みなさんは普段小説とか読まれますか?私はその手の本は苦手なので漫画や参考書とかビジネス書なんかを読んでいます。苦手な理由としては登場人物を覚えられなくて、想像しながら話を読むことができないってのが大きなところです。
そんな私でも知っている小説の登場人物がドン・キホーテ!名前は知っているけど何したのかは知らん!!いろんなキャラクターの名前とかに使われているもんだから気付いたら知ってたみたいな感じです。なので何も知らずに見に行くんでどんな内容・終わり方になるのかもわかんないし、もはや面白そうなのかもわかんない。でも見に行きますww
しかも今作の制作がだいぶ難ありだったようで、撮影環境やら天候やら資金、挙げ句の果てに主役が病気で撮影中止になり映画の権利さえも一度失ってしまったんだとか!(◎_◎;)数年経ち再始動するも資金がなくてズルズル時間だけが無駄にすぎまた主役が病気に!!
いやそんなことある⁈って思いますよね。作ろうとしたら何かしらで出来なくなってとか可愛そすぎる。なんだかんだあって30年…。やっと完成したのが今作。作品の感想云々もだけど不幸に同情してみてあげてほしいです、はい。
作品情報
『未来世紀ブラジル』、『12モンキーズ』など他にない世界観を世に送り出してきたテリー・ギリアム。映画史に名を刻んだ鬼才が30年という長い歳月をかけて制作に挑み続けた「ドン・キホーテ」プロジェクト。
スペインの古典小説の映画化に取り組んだか頓挫することなんと“9回”!2000年にクランクインするも自然災害、主役が何度も交代、資金破綻が次々と押し寄せる中「諦めない者が勝つ」の精神のもとついに完成!!
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「007/慰めの報酬」などの名作に出演した俳優たちを迎え壮大な遍歴の旅が今、幕をあける!
キャスト<役名>
アダム・ドライバー<トビー>
1983年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。ジュリアード音楽院卒業。元海兵隊員。J・J・エイブラムス監督の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)で世界的にその名を知られ、新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)にも出演している。
マーティン・スコセッシ監督の『沈黙ーサイレンスー』(16)、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』(16)で高く評価され、スパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』(18)でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、ハリウッドの演技派俳優の中でも群を抜く存在となる。その他の出演作は、『J・エドガー』(11)、『ローガン・ラッキー』(17)など。新作は、ジャームッシュ監督の『TheDead Don't Die』(19)、レオス・カラックス監督の『Annette』(公開未定)。 (引用元:公式HPより)
ジョナサン・プライス<ドン・キホーテ>
1947年、イギリス、ウェールズ生まれ。テリー・ギリアム監督とは、『未来世紀ブラジル』(85)、『バロン』(88)、『ブラザーズ・グリム』(05)に続く4度目のタッグとなる。カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した『キャリントン』(95)、『エビータ』(96)、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(97)、スワン総督に扮した『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの3作品(03,06,07)、悪役ザルタンとアメリカ合衆国大統領の2役を演じた『G.I.ジョー』シリーズ(09,13)などに出演する。
舞台でも活躍し、トニー賞とオリヴィエ賞を受賞している。TVでは、「ゲーム・オブ・スローンズ」の第5〜6シーズン(15〜16)、トム・ハーディと共演した「TABOO」(17)などで称賛される。 (引用元:公式HPより)
ステラン・スカルスガルド<ボス>
1951年、スウェーデン、ヨーテボリ生まれ。ラース・フォン・トリアー監督の『奇跡の海』(96)で注目される。同監督作品は、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00)、『ドッグヴィル』(03)、『メランコリア』(11)、『ニンフォマニアック』2部作(13)にも出演。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(06)と「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(07)、『マンマ・ミーア!』(08)とその続編『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』(18)、『マイティ・ソー』(11)、『アベンジャーズ』(12)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(13)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)などハリウッドの大作にも数多く出演する。 (引用元:公式HPより)
オルガ・キュリレンコ<ジャッキ>
1979年、ウクライナ、ベルジャーンシク生まれ。ディアーヌ・ベルトラン監督の『薬指の標本』(05)で映画デビューを飾る。
その後、『ヒットマン』(07)、ダニエル・クレイグ共演の『007/慰めの報酬』(08)、テレンス・マリック監督の『トゥ・ザ・ワンダー』(12)、トム・クルーズ共演の『オブリビオン』(13)、ラッセル・クロウの初監督作品『ディバイナー 戦禍に光を求めて』(14)、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『ある天文学者の恋文』(16)、アーマンド・イアヌッチ監督の好評を博したコメディ『スターリンの葬送狂騒曲』(17)、人気シリーズの第3弾『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』(18)などに出演する。 (引用:公式HPより)
あらすじ
仕事への情熱を失くしたCM監督のトビーは、スペインの田舎で撮影中のある日、謎めいた男からDVDを渡される。偶然か運命か、それはトビーが学生時代に監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった
。舞台となった村が程近いと知ったトビーはバイクを飛ばすが、映画のせいで人々は変わり果てていた。ドン・キホーテを演じた靴職人の老人は、自分は本物の騎士だと信じ込み、清楚な少女だったアンジェリカは女優になると村を飛び出したのだ。トビーのことを忠実な従者のサンチョだと思い込んだ老人は、無理やりトビーを引き連れて、大冒険の旅へと出発するのだがーー。 (引用:公式HPより)
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』1月24日(金)公開
感想
テリー・ギリアムの独特の世界観が満載のドン・キホーテ!これが本当の狂気!!
ここまで災難続きで完成しないんじゃないかと言われた作品はそうそうないでしょう!完成までの出来事を並べたらありすぎて見る私たち側にはわかりえない苦労が詰まったものになったでしょう。
映画を一本撮るのにこんな波乱おおあり、難航しまくりなことがあるなんて。やはり皆さんにはそれを知った上で見ていただきたい!!ただ「おもしろそう」とか「あの監督の作品」とかの入り口だけでなく軌跡も一緒にみていただきたいですね。
しょっぱな感想がなかったですがこの俳優陣で作品が出来上がったことは良かったのではないかなって思います。主役も脇役も豪華で製作当初に俳優が役を降りたのも振り返ってみれば大変だったけど良かったんじゃないかな。
“撮影で演じた役になっちゃった”なんて狂気じみた役なんて俳優にめちゃくちゃ左右されると思うんですよね。この人が主役やったからちゃんと完成されていたなんて感じる映画はけっこうあるなって感じます。
私的に感じるのは「ミスター・ビーン」とかそれの代表的なものかなって。ローワン・アトキンソンがやったからあれだけおもしろく印象的で頭に焼きつく出来になってるんじゃないかな。役と題名がイコールで結ばれるのなんかは最上級ですよね(*'▽'*)
ただ、2000年から映画製作が劇的に進化して見るものすべての出来栄えの差がそこまで生まれにくくなっている昨今でこの作品が限界値かと思うと、それは少し残念に感じてしまうかもしれません。
ありったけのCGを使ったりして作られる迫力満点のアクションとかには負けてしまうかも。でもこれから何が起こるのかが想像できないのはいいですね。先がわからない高揚感はいつ味わってもいいものです!
最後に
今回の鍵はやはり「俳優陣」と「何が起こるかわからない狂気性」かなと。基本的に危なっかしいことしかしない“ドン・キホーテ”なんだけど実は憎めないヤツだったりして可愛らしいんですよね。嫌いじゃないな。でも友達とかにはなりたくないかも( ゚д゚)
おじいちゃんとコンビを組むことが多い(役が)アダム・ドライバーがいい仕事してますね。こんなにハマる人もそうそういないでしょうね。
ラストがいいのかはもう人それぞれですね。私はこういうクレイジーな奴がいるから世の中回ってると思っているのでいいんじゃないかと思います。危害さえ加えなければですけどww
ってなわけでまた次回で ´ω`)ノ