2006年に公開され、「働く女性」を描いたあの名作『プラダを着た悪魔』の続編がついに公開でございます!
作品の認知度はめちゃくちゃ高くてアカデミー賞でメリル・ストリープとアン・ハサウェイが一緒にいるだけで「あのコンビだ!」ってなるくらいだし、当人も作中のセリフを使って寸劇するなど愛され続けている作品でもあります。最近ミランダのモデルになったアナ・ウィンターも出てましたねww
私があの作品を初めて見た時はまだ若くて働いている人の目線んだったり、タイトルコールまでに映し出される朝の身支度で「面白い!」と感じることは出来ませんでしたが、大人になって見返すと冒頭でハートを鷲掴みにされてしまう!(゚∀゚)
それだけでなく岡田斗司夫さんがYouTubeで作品の解説動画をあげていたりするんですが、あれを見るとさらに深く知ることができて、この作品の良さがより引き出されるんですよ。
よければご覧ください!↓
メリル・ストリープも75歳を超えていますから、この作品は今作までになるんじゃないでしょうかね?それかアン・ハサウェイにバトンタッチして書くのも面白そうだなって勝手に妄想していますww( ^ω^ )
あの就活生だったアンがどんな姿になっているのかも気になりますし、今作でどんな旋風が巻き起こるのかも楽しみの1つ。
予告ではスタンリー・トゥッチ演じるナイジェルがアンの服?を選んでましたねw 「フェンディが必要だ」って言いながらウォークインに入っていくところはまんまあの時じゃん( ´∀`)
ってなわけでさっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
2003年に小説家:ローレン・ワイズバーガーがファッション雑誌『ヴォーグ』編集長アナ・ウィンターの経験を踏まえた『プラダを着た悪魔』を刊行。2006年に映画化され主人公のアンがファッション業界の高い“ライフステージ”を覗き見るのが特徴的な作品となっています。
ちなみに小説の著者であるワイズバーガーも作品の主人公のように『ヴォーグ』で編集長アシスタントをしていた経歴があるそうです(゚ω゚)ワォ
ファッション雑誌『ランウェイ』の編集長ミランダの元でアシスタントとして採用されたアンドレア(アンディ)は、完璧主義者のミランダに振り回され奮闘したあと報道記者となっていた。
報道記者になったアンディだったがミランダとアートディレクターのナイジェルに危機が訪れたことを知り、雑誌編集部のエディターとしてミランダの元に戻ってくることに。
アンディが加わることでミランダとナイジェルに降りかかった危機を切り抜けることができるのか!?
主演であるミランダ、アンドレア(アンディ)は前作で演じたメリル・ストリープとアン・ハサウェイが続投。 彼女たちだけでなくミランダの第1アシスタントだったエミリーとアートディレクターのナイジェルもエミリー・ブラントとスタンリー・トゥッチが担当しています。
他には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のジャスティン・セロー、『TENET テネット』のケネス・ブラナー、『プラダを着た悪魔』のトレイシー・トムズなどが出演する。
前作公開から20年ぶりとなる続編。どんなストーリー展開で作中に前作を思わせる構成があるのか!?今年公開作品の中で現時点で一番期待値の高い作品です!
あらすじ
ファッション雑誌『ランウェイ』で編集長を務める悪魔のようなミランダ・プリーストリーと、ミランダの元アシスタントであるアンドレア・サックス(以下、アンディ)。
かつてアシスタントに採用されたことで、厳格かつ完璧主義なミランダの元で奮闘する日々を送っていたアンディは、現在は報道記者であった。
その日、ミランダとその右腕ナイジェルが雑誌存続の危機となっていることを知ったアンディは、同雑誌編集部に特集エディターとして復帰する。
また、同じくアシスタントであった同僚のエミリーと再会するも、エミリーはラグジュアリーブランドの幹部として同雑誌存続の鍵を握る存在であった。
ファッション業界では大旋風が巻き起こる今、予想外の事態に変わっていく。
※引用元:wikiより
キャラクター<俳優名>
アンドレア・サックス(アンディ)<アン・ハサウェイ>
ジャーナリストを志し、約20年前、世界的に有名なファッション誌「ランウェイ」に勤務。編集長ミランダの第2アシスタントとして、彼女の要望に悪戦苦闘しつつ、人間としても成長。「ランウェイ」を辞めて自分の夢を追求することに。報道記者として活躍していたが、あるきっかけから特集エディターとして「ランウェイ」に戻ってくる。
ミランダ・プリーストリー<メリル・ストリープ>
トップファッション誌「ランウェイ」の“悪魔のような”カリスマ編集長。業界のカリスマであり、すべてにおいて完璧主義を貫こうとする。前作でアンディをコキ使い、この続編で彼女と再会しても当時のことをまったく覚えていないのが「らしい」。一方で仕事にすべてを捧げているため、知られざる悩みを抱えていたりも……。
エミリー・チャールストン<エミリー・ブラント>
かつてのミランダの第1アシスタント。前作ではアンディに冷たい態度もとりつつ、ミランダにどう対処すべきか、自分が働く姿で見本を示した。そんな彼女も今やラグジュアリーブランドの幹部。「ランウェイ」の存続の運命すら左右する立ち位置で、物語を大きく動かす。
ナイジェル・キプリング<スタンリー・トゥッチ>
ミランダが絶大な信頼をおく「ランウェイ」のアートディレクターで、ミランダが最も信頼を寄せていた存在。彼のさりげないアドバイスが、アンディの仕事への向き合い方も大きく変えたという意味で、前作のキーパーソン。自分の昇進を潰したミランダを恨んでいるはずだが、その確執も長い年月で修復された?
リリー<トレイシー・トムズ>
アンディの親友。ニューヨークのアートギャラリーを切り盛りするアーティスト。気さくな中にジョークで毒づく“ニューヨーカー”。ミランダの無茶な要求に振り回されるアンディだが、リリーもその影響を受け友情も徐々に…。
アーヴ・ラヴィッツ<ティボル・フェルドマン>
「ランウェイ」を抱える親会社の社長。ミランダのさらに上に立つ経営トップで、ミランダの編集方針に厳しい目を向け、裏で編集長の交代を考える。
※引用元:FashionPressより
感想
時代の変化に振り回されながらもやっぱり『この仕事が好き!』なキャリアウーマンたち。時間軸を変に変えることなくちゃんと前作の良さを残し、アンディの成長ぶりも盛り込まれていて最高の続編でした!!\\٩( ‘ω’ )و ////
時代が変わっても丸くはならないミランダ
作中でも20年が経ち雑誌『ランウェイ』は100周年を迎え、アンディは夢だったジャーナリストとしてバリバリ働き賞も受賞したが突如会社から解雇通達されてしまうことに。同じタイミングでミランダのスキャンダルがありランウェイの信頼が失われていってしまう。
そんな中、アンディの元にランウェイの出資者であるアーヴから連絡があり、ランウェイの編集部へのスカウトを受けることになりミランダと共に仕事をすることになるというのが今作の流れでございました。
作品側でもアンディが「2006年に働いていた」と言っており、20年の経過が適用されていいる状態。前作からちょっとしか経ってないみたいな構成ではなく20年がちゃんと経っていてアンディもジャーナリストとして成長している設定を盛り込んでいたのはめっちゃ良かったです。
現実の時間軸に準えているから見ているこっちも前作を振り返ったり「もう20年経ったのか!?やばっ(゚ω゚)」って時間経過を入れることで「同じ経験を私たちもしてきた」のを理解させ作品に引き摺り込んできます。やっぱキャラと同じ目線に立った”体験”って映画に没入しやすいんですよね。
そして20年も経っているから昔のような会社の在り方から変わり、コンプラとかがかなり厳しきなっている。 現代社会でも「〇〇ハラ」とかに引っかかるから話す内容とかも気をつけていますよね。
物事をズバズバ言っちゃうミランダだけ免除というわけにはいかず、会議中も発言をチェックされており時代の変化を感じてしまいましたw アシスタントの顔色を伺いながら発言したり、自分のコートを自分で掛けている彼女を見るのはかなり新鮮でしたね( ´∀`) アンディも驚いてましたww
時代の変化は個人を待ってはくれませんからミランダも不満そうにやってはいるものの、彼女の行動や発言自体が丸くなってしまったわけではないのはかなり嬉しかったです!
あの地位まで上り詰めた彼女のプライドが押し込まれて物腰柔らかくなってたりしたらかなりショックでしたが杞憂に終わって良かった。
人も同じように変わっていくものではありますが、彼女の場合は何もかもガラッと変わるのではなく要素を残しながら時代に合わせた面も加わってうまく収められています。
業界によっては私たちが知らない新しいものが次々に出過ぎて追いつけないなんてこともありますからね。IT業界に身を置く私自身も毎日ひしひしと感じていますw 数日でガラッと変わっちゃう業界なので(゚ω゚)
ランウェイに限らず年月が経てばただのブランドではなく伝統や歴史といった重みが増し、より顔に厚みが増していきます。
それってブランドの成長だけでなくそれを作り上げてきた人たちの成果が形として形成された証でもあり「残し続けたい!」と思うものではないでしょうか。だからこそミランダ自身はスタンスを変えないしこれからも仕事をやり続けることを決意するのかなと。
あらゆる犠牲を払って周りから叩かれようとも自分を貫き結果を残す、そしてそれを守り信頼する次にバトンを渡す。なんか当たり前の流れなのに全部カッコいいですわ!( ^∀^)
“大人”になったアンディのライフステージ
なりたい職業になりキャリアを積んできたアンディ。前作では名門大学を出てファッションについて何も知らない、それでころか「着れたらいいでしょ」くらいのスタンスだったのがもうすっかり大人になってキャリアウーマンに。
若い時にミランダの元で働き成功していったシンデレラかと思ったらこの作品ってそんなキラキラしたものではないんですよね。
ジャーナリストとして成功して賞を取ってもある日突然メール1つで解雇になる。そんな厳しいアメリカ社会の中でもがき続けるというかなりハードなサバイバルを生きているんです。
こういった日本では考えられない日常がよりリアリティを引き出し、キャラクターの乾きやチャレンジ・ハングリー精神を掻き立て面白くしてくれる。成功する人って何に対しても全力だなって改めて考えさせられます。
「ランウェイの編集部」という舞い込んできたチャンスに挑戦しても業界が違えば今まで取ってきた賞なんて役に立たない。アンディが書き上げる記事はめっちゃいいものと評価されるけど「それをどれだけの人たちが読むのか」にフォーカスしている時代だとなかなか成果が出せなくなってしまう。
現代社会でも同じですよね。活字ばかりの文章ではなくサクッと読めたり見たりできる媒体が伸びて、本などがかなり姿を消していく。記事の評価が「中身の質」ではなく「クリック数、閲覧数」にスイッチしてアンディの前に壁となって立ちはだかります。
そりゃそうですよね。彼女が取った賞って「そのジャンルを読む人が評価する」わけなんで読まれるかどうかを心配する必要がないんですよ。 それとは違いランウェイの場合は「今までの読者はそのままに新規を取り込む」とハードルが上がっているので。
この困難があるからこそ「シンデレラストーリー」ではなく「仕事をするヒューマンドラマ」として私たちに刻まれ今でも多くの人の評価を得ているかなって感じます。大人になれば誰もが仕事をするし彼女と同じような壁にぶち当たりますからね。
そして前作からある「アンディの外見が成長していく様子」も残り続けています。
20年前は洗面台にしかなかった鏡が増え、家のグレードも上がり昔より高いライフステージに立っています。
だけどエミリーやミランダ、ナイジェルにいろいろと指摘され変わらない面も多い。エミリーは眉毛をいじってましたねw
仕事に関する成長は賞や書いた記事、周りからの評価でわかるものですが、その人自身が自信を身につけたり変わったように見えるのって「外見」なんですよね。 対峙した人が会話などせず最初に目から入った情報だけでわかる部分ですから。
だからこそエミリーは「自信に満ちている」って褒めたりしたわけです。あの髪や眉毛ボサボサで服?って思われるような布を身につけて人前に出ていた人物がドレスコードをしていれば前から変わった!って思いますもん( ´∀`)
ランウェイにいた頃の経験から「パンツスタイルの着こなし+ジャーナリストとしての経験値」が積み重なって重みを増してますから見ているこっちも変わった彼女の姿に高揚感を得ました。
個人的に時間の経過とともに彼女たちの変化や見ている自分自身の変化を映画を見ながら考えられるなんてやっぱ面白いなって感じます。作品自体のコンセプトや歴史がマッチしないと体感できないですからね!
最後に
時代の進化でAIなどのDX化が進んでもやっぱり「人との繋がりや信頼」って仕事をする上では大事ってのも今作に取り込まれていました。日頃使っている身からしたら確かに便利だし仕事を簡略化できるからいいことばかりって思いながらもどこかで人が介入しないといけないし補い合わないといけないってのを感じました。
確かにハラスメントで誰かが傷つくことがあってはいけないと思いますが、過度になりすぎて人間としてのいいところも一緒に消してしまっているのではないかと。
時にはぶつかり何か失敗があっても助け合い研鑽し合う関係ってビジネスでも大事ですし、個人が人として成長するにも欠かせないものなのではないでしょうか。現代社会では一切成長できないってわけではなく「人」に飛び込む必要性を欠いているのが問題ではないかなって…。個人的な考えですけどね(´-`)
あと大人になって分かったナイジェルという存在の大きさ。ミランダは多くの人が離れていくのを経験し、なかなか誰かを信頼することが難しい中、彼だけがずっとついてきてくれてます。
信頼をおき彼のことをわかっていると思っているのとそこまで深い会話をすることがないから自分の行動が彼の思っている形ではないことに気がつかない。
でもミランダが「引き際」を理解し変わることでステージが変わっていきます。今までと同じキャラがそのままの状態で終わるのではなく少しではあるものの変化の一歩を刻んだのは新たないい変化ですよね。
そしてエミリーの存在もデカかった。今作ではミランダたちと違う立場ではあったものの、アンディを導く先輩的立場なのはよかったです。それだけじゃなく「友達になりたい」なんて可愛いとこあるじゃんか!ツンデレかよw
本当はアンディがランウェイを去ってすぐに電話したってことでしたが出れるわけないですよね。携帯を噴水に捨てちゃってたんで( ^ω^ ) 同じ年代で共に仕事してきた“エミリーたち”ですから時が流れ子供ができ家庭を持っても関係を続けられるっていいことだ!
ストーリーもシーンが切り替わるたびに変わるコーディネートも作品の味をそのままに残しており、「続編だからちょっと劣っちゃうよね」って感覚も無しに楽しく鑑賞できました!
最後はアンディがミランダたちと同じステージ(ビルの階)に立ったとこはちょっと泣けたな( ;∀;)
ってなわけでまた次回
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