映画『ひつじ探偵団』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ “頭”を使うフワモコたち

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ハリウッド映画でちょいちょいあるのが、大物俳優をちょい出しして出番終了したり、早々にフェードアウトさせるなどの豪華な使い方。

 高いギャラが発生してるはずなのにその尺でいいんだ!?って見てる側が感じたりしますが作品によってはそれが吉だったりしますよね( ^ω^ )

 今作は羊飼いを殺した犯人を羊が追いかける物語なんですが、その主人がまさかのヒュー・ジャックマンなんですよ!

 あらすじで死んじゃうの分かってるのでどのくらい出番があるかが気になってしまう。

 しかも今作の監督が『ミニオンズ』を手がけたカイル・バルダ氏が製作するそうです。

 あの笑えるアニメを作った人だったら絶対笑わせるくるでしょ!(゚∀゚) 予告の時点で結構面白くて期待値高めなんですよww

 羊たちがどうやって犯人を探し出すのか!?

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

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作品情報

 小説家レオニー・スヴァンが2005年に刊行した小説を原作としAmazonとソニーの配給で公開される今作。

 小説は推理小説を対象とするドイツのフリードリヒ・グラウザー賞で新人賞を受賞しています!

 イギリスの田舎町で羊飼いをしているジョージがある日、遺体となって発見されてしまう。

 警察は“不運な事故によるもの”として処理しようとしたが、毎夜探偵小説を読み聞かせしてもらっていた羊たちは「犯人がいる!」と捜査をすることを決意する!

 羊飼いのジョージを演じるのは『X-MEN』シリーズのウルヴァリンや『ザ・グレイテスト・ショーマン』(17)のヒュー・ジャックマン

 他には『ポルターガイスト』(15)のニコラス・ブラウン、『シンデレラ』(21)のニコラス・ガリツィン、『アニマルキングダム』(16〜18)のモリー・ゴードン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・トンプソンなどが出演。

 大好きな主人の命を奪った犯人は誰なのか?ひつじたちの頭を使った推理が今始まる!

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あらすじ

 イギリスの田舎町で、愛するひつじたちと共に一人で暮すひつじ飼いのジョージ。彼は毎晩、たくさんのひつじたちに探偵小説を読み聞かせています。

 彼らが物語を理解し、その時間を楽しみにしていることも知らずに・・・

 ある日、そのやさしいジョージが死体で発見されます。これが事故だと信じようとしないひつじたちは、最も賢いリーダーのリリーを筆頭に、老若雄雌!?のひつじたちが結束して捜査を開始!

 手がかりを追ううちに、ジョージには47億円の巨額な遺産があったことが発覚!

 みんな、みんな、あやしい!

 果たしてひつじたちは犯人を見つけ出し、愛するご主人の無念をはらすことができるのか??

※引用元:公式HPより

www.youtube.com

感想

ちゃんとミステリーとして作り込まれてるし、まさかそんなとこに犯人が!?ってなる。羊はフワモコで可愛いだけでなく犯人を探す過程に動物らしい笑える要素も入ってて楽しい一作でした!( ^ω^ )

子供映画ではなく本格的!

 羊飼いのジョージがある夜亡くなってしまい、自殺として処理されるかと思いきや毒が検出されたことで犯人探すこととなる今作。

 主人を殺した犯人を捕まえるために羊たちが可愛い姿をスクリーンで繰り広げるだけかと思っていたら、全然そんなことはなくちゃんとミステリー作品として作られており犯人の予想が全然できなかったですww( ^∀^)

 可愛い羊たちが登場するしリアルなCGなんだけどちゃんとほっこりもできます。 ただそれだけじゃなくて容疑者候補が複数人いる中で犯人の予想がしにくいように構成されており、そこに羊という癒しキャラを付け加えています。

 しかも羊たちも推理に参加するので彼らの捜査過程も見ていて面白いw 今まで牧場の外に出たことのない羊たちが一歩踏み出して街中を練り歩き、動物らしく誘惑に惹かれるところなんかはミステリー作品というのを忘れてしまうお笑い要素なのでそのバランスがすごくいいです。

 原作小説を読んでいないので字だけだとどう表現されるのかがわからないですが、やはり映像となれば誰が見ても楽しめる。

 それだけでなく「動物の声は人間に聞こえない」という設定でリアリティの境界を守りながらどうやって事件を解決していくのかも上手く作られています。

 『名探偵ピカチュウ』なんかはピカチュウ以外に喋ることのできるポケモンが限られていましたが、人型に近ければジェスチャーなんかで制限なく伝えることができます。

 ただ今作に登場する羊はそういったファンタジーな姿をしているわけではなく4足歩行で何考えて喋っているかわかんないんですよ。それを彼らなりのアイデアで人間に知らせているのもリアルに寄せていて子供が見ても楽しめる一因かなと感じます。

 ストーリーが進んでいくにつれて画面に潜んでいた伏線を回収しながら解決へと導く、そしてミニオンを手がけた監督らしい「個性的な羊たちのドタバタコメディ」も見ていて飽きません。アニメーションのような表情や身体の形は表現されていなくても未知への恐怖だったり動物らしい考え方だけで笑えますね。

 冒頭のレオ・ザ・ライオンが「メェ〜〜〜」って鳴いたのもズルいですよw あんなイカつい顔なのに鳴き声通わすでしょ( ^∀^)

辛くても忘れるだけじゃダメ

 よく「羊が嫌なことを忘れる」という設定がフォクションやメタファーとして使われることがあります。ただ単に忘れるというよりも「忘れて前向きになろう!」的なニュアンスがあったりもしますね。たしかに忘れれば傷付くことはありませんからマイナスをゼロにリセットはできる。

 だけど作中では「本当にそれでいいのか?」という問いかけが発生します。

 何か悲しいことが起きると群れの中でも頭のいいリリーが扇動してカウントを取り、みんなで悪いことを忘れてしまうというシーンが多々登場。みんなが忘れて何事もなかったかのように過ごす中、事件解決のためにリリーと行動をよく共にするモップルは様子が違います。

 彼はみんなが何かを忘れようとしてもそのまま覚えているんです。何か悲しいことがあってみんなが忘れてしまっても彼だけが覚えていてずっと背負っている。

 他の羊たちと同じように一緒に忘れてしまえばいいと思うかもしれませんが、実は「悲しいことを忘れられるけど楽しかったことも忘れてしまう」のが怖いんです。

 忘れること自体を否定しているのではなく「忘れてもいいことと忘れちゃいけないことがある」から使い分けようって話。 最初自分たちの主人であるジョージの死を知りみんなでこの悲しい気持ちを忘れようとします。

 でも自分たちが大好きだった主人のこと亡くなったから全部忘れる方が幸せなのか?と言われれば確かに違う。悲しい気持ちを背負い忘れなければ耐え続けないといけないけれど、1度の悲しみが今まで蓄積された喜びや思い出に飲み込まれて失ってもいいとはならない。

 それに忘れずジョージの事件解決に進んだからこそ牧場外での経験や群れの仲間について知ることができたわけですからね。

最後に

 ミステリー要素と羊がかけ合わさっただけでなく、キリスト教のメタファー的要素も感じられる面白い作品でした!ただのメェ〜〜〜探偵映画ではなかったですねw

 正直なこと言うと全体的にはちゃんとしたミステリーなんですが、最後は割と無理やり感は出てしまったかな? 結構無理やり感があった気はします。

 といってもあまりに難しくしすぎても羊+ドジな警察官だけでは事件の解決には結びつきにくいのであれくらいがいいのかもしれない…。そのあたりの塩梅は結構難しいかも(´ω`)

 あとジョージが死ぬ直前に残した遺言書を弁護士が読み上げますが、あれってジョージの筆跡かと確認したの?たったりところどころあらさはあるんですよ。まぁ可愛い作品なので気にはなるなぁくらいないんですが…。

 予告の見た時に感じた面白さはそのまま感じることができたので満足です。人間と羊の絆だったりセバスチャンのことも結構グッときました。

 ってなわけでまた次回

4.0
記事を書いた人

普段はITエンジニアとして働きながら気になった新作映画のブログを書いています。

鑑賞した作品を国語成績2/5ながら「なんとか良さをお伝えできれば!」と思いながら書いてます!

 

気になる映画の一参考にしていただけたら幸いです

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