現代で公開されている映画でUFOや恐竜といった空想作品は”SF”といったジャンルに分類されることが多いかと思います。『ジュラシック・パーク』なんかは『ジュラシック・ワールド』シリーズという新章で公開されていますし、たくさんの方がこのジャンルの作品が好きな事でしょう。
そんな私もSF作品は大好きで子供の頃に頭で「どんな世界なんだろう…o(`ω´ )o」なんて考えたものです。ああいうのって考えるだけでも結構楽しいんですよねw
今作は製作陣に『アルマゲドン』(98)や『スター・ウォーズ』シリーズなどのSF作品を手がけてきたJ・J・エイブラムスがいるそうで、「これはおもろそう!」と目をつけていました。監督は『アンダー・ザ・シルバーレイク』(18)のデヴィッド・ロバート・ミッチェルだそうです。
監督について詳しくはないのですが調べていくと音楽の使い方やノスタルジー・孤独感なんかの描写が特徴的なんですって。えっ、恐竜映画は新境地じゃないか!?(゚ω゚)J・Jがうまくまとめてくれるって事ですかね?
予告を見る限りは「なぜか恐竜が住む時代に迷い込んだ家族がサバイバルせいかつ送る」って漢字っぽいですが、どんな結末に持っていくんですかね?
ジャンルからも「タイムトラベル的な展開で迷い込んじゃった!みんなで過酷な世界を駆け巡りなんとか無事に帰ってこれたぞ!」とかがまぁベタな展開ですよね。よくある展開だと思うんでどこかしらを捻ってはくるんでしょうが、新しいオリジナルの恐竜作品がどうなるか楽しみです!
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
『スター・ウォーズ』シリーズのJ・J・エイブラムスと『イット・フォローズ』(14)、『安打・ザ・シルバーレイク』(18)のデヴィッド・ロバート・ミッチェルが原作なしのオリジナル恐竜映画を製作!今までに公開されてきた恐竜映画とどのような差別化を図るのかも注目です。
平和な街で暮らす家族がある日不可解な現象に巻き込まれる。街は何も変わっていないように見えるが生活インフラが機能しなくなり完全に断絶されてしまうことに。
それだけでなく絶滅したとされている恐竜が街に現れ近隣住民を次々に襲い始める!いったい街に何が起きているのか?一家は過酷な世界でどう生き延び、この“異変”から脱出することができるのか!?
異変に巻き込まれる一家の父親を『スター・ウォーズ』シリーズでオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガー、母親を『プラダを着た悪魔』シリーズのアン・ハサウェイが演じる。2人の間に生まれた姉弟は女優だけでなく歌手としても活動するメイジー・ステラと『フランケンシュタイン』(25)のクリスチャン・コンヴェリーが出演。
特定のジャンルに縛られずさまざまな映画を製作していた監督の完全オリジナル作品。恐竜の住む世界へ迷い込んだ一家に平穏は訪れるのか!?(゚∀゚)
あらすじ
平和な街オークストリートで、平凡な暮らしを送るプラット一家。
しかしある日を境に、ついには不思議な現象が発生。ついには水道や電気が止まり町は断絶状態に。さらに、絶滅したはずの恐竜が街中に出現し住民を襲いはじめる。
はたして家族は、襲いかかる様々な恐竜から逃げ延び、異変から脱出することが出来るのか?
※引用元:公式HPより
キャラクター<俳優名>
グレッグ<ユアン・マクレガー>
一家の大黒柱でありながらも、ちょっとトボけた発言で家族からツッコミを受けるなど、人の良さと頼りなさが共存する愛すべき父。
デニーズ<アン・ハサウェイ>
グレッグの妻。大型肉食恐竜にライフル片手で立ち向かう。
オードリー<メイジー・ステラ>
グレッグとデニースの長女。
ブライアン<クリスチャン・コンヴェリー>
好奇心旺盛な息子。
スターバック
家族の一員である愛犬。
※引用元:FashionPressより
感想
めちゃくちゃ面白い恐竜映画!冒険が始まりそうなワクワクと肉食恐竜と対峙する緊張感に高揚してドキドキ出来る1作(゚∀゚)結末も「そう持ってきたかぁ」と思わせる内容だし全部が科学で証明されるわけじゃない“オカルト感”がより良いバランスになっていました。
これこそオカルトよ!
恐竜が登場する一番有名な映画作品といえば『ジュラシック・パーク』だと思いますが、今作は恐竜が登場するんだけど展開が全然違うものになっています。『ジュラシック・パーク』では科学の力を使って「現代に恐竜を甦らせた」という設定ですが、今作は逆に「一家が恐竜時代にタイムトラベルした」という違いがありました。
家族の誰かが何かしらの影響を受けてタイムトラベルし助けるために続いていったとかではなく、ある日突然街ごと時代を遡ったというのが大きな違いですね( ´∀`) 他の作品でも同じような設定があるでしょうが正直あまり見たことなかったのでまず差別化できてて良きポイント1個目です。(そんな何個も書く予定はないんですがw)
舞台となっているのは1980年代のオークストリートで、現実でもこの年代はオカルト系のブームが70年代から続いていたので科学的に証明できないような不可思議現象をテレビなんかで特集することも多かったかと思います。日本でも幽霊や都市伝説などがたくさん出回ったかなと。
現実でもそういったことがあったから作中の舞台を80年代に設定した可能性はあるかもしれません。なんなら今回のタイムトラベルが発生した根本原因は出てこないので「科学で検証・証明できない」って感じがマッチするのかも。
近代SFだとマルチバースとか時系列の修復なんかを必ず説明する感覚があるんですよね。大好きな『アベンジャーズ』シリーズも現在と過去を行き来してストーンを集めたりしますが、どこかに伏線が貼られていたりキャラクターが説明してくれて「そういう理屈だからやれるのか」みたいな納得を得ているんですが、それが全くないのがこの作品の良きポイント2個目かもしれません。
一家以外に登場するキャラクターが限られているし、その中にタイムトラベルに詳しい先生や学者がいるわけでもないんです。
無駄に考えたりしなくていいのが助かるんですよ。「なぜかタイムトラベルに巻き込まれちゃってなんとか元の時代に戻ろうとする」というこれだけでいいんです。あれややれやとたくさん詰め込むのがデフォになっているような現代で簡単・簡潔でスリルがあるから集中しやすかったです。
多くを語らないからこそオカルトなんでね。個々がそれぞれの予想・想像を膨らませて“説”を語り合うのが楽しいんです( ^ω^ ) それこそが“オカルト”ですわなw(定義は詳しく知りません( ᐛ ))
サバイバルを通して家族を知ってなお彼を選ぶ
楽しい催しがオークストリートで開催されているところから作品が始まるのですが、デニーズは心から楽しむことができずグレッグと喧嘩をしてしまいます。
休みだから休日を家族と一緒に楽しむ約束だったのにピザの配達が入ったからとそっちを優先しようとする。普段は正規社員で働いている仕事があって「小遣い稼ぎだよ」と言っているピザ配達を取る理由がわかりませんよね。メインの収入はあるわけだし1日くらい休んでも大きく影響することはないでしょうし。
で、中盤に問いただしてみたら会社は解雇されてて収入を得るためにピザの配達をしていたのだそう。デニーズとしてはそんな大事なことを隠し通そうとするなって感じですよねw
そういった性格や考え方の違いが影響し夫婦の中には「離婚」という文字がよぎっている状態。子供達ももういい歳ですから両親の様子を見てなんとなく察しているんです。 実はデニーズはこの苦痛を感じる日々を家族に内緒で本にしようとしていました。夜みんなが寝静まった頃に家の地下室で執筆を進め、ご近所さんに添削してもらったりしている様子。
しかも作品の中で「妻がいつでも家出できるように荷物を用意している」という内容がありデニーズは「物語だ」というものの彼女の心の内は「何もかも捨ててしまいたい」と思っているのかもしれないと私たちに思わせてきます。実は執筆していることはグレッグにバレています。
娘のオードリーは仲のいい女友達と会話しながら水風船のキャッチボールゲームをやるんですが、その友達の彼氏が登場することで顔色が曇ってしまいます。物語の後半でその雰囲気は出てきますがレズもしくはバイなのではないかと。
サバイバル中に出会うジャネットという女の子と良さげな距離感になっていくし作品のラストで手を繋いでいるようなシーンも出てきました。
逆に息子のブライアンはそこまで作中で引き摺り続ける秘密は持ってないように見えます。両親の知らないところで骨折させたりしてますが他のキャラが持ってるものに比べると弱い気がしますね。
今あげた秘密がちょっとずつ確定していって喧嘩したりするんですが、生き残るためにも口論し続ける暇ないんですよ。それだけじゃなく子供達が両親に内緒で野外に勝手に出てしまい捜索しないといけなくなりますし。
このメインイベントで登場するのが恐竜の代表格である肉食恐竜でございます。家族間でいざこざがあっても子供の安否を確認するまでは手を取り合ってなんとか立ち向かおうとします。
ここで驚いたのが「グレッグがデニーズを助けるためにTレックスの注意をひいて食べられてしまう」って結末。お互いの秘密を知って喧嘩したけど愛する家族を救うために犠牲になってしまうなんて想像してなかったんで「えっ…(゚ω゚)」ってなってました。今やってる映画「ちいかわ」といい勝負しそうw
予告見た時から「家族で無事に戻れました!」って展開を予想していたんでやられました( ^∀^) この捻った展開が良きポイントですね。
グレッグを失った傷を癒す間もなく現代に帰るチャンスが到来します。子供達も目の前で父親が食べられたらショックですよ。デニーズも心の整理がしきれなくて話しかけてくるブライアンに当たり散らしちゃうのも仕方ない。
無事タイムトラベルの穴(ワームホール)に入って自分たちが生活していた時代に戻ることに成功します。その時の時間が街ごとタイムトラベルされた時の20分前。デニーズたちが戻ってきたのは飛ばされる範囲外の丘の上だったため、そのまま動かなければ巻き込まれることはないんです、
だけどその時点では家に自分たちも死んでしまったグレッグや仲の良かった&悪かった人もいるわけです。途中で行動を共にしたジャネットも亡くした両親がいるからと自宅へ呼びに行ってしまいます。
これにヒントを得たデニーズは近くの公衆電話からできる限り電話をかけグレッグやご近所さんの救出に成功します。
そうです。デニーズは家族の暴露本みたいな小説を出そうとしたり喧嘩したりしたけどまたグレッグを選んだんですね。飛ばされた先で全てを打ち明けたけど戻ってきたタイミングのグレッグは自分がクビになったことをまだ話してないんです。彼女は知った上でグレッグを失いたくないと思ったってことですよ!愛の力や!( ;∀;)
最後に
デニーズは最終的に家族に隠してまで描いていた小説をタイムトラベルに巻き込まれて大冒険をした「オークストリートの異変」というタイトルで出版し成功を収めることができました。本当の気持ちを殺し、物語(フィクション)として出そうとしていたものが胸を張って堂々と世間に出せるものに進化したわけです。
この設定も面白いですよね。家族を捨てる内容は死んだグレッグしか知らず子供達にはバレていないし、グレッグも過去に戻った時の彼だから家族内で知る人はいないわけです。唯一添削してくれたマダムだけですがフィクションっていっているからデニーズの胸中だったなんて確信はしてないかな。「女の秘密は墓場まで」とはこのことか(・Д・)
あと見間違えじゃなければ最後にジャネットが2人いたこと。恐竜時代から戻った後に自宅へ駆け出して「無事両親と自分を救うことができたんだ!」と思いながらも「めっちゃタイムパラドックス!?」ってなってましたw よく受け入れられたな。
恐竜の設定も現代の解釈で描かれててアップデートされてました。最近では恐竜の体に体毛があったという説が出たりもしておりブラキオサウルスも毛むくじゃらになってました。そのあたりもちゃんと現代の情報を取り入れてて調査してるなと。
あとアン・ハサウェイが白い大蛇の胴体を一心不乱にナイフで刺すシーンも良かったです。というか笑ってしまった( ^ω^ )
死ぬかもしれないサバイバルだから必死になるのはそうなんですが武器があまりに心許なくて頑張って滅多刺ししてるのが。あんな演技をする彼女を見た覚えないから余計にね。
最近のSF作品では見ない内容とちゃんと緊迫感があってハラハラドキドキしながら楽しめる良作でした!めっちゃ最高!難しい話ないからシンプルに楽しめていいです( ^ω^ )
ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ
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