
これまで数々の“リベンジアクション”作品が世に放たれ、多くの方が好きなジャンりの1つになったのではないでしょうか?
主人公が大切な家族を失うことで復讐を決意し、相手をボコボコにしていく姿は爽快なシーンがたくさんあるため見ていて飽きない人も多いかと思います。
あと純粋に主人公の無双っぷりが気持ちかったりもしますよね。人によっては主人公無双は戦闘が簡単に見えてしまうと感じることもあるでしょうが、とはいえスッキリするところも多い。
最近ではただ主人公が復讐をしていくのではなく別の要素を入れたりなんかもします。『ジョン・ウィック』なんかは主人公がめちゃくちゃ強いんだけど組織がデカくて普通にボコボコにされてまたリベンジ!なんてこともあったり。
ただ基本的に登場する人物は何かしらのコミュニケーションをとる前提でストーリーが構成されていますが、今作は主人公が一切喋らない…いや、喋れない設定というぶっ飛びぶり!
しかもスローモーションを駆使した激しいアクションを得意とするジョン・ウー監督と『ジョン・ウィック』の製作陣がタッグを組んじゃうって…(゚ω゚) ぜってぇ面白いだろ!? こんなの見るしかなくないか!?って思っちゃいました。
そして同日に気になっていた別のリベンジアクション『アマチュア』も公開されるというねww リベンジアクション大好き人間の私にとっては天国でございます٩( ᐛ )وヤッター(脳死)
主人公が喋れないっていう縛りでストーリーを構成するってどうやるんですかね?アクションと映像で満足させるしかないように思えますが何か秘策があるのか?単純にアクションドンぱちで気持ち良くしてくれるのか?
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
『男たちの挽歌』シリーズや『レッドクリフ』などの有名中国映画を生み出した『バイオレンスの詩人』ジョン・ウー氏と、2014年に公開されキアヌ・リーブスのアクションが魅力的で2023年公開の第4作で主軸シリーズとしては完結した『ジョン・ウィック』シリーズの制作スタッフがタッグを組み生み出された作品。
幸せなクリスマスイヴの日にギャングの抗争に巻き込まれてしまい、最愛の息子を失い自身も重傷の末に声を失ってしまった1人の男。“悲しみ”と“絶望”を叫ぶことすらできずその気持ちはやがて“憎悪”へと姿を変え翌年のクリスマスイヴにギャングへ復讐することを決意する。
主人公の男を『ロボコップ』(14)のロボコップや『スーサイド・スクワッド』シリーズ(16〜21)でヴィランたちをまとめるフラッグ大佐を演じたヨエル・キナマンが担当。
他には歌手、音楽プロデューサー、俳優として活躍するキッド・カディ、『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ作品『バレリーナ:The World of John Wick』に出演するカタリーナ・サンディノ・モノレ、『MEMORY メモリー』(22)のハロルド・トレスなどが出演する。
主人公が喋れないという縛りの中で激しいアクションとどのような構成で出来上がっているのか注目の作品!『ジョン・ウィック』シリーズの制作陣が加わったアクションは気になります(゚ω゚)
あらすじ
幸せな一日になるはずだったクリスマス・イブのその日、ギャング同士の銃撃戦に巻き込まれた男は、目の前で愛する我が子の命を奪われる。
自らも重症を負った男は、なんとか一命をとりとめたものの声帯を損傷。絶望を叫ぶ声すらも失ってしまう。声なき男の悲しみはやがて憎悪へと変わり、悪党どもへの復讐を決意するのであった。
ギャング壊滅の日は次の12月24日。聖なる夜に、誰も観たことのない壮絶な復讐劇が幕を開ける。
※引用元:KLOCKWORXより
感想
主人公が喋るシーンが全然ないのをド派手アクションでカバーしたリベンジアクション。激しい銃撃戦でギャングを次々と倒していくのは爽快だけど前段階が長め。普通のお父さんが大勢へ復習すると考えれば仕方ないけどそれでも長いかな(´ω`)
めっちゃ激しいアクションとめっちゃ喋らんキャラたち
首に鈴をつけトナカイの柄にモコモコの鼻が縫い付けられているセーターを着た主人公がめっちゃ走るところからスタート。手には血が付着し走るたびに鳴る鈴の音はクリスマスのトナカイがやってきたのを想像させる。
車で銃撃戦を繰り広げるギャングを追いかけ反撃をするも銃を前に成す術なく首を撃ち抜かれてしまう。撃ってきたギャングの顔には切り傷を連想させるタトゥーが無数に刻まれている。
冒頭から激しいアクションで始まり、主人公が声を失うきっかけを描いており、「こうやって喋れなくなったんだな」という印象を先に植え付けてきました。
これを初っ端にやってきた理由は見ていけばわかるんですが、“マジで主人公が喋っているシーンが全然ない”という点。
個人的に予告見てた時に思ったんです(´ω`) 「喋らないキャラ設定はあるけど回想とか発声できる機械とかで喋るタイミングはあるんじゃね?」って…。
そんな考えは甘かったと見終わって思いました(´・ω・`) マジでお父さん喋らないじゃん!息子と戯れる回想シーンは喋れる時だし会話くらい入れるかと思いきや、笑い声しか聞こえてこない。「あはは」とか「ふふっ」とかしかなくて「ここでも喋らせてはもらえないの!?」って驚き!
ただちょっと違和感なのは主人公以外も喋らなさすぎる。奥さんも回想シーンの子供もですが敵もセリフというセリフがあんまなくて、多分警察の無線が一番喋ってるんじゃないでしょうかね(゚ω゚) ちょろっと喋るところはあるけどここまで限定的にするのもどうなんだろう…。
でもこれはこの監督だからこそ出来る構成なんじゃないかな。ジョン・ウー監督みたいにアクションがめっちゃ詰め込まれている作品を出している人+ジョン・ウィックの製作陣だからこそのやり方なのかもしれないですね。
もうちょい喋れよと思う点はあるもののアクションはやはりすごい!
実は「主人公が元〇〇の構成員でめっちゃ強い」ってわけでもないので一から自分流で訓練していき、単身でギャングの抗争や本拠地に突っ込んでいく姿はカッコいいです。 やっぱ主人公役のキナマンがかっこいいんだよな( ´∀`)
鍛え上げられた肉体もすごいし、カーアクションや銃撃・爆撃戦、近接戦闘もガッツリ盛り込まれているから見応えありますね。
喋らないっていう特徴?不便さ?を入れているけどそこもカバーはできているんじゃないでしょうか。
素人がギャングに復讐するのは生半可じゃない
息子がギャングの抗争の被害者となり復讐を決意するわけですが、主人公の職業は電気工事士?なので大人数相手に戦うなんて出来るわけないんです。しかもギャングだから武器持ってるから1人で立ち向かうとなるとしっかり準備しないと無駄死にで終わってしまう。
なので決戦の日を次のクリスマスに設定して約8ヶ月くらいかけて準備を進めていきます。銃の扱いや車の調達、ドライブングテクニックも全て1人でやって息子の敵討のために着々と進めていきます。
ただその代償は準備の時間だけではなく愛する妻も離れていくことに…。息子が亡くなってからまともな会話もすることがなくなるし、日中は復習の準備で部屋に篭りっきりで何やってるか話そうともしないから仕方ないですけどね。
少しでも話をするタイミングがあれば別の道があったかもしれないですが、息子も声も失った彼にはただ相手への復讐しか頭に残っていない状態。筋トレと銃の訓練だけを黙々と続けている姿は「この復讐で自分はどうなってもいい」という姿勢を感じられます。
ギャングに復讐をすることがメインなんだけど、ギャングが存在していることで息子が亡くなったので彼らを根絶やしにしない限り同じような被害が出かねない。なので敵は撃つけど後片付けは警察に任せるために逮捕できる証拠も収集しながら実行日に備えていたんですね。
かなりの数を相手にするし頼れる仲間がいるわけでもない。そんな状況の中で戦っていくポテンシャルの高さは良いし、ただの「主人公最強!」作品とかではなくジョン・ウィックみたいにめっちゃやられるからこそ見てて飽きないのかなと。
最後に
戦いが終わった後に決戦へ向かう前に用意した妻宛の手紙が出てきますが、正式に離婚したようには見えにくいんですよね。定期的に連絡は取り合ってる描写があったし主人公も愛し続けていたからギャングとの戦いに巻き込みたくないってのがあったんでしょう。
もしギャングの構成員が仕返ししにきたら狙われるかもしれませんから予め距離を置いたりしたのかもしれないですね。
作中の曲や抗争自体がクリスマス時期に繰り広げられているからキリスト教の何かしらの要素も盛り込まれているかもしれません。私自身キリスト教じゃないしクリスマスの中身について詳しいわけじゃないのでわからないですが…(´ω`)
監督のジョン・ウーがカトリックらしいので作品にその要素も追加している可能性はありますね。
ただ感想の初っ端に書きましたが素人が力をつけるまで時間がかかってしまうのが少しネック。息子を失った喪失感を抜け出すのにも時間がかかるし、入院してて体が鈍ってしまったのを取り戻す+鍛えるってのも時間がかかってしまうから仕方ないんですけどね。
間は結構省かれて入るものの準備が長い分、最後に決戦をギュッて詰め込んでいるので戦うのをメインで見る感じではない気がしてきてしまう。
予告にアクションシーンをバンバン盛り込んでいるのでシーンが長いのかな?と期待していたんですが割合としてはそんなですね。
アクションはメインなんだけど息子を失った悲しみとかで泣けてきちゃう箇所もあって結構いろんな感情が入り混じる構成になっているんです。
たとえ死んでしまおうが息子を殺されたまんまじゃ終われないという執念が詰まったリベンジアクションでしたね。こういう血生臭く散っていくのも好きです( ^ω^ )
ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ
評価 ☆☆☆★★3/5
