ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『ホリック XXXHOLiC』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ 視え方が変わればその後もまた変わる。

 また芸術一家の蜷川監督の作品がやってまいりました(゚ω゚) 映画作品としては今回で4,5作品目位になりますかね。前作の『人間失格 太宰治と3人の女』から2年近く経っているんですね。めっちゃ早い( ゚д゚)

 

 といってもその時は『Diner ダイナー』も同年に公開されていたのでめちゃくちゃ短期間で作品を公開していましたww

 で今回映画化するのが『XXXHOLiC』なわけですが私読んだことないですね…。連載期間を見て見ましたが、今のように漫画漬けになる前の作品なので拝見したことがありません。なんかで題名は聞いたことがあるくらい。

 

 でも作者のCLAMPさんの作品は見たことあります!『CCさくら』は見てました。まだ子供の時でしたがNHKで拝見していました( ^ω^ )普通に面白かったなって記憶があります。

 しかも漫画家さんのペンネームかと思ったら作者4人の集団名が『CLAMP』なんですねwずっと1人の人のPNだとばかり…。

 

 過去に劇場版アニメも公開されたことがあるみたいなんですが、劇場版やってからアニメ放送されるという珍しいケースかなと。深夜アニメでヒットしたものが劇場版やるのが多い中異色の作品ではないかと思いますね( ・∇・)

 

 さぁそんなヒット作を蜷川ワールドでどこまで良さを引き出してくるのか楽しみです!!

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

作品情報・監督情報

 2003年に「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載されていたファンタジー青年漫画。累計1400万部を超え初の実写映画化。

 作者の「CLAMP」は大川七瀬、いがらし寒月、猫井椿、もこなの4人からなる女性漫画家集団で、1996年〜大ヒット作『カードキャプターさくら(CCS)』を連載していた。

 多くの作品を連載するだけでなく「コードギアス 叛逆のルルーシュ」や「創竜伝」などの作品にキャラクターデザインなどの提供もしている。

 

 今作の監督を務めるのは有名な演出家・映画監督の蜷川幸雄の娘・蜷川実花。メインは写真家として活動しながら今作合わせ5作の映画制作に携わってきた。

 公開された『Diner ダイナー』や『人間失格 太宰治と3人の女』はインパクトのある作品となりました。Dinerなんかは藤原竜也さんのあのシーンがパンチ強かったですね( ´∀`)

 

 今回神木隆之介や柴咲コウなどのキャストに加え『Diner ダイナー』でオオバカナコを演じた玉城ティナが出演。

 写真家として活動している方なので見せ方が綺麗だし色の出し方もうまいですが作品合わさってどのようになるのかがかなり気になる一作になります!!

 

 

↓蜷川実花監督に関する記事

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キャスト<役名

神木隆之介<四月一日君尋

 主な出演作品:『妖怪大戦争』(05)、『SPEC 天/結』(12/13)、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最後編/最終章』(14/14/21)、『3月のライオン』(17)、『ノイズ』(22)など。

 

柴咲コウ<壱原侑子

 主な出演作品:『着信アリ/着信アリ2』(04/05)、『世界の中心で、愛を叫ぶ』(04)、『日本沈没』(06)、『どろろ』(07)、『大奥』(10)、『青天の霹靂』(14)、『燃えよ剣』(21)など。

 

松村北斗<百目鬼静

 主な出演作品:『劇場版 私立バカレア高校』(12)、『バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ』(16)、『坂道アポロン』(18)、『映画 少年たち』(19)、『ライアーxライアー』(21)、『劇場版 きのう何食べた?』(21)など。

 

玉城ティナ<九軒ひまわり

 主な出演作品:『オオカミ少女と黒王子』(15)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16)、『わたしにxxしなさい!』(18)、『Diner ダイナー』(19)、『惡の華』(19)、『地獄少女』(19)など。

 

吉岡里帆<女郎蜘蛛

 主な出演作品:『幕が上がる』(15)、『ハッピーウエディング』(16)、『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(18)、『パラレルワールド・ラブストーリー』(19)、『ゾッキ』(21)など。

 

磯村勇斗<アカグモ

 主な出演作品:『仮面ライダーシリーズ』(15〜)、『恋は雨上がりのように』(18)、『今日から俺は!! 劇場版』(20)、『新解釈・三國志』(20)、『東京リベンジャーズ』(21)、『前科者』(22)など。

※画像引用元:公式HPより

 

あらすじ

 ようこそ。ここは、何でも願いが叶う【ミセ】。

 

 人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日(わたぬき)。その能力を捨て普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。

 妖しく美しい女主人・侑子(ゆうこ)は、彼の願いを叶えるかわりに“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く。同級生の百目鬼(どうめき)やひまわりと日々を過ごし“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”を操る女郎蜘蛛らの魔の手が伸びる。

 

 世界を闇に堕とそうとする彼らの戦いに、侑子や仲間たちと共に挑んだ四月一日の運命はーー?!


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感想

部屋の装飾や色合いがかなり綺麗でCLAMPの作品との相性がかなりいい作品! 物語の躍動感は薄いけど原作がガッツリ戦闘モノとかではないのでまぁこのくらいかな…(・Д・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

避けていた壁に立ち向かい成長する四月一日

 人の心の闇に寄りつく“アヤカシ”が視える主人公の四月一日君尋。蝶に導かれ美しい女主人がいる“ミセ”で四月一日自身の大切なモノを見つけていく物語。

 

 蜷川監督の美しい絵の見せ方とキャラクター達を引き立たせる豪華なキャスト。立ち位置やモノの配置に至るまで綺麗な対比で映し出され見ていて気持ちの良い作品でしたが、脚本などの中身が浅くて刺さりにくい一作となっていました。

 ぶっちゃけ今まで公開されてきた作品と共通の部分になるので「まだ改善されないか」と少し残念に感じてしまうところではあります( ゚д゚)モッタイナイ

 

 蜷川監督自身が今作のファンで10年にわたって構想を温めてきたそうで、四月一日の成長や作中に含まれるメッセージ性は分かりやすく誰が見ても理解しやすい作り方をされていました。

 

 “アヤカシ”が視えてしまう目を持っていて襲われる四月一日が人と関わることからも逃げてそれが当たり前になってしまう。逃げるのは簡単だけど本当にそれでいいのか…。

 

 作中では視えないようになりたいと願うけどそれに対する対価が思い当たらない四月一日に侑子がちょいちょいヒントをあげるんですが逃げずに向き合うことをしてこなかったから楽な方向に行っちゃうんですよね(゚∀゚)

 同じ学校の百目鬼・ひまわりと友達になって大切な存在ができるんですが自分を犠牲にして助けることがいいことと考えちゃったり、結局2人が対価を払うことに。

 

 そんなことから逃げて侑子の元で家政婦して日々を過ごした方が自身も気が楽で心地よい。難しいことを考えなくてもいいけど社会に出たら嫌でも誰かと関わることになるしお互いに迷惑をかけあうもの。それを学生の時に知って学んでいくのが大事だけど四月一日は気付けずに女郎蜘蛛に唆されてしまいます。

 そうやって逃げたりせずに成長することが大事だよっていうのを教えてくれる作品だったのではないかと思います。

 

 見てて思いましたが四月一日はエヴァのシンジくんっぽいなって思いながら見てました( ^ω^ ) 人との関わりを避けて殻にこもる。料理はうまくって加持さんからいい嫁さんになると褒められるほど。

 メガネ以外シンジ君やないかい(`・ω・´)ノビシッ なぜか自分で作ったご飯は食べたくないみたいですけどね。

 

作品の特徴的に盛り上がりにくい内容なのかな…?キャストのパンチはスゴいけど!

 普段見る作品がアクションものが多いので今作みたいなのは肌に合いにくいのかなと思います。面白くないとは思わないですし、見ていて綺麗だなとか感じるのですが起承転結の波が横ばい?に感じちゃいます。

 

 クライマックスの部分とかは分かりますが「最後だ!うぉぉぉぉおおおお!!」みたいな盛り上がりはないですし、戦闘の場面でも精神に語りかける戦法のためどんぱちはない。そのため盛り上がる感覚も薄いのかな…。

 まぁヤンマガ連載だけど女性向けの作品が多い作者さんですから合わないと感じちゃう人がいてもおかしくはないのか(´ω`)

 

 だけど「蜷川監督の作品だと見ないとな」ってなっちゃうんですよねww 合わないって言っといてハマっているのでは?!

 

 あとキャスト陣の変わりようがすごい!吉岡里帆と磯村勇斗なんてHPで見た時誰かわかりませんでしたもんw 作品見てる時もところどころ顔つきが変わるんですよね!メイクの力スゲェの一言です!

 それと吉岡里帆が色っぽすぎる!神木隆之介とキスした時は心の中で「変われ!!」って言ってましたo(`ω´ )oほぼ殴るまでいってたかなw

 

 そして松村北斗の声がイケボすぎる( ´Д`) こんなの聞いたら男でも惚れてしまうやろぉお! 低くて深いけどちゃんと聞き取りやすいから聞いていて心地いいんです。しかも映画館の音響のおかげで体に響いてなお気持ちいい。一瞬乙女になっちゃいましたw

 

最後に

 原作者CLAMPの作風を知っている人ならかなり満足のいく映画となっているでしょう!私のようなTHE 男が好きそうなのが好き!みたいな人は物足りなさなんかを感じちゃうかもしれませんがらしさはかなり伝わります。

 

 てか神木君てまだ高校生役いけるんですね( ゚д゚) もう28歳なのに高校くらいから時止まっちゃってますよね。どこで学生役がなくなるんだろ…。40手前までやってたりしたらそれはそれで面白いかもしれないですねww

 というか吉岡里帆と生まれ年一緒なのか!?それ考えたらスゴいですよね!高校生と色っぽいお姉さんで幅あるのに生まれの俳優さんなんて。

 

 蜷川監督の次回作はどんなのやるんだろう…。これだけ書いておいてなんですがきっと見ると思います。なんだかんだ注目集まる作品を作っているし、原作が有名なものを映画にしているので見たい好奇心が勝つんですよね( ・∇・)

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノ

 評価 ☆☆☆★★3/5