。

 暴露の内容が他の映画作品には無いものですし、未遂に終わったとしても犯罪行為の手前まで行ってなお「リカバリーできると思う?」という製作側の挑戦状みたいに見えちゃいましたw

 ところどころ笑えるブラックシーンもありましたがきっかけとなったエマが一方的に悪い作りになっていなかったのでバランスも良かったかもしれないです。エマが計画を実行してそれを秘密にしてたとかなら100%悪いですが、未遂に終わっているしイジメられていた過去もある。チャーリーも彼女の学生時代の写真を見たことあるから思うことはあったんじゃないかな…。

 自分の中にある相手(想像)と少しでも違ったら突っぱねるのは良くないですね。拒否反応を起こすのは自然な反応とは思いますが事情を聞いた上で関係を続けるかやめるかを決めてもいいかなと。

 友人と一切連絡が取れなくなったから仕事に関しても関係を絶ったのにそっちは続く前提と思っていたのも驚きではあるかな。仕事は関係ないだろ!って言われても仕事で使うメールすら反応しなくなったら「あ〜、もう関係を持つことないな」って思いますもん(゚ω゚)

 なんかいろいろと考えさせられたな(´・ω・`) 大人だからこそ話し合うことって大事なのかもしれない。言葉を扱って意思疎通を図れるからこそ飛ばしちゃいけないプロセスなんでしょう。

 いやぁ、面白い作品でした!エマの暴露は日本にはない社会だからこそのことだったから驚いたし、ストレスで壊れていくロバートも良かったです!

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ

評価:4.0

記事を書いた人

普段はITエンジニアとして働きながら気になった新作映画のブログを書いています。

鑑賞した作品を国語成績2/5ながら「なんとか良さをお伝えできれば!」と思いながら書いてます!

 

気になる映画の一参考にしていただけたら幸いです

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