ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『アクアマン/失われた王国』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ 王の子育てと新たな危機

 

 さぁみなさんお待ちかね!新年1発目のアメコミ実写映画は『アクアマン』でございます( ^ω^ ) 昨年は『シャザム』、『ザ・フラッシュ』が公開されマルチバースの設定が追加されたことで一気に物語の進行が加速しました。

 

 DCシリーズ内で人気のあるキャラクターであるアクアマンですが今作に関するイベントの際に制作会社の代表が「2作で終わるのであればそれもいい」と2作完結になるかも!?と示唆させる発言がありました。

 これにはファンも驚きを隠せないでしょうし、監督のジェームズ・ガンからではなく他の関係者から言われたってのも結構ショックかな。

 

 最近好きなアメコミ実写映画がひと段落ついてきているので悲しくはありますが続いて欲しいなと切に願ってます。「これで終わります!」って断言されたわけじゃないですからね。

 

 そんな今作ではアーサーに子供ができたり、前作で戦ったオームと手を組んで敵に立ち向かうなどの変化がありどのようなストーリーになるのかがめっちゃ気になります!

 前作の公開から5年以上が経過しているのでうろ覚えな部分を思い出すためにもう一回見ておいた方がいいかもしれないですね( ´∀`)

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

 

作品情報

 2018年に公開されたDCエクステンデッド・ユニバースシリーズの『アクアマン』の続編で第13作目となる。今作が現在のDCEUシリーズ最後を飾るとのこと。

 

 海底都市アトランティスと地上を守るために前作で敵対していた弟・オームと手を組んだアクアマンことアーサー・カリー。失われた王国と悪しき伝説の力“ブラックトライデント”の脅威から世界を守ることができるのか!?

 

 主人公のアクアマンやメインヴィランであったブラックマンタは前作同様、ジェイソン・モモア、ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世が出演する。オーム役のパトリック・ウィルソンやメラ役のアンバー・ハードも続投。今までのキャラを主軸にストーリーが展開される。

 

 今作の監督は『アクアマン』(18)でも監督を務めたジェームズ・ワンが担当。『ワイルド・スピード』やホラー作品などでかなり有名な監督で多くのヒット作を世に排出してきました。

 爆破や破壊アクションの作品が得意な監督さんでもあるので安定した面白さが期待できますね( ´∀`) DCEU最後を飾るにはいい選定ではないでしょうか(どこから目線w)

 
 

あらすじ

海のすべてを従えて、戦え。

 はるか昔、南極の氷河の奥深くに“失われた王国”が封印された。世界の滅亡させる力を持つ古代兵器、ブラック・トライデントとともにーー。

 

 しかし今その封印を解かれ、かつてない邪悪な力が解き放たれてしまう。立ち向かうのは、海の生物を操る海底アトランティスの王であり、ユーモア溢れるお調子者、アクアマン。

 

 5億の海の仲間とともに、かつてない脅威から海と地上の世界を守れるのか!?

 

※引用元:公式HPより


www.youtube.com

 

 

キャラクター<俳優名

アクアマン/アーサー・カリー<ジェイソン・モモア

海底アトランティスの王にして、ユーモア溢れるお調子者。すべての海の生物を操る能力に加え、時速160キロで泳ぎ、人間の150倍の力を持つ。5億の海の民を束ねる王としての慣れない国務と、メラとの間に生まれた愛らしい息子の子育てに奮闘中。

 

オーム<パトリック・ウィルソン

海底アトランティスの前王であり、アクアマンの実の弟。かつて海の世界を汚す人類の壊滅を狙い、それを阻むアクアマンとの戦いに敗れる。兄と同等の力を持ちながらも、いまは世界を混乱に陥れた罪で砂漠の国へ幽閉されている。

 

メラ<アンバー・ハード
アクアマンの妻、そして海底アトランティスの女王。水を自由に操りあらゆる形で武器にできる、アクアマンをも超えるほどの強力な力と意思の持ち主。愛する息子とアトランティスの平和を、アクアマンとともに守っている。

 

アトランナ<ニコール・キッドマン

アクアマンの母。海中でのソニックスピードを誇り、戦略に長けた海底アトランティスの知将。いつの日か、兄アクアマンと弟オームふたりの絆が戻ることを信じている。

 

トム・カリー<テムエラ・モリソン

アクアマンの父であり、地上に暮らす家族想いの灯台守(とうだいもり)。アクアマンやメラとともにアーサーJr.の面倒をみている。

 

ネレウス王<ドルフ・ラングレン

メラの父親。かつて世界を乗っ取ろうとした海底アトランティスの前王オームと道を違えた心強い味方にして、隣国ゼベルの王。

 

ブラックマンタ<ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世

海底アトランティスの強力なテクノロジーを武器にアクアマンとの戦いに挑み、敗北した過去を持つ。そのなか父を亡くしたことでアクアマンを恨み、古代兵器“ブラック・トライデント”の力によって世界のかつてない脅威となる。

 

シン博士<ランドール・パーク

海底アトランティスの存在を長年に渡り研究する博士。アクアマンとの戦いに敗れ瀕死の状態で漂流していたブラックマンタを見つけ、助け出す。探求心のため、ブラックマンタと行動を共にすることに。

 

※引用元:公式HPより

 

 

感想

子育てしながら王としての責務も果たすために日々奮闘するアーサー。上に立つということは常に何かしらの重圧がかかるということ…。そんな中訪れた危機を“家族”と力を合わせて解決する姿はカッコいい!前作より笑える要素は少ないが戦闘多いのでこっちも好き( ´∀`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だいたいこんな話

 前作に弟・オームに勝ちアトランティスの王となったアーサーは、ネレウス王の娘・メラと結婚し間に生まれたJrと暮らし日々パパ業と国務に追われクタクタになっていた。親って偉大だね!

 

 メインヴィランのブラックマンタはアトランティスを追い求めるシン博士とともに世界のいろんな場所を調査し、南極で昔滅んだ「失われた王国」へと辿り着いた。 海中を探索している時に多足生物に襲われ命の危機に瀕したが、海底で2つに折れた黒いトライデントを発見。

 そのトライデントから声が聞こえマンタが折れたトライデントを合わせると頭の中にイメージが流れ込んできて気がついたら岸へ上がっていた。 マンタたちは王国にあった古代兵器を回収し急速に力を手に入れていった。

 

 月日が経ち、世界各地では急激な気候変動で気温が上昇し海中では疫病が蔓延しアーサーたちは対応に追われ、評議会で「地上にアトランティスの存在を知らせてお互いの知識を合わせて助け合うべき」と提案したが今までの掟のこともあるので拒否されてしまう。

 

 世界が大変なことになっている中、海底のあちこちに隠されていた古代の物質“オリカルクム”が盗まれる事件が発生。主犯はブラックマンタ一味で地上の異常気象を起こしていたのだ!

 

 アトランティスに侵入してきたためアーサーたちは応戦したが、マンタの艦隊が搭載している超音波機と兵器の力で逃してしまいメラはマンタとの戦闘で怪我を負ってしまった。

 雲隠れしてしまったマンタの手がかりがなくなす術がないかと思われたが、監獄に投獄されているオームにマンタの居場所を探す手助けをしてもらおうと計画する。

 

 前作で襲撃されたネレウス王は反対したが他に解決策がないため渋々承諾。アーサーは補助役として“TOPO(トポ)"というタコを連れてオームが投獄されている砂国に向かう。

 特殊スーツで看守の目を欺きオームを連れてなんとか脱獄することに成功。オームはマンタと取引した時の仲介役がマンタの居場所を知っているだろうと言い、アーサーと会いに向かう。

 

 道中、オームはアーサーの振る舞いが「王としての威厳が足りない」と指摘するとアーサーは「やりたくて王になったわけじゃない!」と衝撃の告白(・Д・) 王位欲しさに奪い取ったと思っていたが実はそうではなかったようだ…。

 

 マンタの居場所を聞き出しとある島へ到着したアーサー一行。トポに島の場所を知らせるよう指示し先に島を捜索することに。島の生態系はオルカルクムの影響で変化しており動植物が巨大化していた!

 巨大昆虫に追われながらもマンタのアジトへ到着。2人で侵入し戦闘になったが今までよりも力が増しておりなかなか攻められない。

 

 マンタが投げたブラックトライデントを華麗に避けたオームがトライデントをつかむと頭の中に過去の出来事が大量に流れ込んでくる。その情報から敵の正体が判明!

 相手はかつて7大王国として栄えていたネクルスの王でアトラン王の弟だったコーダックス。オルカルクムを利用して王国を発展させてが地球への影響を懸念したアトラン王が使用するのをやめるよう説得するが、コーダックスは力を奪われるのではないかと戦争に発展してしまった。

 

 最終的にネクルスの国民はブラックトライデントの力で化け物になってしまい、アトラン王の封印でコーダックスは永久凍土に閉じ込められた。長い間封印されていたがブラックトライデントがマンタに発見されたため彼に取り憑いて封印を解こうとしていたのだ!

 

 アトラン王の封印は“王家の血”でしか解けないためマンタはアーサー、オームを狙っていたがアーサーJrも王家の血をひいている(゚ω゚) コーダックスがJrを狙っていることに気付いたアーサーたちはトムの家へと急ぐ!

 

 Jrとトムを無事救うことができるのか!?気候変動と疫病に蝕まれる世界を救うことができるのか!?そしてアーサーとマンタの因縁の対決の行方はいかに!?

 

 といった感じでした。

 

因縁の異父兄弟

 今作はアーサーとマンタの対決が長期間にわたって繰り広げられる内容となっており、複数回対峙するのでアクションシーンのボリュームが多め。オルカルクムを盗んで設備を作り上げるのにも時間がかかっているので、実は結構時間が経っているんです。

 

 島にたどり着くのも世界で気温上昇が起きてはじめて5ヶ月が経過してますからね。その背景となる部分は長くないので体感的に話が進むのが早く感じるかなと思います。

 ドンぱちやってるアクションが落ち着いてシーンが切り替わると「5ヶ月後…」とか出てきて「あ〜、5ヶ月経過したんか…。5ヶ月!?*1」ってなりましたね。

 

 急な時間経過がより見てる側をビックリさせてきましたw 別に悪くはないんですけど、思ってたより時間が経過してるんでそんなに経ってたことに驚いちゃいます。それだけあれば対応策を立て直すこともできますからね。

 

 アクション自体は激しくて周りを一掃していくアクアマンの姿はやっぱりカッコイイです。マンタも前回から力を増して食らいついてくるので見応えもちゃんとあります。なんなら最後までアクアマン負けてますからね。

 彼の体格とか見たら絶対勝てる感あるのに全然勝てないってのも見てる側としてはこの後どうなるのか気になる気持ちをくすぐってくるんですよ。

 

 今回は前作の登場人物をそのままにしているので新キャラもいないし、コーダックスも意識の中で出てくるばかりなので既存キャラをどう引き立てるのかが鍵となります。

 メインのアーサーとオームだけでなくアトランナやメラ、ネレウスをどう活躍させるかで作品の生き死にが変わってしまうんじゃないかというくらいの重要度じゃないでしょうか。

 

 サブキャラたちもアトランティスが襲撃された時に陣頭指揮をとって先頭に参加していましたし、ネレウスもマンタの拠点を襲撃した時にスポットが当たっていたので、「あのキャラ全然出てこなかったな」と思うことはないかと。

 サブの中でスポットが当たっていなかったのはトムとJrが少なめかなと思いましたが、最後の標的になるのを勘繰らせない為にあえて出番を減らしていたとかじゃないかな?

 

 ただアーサーとオームの共闘がメイン要素でしたが、一緒に戦うまでのプロセス自体が軽いんじゃないでしょうか。

 

 というのも前作で戦った2人が強制的?に組むことになったんですが、アーサーの「王になりたいわけじゃなかった」だけで仲が悪いことに変化が訪れるとは考えにくんですよね。

 だってオームは王位だけじゃなくてメラも取られたんでね。メラは結婚に対して乗り気ではなかったのでなんとも言えませんが、この構図ってどこかで見たことないですか?

 

 ぶっちゃけ色んな作品で同じような構図はあると思いますが私は『タイタニック』に既視感がすごいあるなって。ジャックとローズとキャルドンの3角関係に似てると思うんですよ。

 なのであの一言で相手を許せるってのは不思議というかもうすごいなって。目の前で幸せな家庭を築いているけど器が大きかったんですねオームは。

 

 アーサーはもともと“実は兄弟がいる”ってことに対しては嬉しかったんですよね。トムが作中で言っていますが1人っこで寂しい思いをしたので片親は違うけど兄弟の存在は喜ばしかったんでしょう。

 オームは昔から「アーサーが王位を奪いにくる」と思っていたのでその芯は深いはずなんですよ。何年もアーサーと戦う日が来るのを思って技術を磨いていたんです。

 

 なのになんでもうちょっと深掘りする内容にしなかったんだろう…。そこに関しては手を加えて欲しかった。今回でアクアマンが終わりってのもあるので気持ちよく仲直りして欲しかったですね。

 

 

最後に

 アクションが激しいアメコミヒーロー作品はやっぱ見てて楽しいですね!アクアマンももともとキリッとしたらカッコいいんですがユーモアもあって笑えるシーンも多くて堅いキャラよりもとっつきやすいのがいいところ。

 

 最後にアトランティスの存在を世に知らせ会見を開きました。アトランティスの存在自体はMARVELでいうところの「ワカンダ国」なので会見もブラックパンサーみたいな感じでしたね。

 会見の最後のところは「アイアンマン」みたいになってたのでそういった作品へのリスペクトも埋め込まれていたんじゃないでしょうか?

 

 ただ個人的に『アクアマン』に対して残念なのが「水中で戦闘しているから隅まで見えにくい」という点。アメコミ作品の隠し要素として画面の端にあのキャラが!とかあのシーンの繋がりが!っみたいなものがあるんですが、なんせ水中だと全部が綺麗に見えたりはしないんです。

 そう言った要素があるかはわからないですが、それを探すのもこのジャンル的に楽しむ要素の1つなんですよね。舞台的に仕方はないんですけどねぇ。もう私個人の見え方なので仕方ないか…。

 

 あ〜これでDCEUシリーズは一旦終わりですか(´ω`)シュン 今後出てくるDCUなるものがどんな展開になってくるんですかね。

 DCシリーズもドラマ版が間に入ってきて構造的にはMARVELみたいな感じになるようです。2025年には『スーパーマン:レガシー』が公開予定とのことでここからまたスタートしていくっぽい。

 

 2022年に設立された「DCスタジオ」が紡いでいく今後が楽しみですね!ジェームズ・ガンがCEOに就任していますから今作みたいなクオリティが保証されるだろうってのもいいですね。しばらく期待して次を待ちましょう(゚∀゚)

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ

 評価 ☆☆☆☆★4/5

*1: °ω°