ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください( ^ω^ )

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ 一度は聞いたことのある「伝説のミュージカル」!

f:id:go-yablog:20220114134156j:plain

 普段ミュージカルや舞台劇などは見たことのない私ですが、名前だけ聞いたことのある今作品。“どんな話”なのか、“どこ”が“いつ”が舞台なのかまっっったく知りませんが何故か名前は聞いたことある。

 どこで聞いて頭の中に残っているのか自分自身でもわかりませんが、今回目にとまったので見てみようと思いました。と言っても他に見たいと思った作品が見当たらなかったので消去法みたいになってしまいましたが……。

 

 映画は見るけどミュージカル系はそんなに…と言う方でも有名作品からなら手を出しやすいでしょうし、監督はあのスピルバーグが務めるとのことなので誰でも見やすい作品でしょうから是非この機会に見てみてはいかがでしょうか?

 では作品情報へいってみよ〜〜〜〜٩( ᐛ )و

 

作品情報

 アメリカのミュージカルロマンス映画で今作で2作目となる。演劇(ブロードウェイ)『ウエスト・サイド物語』(1957)はシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を元に描かれ、作品公開当時の社会背景を織り込んだ作品となっている。映画化は1961年と2021年(米公開)。

 当時の白人少年非行グループとプエルトリコ系アメリカ人非行グループの衝突をメインに、その抗争の犠牲となった若い男女の恋愛模様を描く。

 1957年の公開年にはトニー賞(演劇界トップの賞)最優秀振付賞・舞台美術賞を受賞し、2009年には助演女優賞を受賞した。日本では宝塚家劇団や劇団四季で講演された。

 

 日本の有名劇団で講演された作品なので聞いたことある・見たよ!って方がいっぱいいそうですね( ^ω^ ) 元が演劇なので普段映画しか見ない人なんかは触れる機会がないでしょうし、初映画化から50年もの月日が経っていることから映画化する監督さん自体がレアなのかもしれませんね!

 

メインキャスト<俳優名

トニー<アンセル・エルゴート

f:id:go-yablog:20220114142049p:plain

 ヨーロッパ系移民のグループ<ジェッツ>を、親友のリフと結成。リーダーも務めたが現在は<ジェッツ>とは距離を置き、ドラッグストアの店員として静かな日常を送る。旧知のリフの誘いでダンスパーティーへ行き、そこで出会ったマリアに一目惚れしてしまう。

 

マリア<レイチェル・ゼグラ

f:id:go-yablog:20220114143057p:plain

 <シャークス>のリーダー、ベルナルドの妹。夢と希望を胸にニューヨークでの新生活を楽しみ、兄とともにダンスパーティーへ行ったところ、そこで出会ったトニーに惹かれ合っていく。当然のごとく兄やその仲間からは大反対されるが、その分、トニーへの想いは高まるばかり。一度決めたら、その気持ちが揺らぐことがない、芯の強い性格の持ち主。

 

ベルナンド<デヴィッド・アルヴァレス

f:id:go-yablog:20220114143158p:plain

 プエルトリコ系移民の<シャークス>のリーダー。自分たちが移民の中でもとりわけ差別を受けていると感じ、アメリカでの生活に不満を持つ。敵対する<ジェッツ>に対しては、仲間を率いてつねに挑発的行動に出る。妹のマリアが<ジェッツ>側のトニーと恋人になることは絶対に許さない。

 

アニータ<アリアナ・デボーズ

f:id:go-yablog:20220114143246p:plain

 ベルナルドの恋人。ベルナルドと違って、故郷のプエルトリコよりも、いま暮らしているアメリカの方がすばらしいと感じている。トニーに恋したマリアを批判するものの、同じ女性の立場から、徐々に彼女のまっすぐな想いに共感していく。

 

バレンティーナ<リタ・モレノ

f:id:go-yablog:20220114143331p:plain

 トニーが働く店の店主。<ジェッツ>の溜まり場にもなっている店なので、<シャークス>との抗争に明け暮れる彼らの行動を戒めたりもする。リフとベルナルドの決闘にも的確なアドバイスを与える。

 

イントロ・ストーリー

《INTRODUCTION》

 スティーブン・スピルバーグ監督が、「ロミオとジュリエット」をモチーフにした<伝説のミュージカル>を念願の映画化。 舞台は、対立するグループによって引き裂かれたニューヨークのウエスト・サイド。

 運命に逆らい、社会の分断を乗り越えようとした“禁断の愛”の物語が、エンターテイメント史に残る数々の名曲とダイナミックなダンスと共に描かれる。 “異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”という普遍的なメッセージをこめて贈る、感動のミュージカル・エンターテイメント。

《STORY》

 夢や成功を求め、多くの移民たちが暮らすニューヨークのウエスト・サイド。 だが、貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、各チームの対立は激化していった。

 ある日、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアは、対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、一瞬で惹かれあう。この禁断の愛が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。


www.youtube.com

※引用元:Wiki、公式HP、他…

 

感想

当時の異人種問題を中心に描かれたストーリーがミュージカルのダンスで感情を表現している今作。こんなに昼ドラ並みのドロドロ具合とは…( ゚д゚)

 

 

 

 

 

 

 

“新時代に向けて動く人々”と“今までの環境と共に生きようとする人”

 世界中が戦争の傷跡を修復しながら新しい時代へ保を進め始めた1950年台。急激な成長をし、誰もが夢を叶えるために挑戦しようとすることができたニューヨーク。ほとんどの人は仕事をし真っ当な生活をおくる中、衝突する人々も。

 現代でもまだ“人種”の違いで迫害を受けることが多いですが当時も同様のことが起こっていました。当時は成長期で様々なところからいろんな人々が入り混じっており元々アメリカに住んでいた人たちはあまりいい気持ちではなかったのです。それが今作の中身(社会背景を基にしたフィクション)。

 

 まず少しお勉強タイム( ^∀^) 勉強嫌いな人は飛ばしましょう♪

 

 アメリカ東海岸に位置するニューヨークは5つの州(東京の23区みたいな )で構成されており、真ん中の商業地区である「マンハッタン」から見て東側を『イースト・サイド』、西のハドソン川方面を『ウエスト・サイド』と呼んでいました。

 イースト・サイドはいわゆる“高級住宅街”でウエスト・サイドはスラム街。主にユダヤ系、ポーランド系、プエルトリコ系などの移民が多い地域でした。

 

 今作登場する『ジェット』と『シャーク』はフィクションですが実際に存在していた非行少年グループを基に作られています。

 

 ジェッツがポーランド系移民のグループという設定です。だいたい18世紀〜侵略されたポーランドは国自体が分割され20世紀頭あたりまでに100万人を越える人たちがアメリカへ移住していたと言われています。なので後で説明するプエルトリコ系の人たち先にアメリカに住んだ人種であると言えます。だから物語の中でも「俺たちの故郷だ!」と主張し後からきたプエルトリコの人たちを軽視しています。

 

 次にシャークスですが彼らはプエルトリコ系移民のグループで19世紀後半にアメリカの領地となり移住してきました。最初はそこまで人数がいたわけではないのでしょうが1917年にアメリカの市民権を得ることができるようになったため爆発的に人が増えました。

 さらに1929年に起こった『世界恐慌』でさらに多くのプエルトリコ人が職を求めて移住してきます。しかし職につけても安い給料と住みにくい(汚かったり)住まいしか与えられませんでした。

 

 派閥は分かれていますがポーランド系もプエルトリコ系もかなり辛い目にあってきたんですね。でも上の人たちに歯向かえなかった分他の人にあたることで自分達の存在を守ってきたんです。

 ポーランド系は後からきたプエルトリコ系にあたりプエルトリコ系は「そんなに年数変わらないのになんなんこいつら」って感じで歪みあって感じ。それがどんどん過激化していって社会問題になってしまうくらい大きくなってしまいました。

 

 

 ってな感じでお勉強終了(゚∀゚)作品について触れていきます!

 

 

 今作の進行自体に変化はなく物語の見せ方が監督の腕にかかっているというところが見どころ!スピルバーグ監督がこの物語の何をどう伝えるかが鍵になります。

 まず見た感想としては『すごくよかったし、感情の見せ方やグループ間の衝突などを表現しているダンスがわかりやすかった』です( ^ω^ )

 

 ミュージカルって何人も一緒に踊りので引きの絵で全体を見せることが多くなりがちですが、メインのキャストに焦点を当てて熱量の変化を出し躍動感などのフィーリング部分が多かったので見ていて楽しかったと感じます。

 ダンスをただ踊って終わりというわけではなく背景のセットなどもその時踊っているダンスの種類に合わせたものを用意していて相乗効果でより濃くなっています。

 

 体育館みたいな場所でポーランド系とプエルトリコ系が衝突しながら踊りシーンは片方ずつ踊りながら「仲悪いですよーo(`ω´ )o」感を出しているけどトニーとマリアがたまたま目が合って徐々に惹かれていくシーンでは衝突している部分をズバッと切り開いて2人の空間を作り恋の始まりを表現。めちゃくちゃ険悪なダンスパーティーがガラッと顔を変えます。

 

 あとはダンスのチョイスですよね。それぞれの生まれに関係した音楽を取り込んでいるからパッションがすごい。演奏者に「ノリのいい曲」をリクエストしマンボが流れた時は故郷の音を大切にしているし自分達の強さを見せていると思える演技です。

 

 物語見たことないしどんなのか知らなかったけど楽しめました!

 

こういう物語なんですね…

 予告見た時は「人種の壁を超えて結ばれるんじゃないのかな?!ここで一つの時代(人種差別)が終わるのか?」とか考えていましたがこんなドロドロ愛憎劇なんですね(゚ω゚)思ったよりもハードモードだし、呪術廻戦ばりにメインキャラおらんくなるやんって思っちゃいましたww

 

 でもロミオとジュリエットを基に描かれているっていうのを考えたらこうなっちゃうのか…。結局ロミオもジュリエットも死んでますからね。それきっかけで両家が和解するし。

 着想のことをすっかり忘れていた私は誰かが死ぬたびに「えーーーーーーー(・Д・)」ってなってましたw ちょっと考えれば出てきてもおかしくないのに。

 

 だけど最終的にどうなったかとかは描かれていないんですよね。やっぱり人種が違うことで起こる悲劇って私たちが生きている現代でも解決しきっていないからまだまだ続くんでしょう。

 今世界で猛威を奮っているコロナウイルスもアジアヘイトの動きが強まりましたし、これからもまだ続いていくのでしょう。私個人としては無くなることが嬉しいですが、とても根が深く簡単に片付けることができる内容ではないですからね…。早く良くなってほしい。

 

最後に

 ちょっと湿っぽくなっちゃいましたが、作品自体はとても良くできていてさすがスピルバーグと思える一作。ですがラブスートーリーにしては恋愛模様が弱めかなと感じてしまうのも「スピルバーグ作品なんだからそう思っちゃうだろう」という感じ。悪いわけではないですけどね。

 

 ただ人類の歴史を見にきているわけではなくトニーとマリアの恋愛模様を見る(予告もそんな感じですよね!)のがメインなのでもう少し何かできたのでは?と思ってしまいます。

 まぁ元の作品を見ていないのでこれ以上ツッコんで書けないのですが見たことない方にはぜひ一度見ていただきたいと思う一作でした!

 

 ってなわけでまた次回で ´ω`)ノ

 評価 ☆☆☆★★3/5