ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『デスパレート・ラン』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ スマホ1台で家族を救えるのか!?

 

 ついこの間『search2』を見たばかりなのですがそれと同じ系統の作品がまさかの「ナオミ・ワッツ」主演で公開されるとは…!? ナオミ・ワッツを見るのがかなり久しぶりな気がするんですが日本公開の作品で最近何か出てました? 私自身記憶がなく「めっちゃ久々に名前見たw(゚∀゚)」と思っちゃいました。

 

 『search』シリーズはパソコンの画面がメインでストーリーが展開されていましたが、今作は画面は普通の映画と同じような取られ方でガジェットが“スマートフォンだけ”という縛り方。

 系統は一緒なのですが主人公がめちゃくちゃ動くのでそこが大きな違いなのかなと。あとは何か大きな違いがあるのかな?予告を見る限りはそのくらいかなって認識です。

 

 ただ公式HPで「予測不可能な新感覚シチュエーション・スリラー」と謳われているため他にプラスαで組み込まれている可能性もあります。そのあたりどうなんでしょうね!?(´ω`)

 

 誰もが持っていてないと生きていけないのではないかと言っても過言ではない存在である“スマートフォン”。それ1台で事件に巻き込まれてしまった我が子を救う今作はどんな展開が起き、無事に息子を救い出しハッピーエンドで終える事ができるのか?!

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

 

作品情報

 『ザ・リング』シリーズ(02~)、『インポッシブル』(12)、『ダイバージェント』シリーズ(15~)などのヒット作品に出演しているナオミ・ワッツが主演を演じるスリラー作品。

 誰もいない森の中で移動手段もない1人の女性が立てこもり事件に巻き込まれてしまった自身の息子を助け出そうと奮闘する内容で、誰もが1台は所有している「スマートフォン」のみでさまざまな手段を使い現場に駆けつけようとする。

 

 小説、映画、テレビドラマなどで知られる『ジャック・ライアン』シリーズを手がけたフィリップ・ノリスが今作の監督を務め、普通とは変わった目線で展開したり予測不能で新感覚な作品である『search』シリーズや『THE GUILTY/ギルティー』に続くシチュエーションスリラーとして注目が集まっている。

 

 頼ることのできるものが「スマートフォンしかない」状況で主人公の女性はどこまで最善を尽くすことができるのか!?普段から触っているガジェットをどれだけ使いこなせているのかなどにも注目して鑑賞したい一作ですね!

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あらすじ

立てこもり 事件無人の森 残された伝言

 

 愛する夫を交通事故で亡くしたエイミー・カー(ナオミ・ワッツ)は、高校生の息子・ノア(コルトン・ゴボ)と小学生の娘・エミリー(シエラ・マルトビー)のために、自然あふれる小さな町レイクウッドで、平穏な生活を取り戻そうと懸命に働き、自身の悲しみとも向き合いながら日々を過ごしている。

 

 夫の一周忌を目前に控えたある朝、エイミーはスクールバスに乗り込むエミリーを見送り、学校へ「行かない」とベッドに横たわるノアにコーヒーを届けると、スマホ1台を携えてランニングに出発するのだった。

 ひとり森の奥深くを走り続けていると、勢いよく走行する数台のパトカーとすれ違う。

 

 一抹の不安を感じたのも束の間、地域のすべての学校が封鎖されたという緊急速報を受信する。

 ニュース動画や、911、娘の通う小学校、知人等への電話で必死に情報収集をする中で、なんと息子の通う高校で立てこもり事件が発生し、自宅にいたはずの息子が巻き込まれている可能性があることを知るのだった。

 

 エイミーは愛する息子を救うため、たったひとつのスマホを片手に考え得るあらゆる機能を駆使しながら走り続け、町から何マイルも離れた場所で必死に時間との闘いに挑む——。


www.youtube.com

 

 

監督情報

 今作の監督はフィリップ・ノイス。

 

 オーストラリア出身の映画監督・プロデューサーで代表的な作品として『ジャック・ライアン』シリーズや映画『ソルト』(10)。

 今までに20いかないくらいの作品を製作してきていますが正直そこまで存じ上げない方。作品の名前は聞いたことあるものがいくつかはあったのですが見たことのあるものは全然で、そもそも日本で公開されていた作品自体少ない印象でした。 いろいろ調べては見たもののヒットがそこまで…。

 

 ですがデンゼル・ワシントン主演の『ボーン・コレクター』(99)や2002年に公開された『裸足の1500マイル』などの作品は様々な国で公開されており、『裸足の1500マイル』は40以上の映画祭で評価を受けておりナオミ・ワッツが「映画制作を知り尽くした人」とコメントするほど。

 

 そんな多くの評価を受けた監督の期待の新作はどんな予測不能なスリラー作品に仕上がっているのか!?主演のナオミ・ワッツのシーンが続くと思われるので彼女の迫真の演技にも注目です!

裸足の1500マイル

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キャスト<役名

ナオミ・ワッツ<エイミー>

 14歳でオーストラリアへ移住し、シドニーの演技学校で学んだ後、1986年に『For Love Alone(原題)』でスクリーンデビューを果たす。

 1991年には、ジョージ・ミラー監督がプロデュースを務めた、ジョン・デュイガン監督作『ニコール・キッドマンの恋愛天国』や、オスカー俳優のラッセル・クロウとブレンダ・フリッカーが共演したTVシリーズ「Brides of Christ(原題)」に出演したほか、『ボディandハーツ』(93)でデュイガン監督と、『過失』(95)でミラー監督と再び仕事をするなどキャリアを積み重ねた。

 

 その後にハリウッドへ渡り、コミック映画『タンク・ガール』(95)で主演を務めカルト的な人気を博したが、興行成績は振るわなかった。その後の数年もヒット作に恵まれなかったが、デヴィッド・リンチ監督作『マルホランド・ドライブ』(01)に起用されるとその演技が世界で賞賛され、続いて『リング』(98)のハリウッドリメイクでヒット作の『ザ・リング』(02)において、怪死事件の真相を追う記者を演じたことで一躍脚光を浴び、スター俳優の仲間入りをした。

 

 その後も躍進は止まらず、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督のネオ・ノワール『21グラム』(03)、ユアン・マクレガーと共演したパニック映画『インポッシブル』(12)でアカデミー主演女優賞の候補となった。

 その他の出演作として、『キング・コング』(05)、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)、『追憶の森』(15)、TVシリーズ「ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ」(17)、『ルース・エドガー』(19)、Netflix映画『ペンギンが教えてくれたこと』(20)、『コンティニュー』(21)、Netflixドラマシリーズ「ザ・ウォッチャー」『グッドナイト、マミー』『インフィニット・ストーム』(いずれも22)などがある。

 

 また、Jam Tart Filmsを設立し、本作の製作を始めプロデューサー業を手掛けているほか、更年期の美容と健康のためのブランド「Stripes」の創設者兼CCOとしても活躍している。

 元パートナーであるリーヴ・シュライバーとの間に2007年に長男を、2008年に次男を出産、実生活でも2児の母親である。

 

コルトン・ゴボ<ノア

 9歳で演劇のキャリアをスタートさせ、12歳で最初のエージェントと契約、2015年にTVシリーズ「Fear Thy Neighbor(原題)」でテレビデビューを果たした。

 2023年3月現在、日本でも配信中のNetflixシリーズ「ジニー&ジョージア」(21-23)ではジョーダン役として15エピソードに出演している。その他の出演作として、TVシリーズ「オーファン・ブラック~暴走遺伝子」シーズン4(16)、Netflixシリーズ「Titans/タイタンズ」(18)、『スケアリーストーリーズ 怖い本』(19)など。

 

 現在は、カナダCBCテレビジョンのドラマシリーズ「Son of a Critch(原題)」にメインキャラクターの一人として出演している。

 

引用元:公式HPより

 

 

感想

立てこもり事件が起こった学校へなんとか行こうとする母親がスマホ1台で解決しようと大奮闘!視点移動がなく発展状況が“電話”の中身となる今作は個人的に『search』に続くほどではないのかなと感じちゃいました(・Д・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子が事件に巻き込まれる!

 夫を交通事故で亡くして1年経とうとしているが心の整理がまだついていないエイミー・カー(ナオミ・ワッツ)。一周忌を目前とした時に高校生の息子が立てこもり事件に巻き込まれてしまいスマホ1台で彼の安否を確かめようとしたり現場へ駆けつけようと奮闘するストーリーは、シーンの切り替えがなくエイミーの行動やスマホで行われる展開が全ての鍵を握っており緊迫感のある作品となっておりました。

 

 ですが1人称視点や同じ境遇に立てばエイミーのように心配で胸が張り裂けそうになると思うんですが、スクリーンに事件現場が映らなすぎて緊迫感が薄れてしまっているように感じてしまいました。

 これに関しては人にもよるんでしょうが、息子のノア側の状況がスクリーンに出た方がハラハラすると思うんですよ。被害者側にいたら「何もわからない」が一番不安になる要因になりますが、こと映画となると銃口を向けられたり崖から落ちそうになったり急に襲われたりみたいなシーンと音響が不安感を煽るんですよね。

 

 なのでそういうシーンがあればドキドキできたけど個人的には足りないかな。海外の批評家は「ドキドキの連続!」とか評価されていましたがそこまでじゃないか!!?感じ方はそれぞれなので現場のシーンがないっていうのは頭に入れたうえで鑑賞しないといけないかな。

 

 ただストーリーの構成や事件の全貌が明らかになるにつれ情報がすごく飛び交います!最初は警察や友人と電話して状況を確認していたのが、親の車を預けたいた車屋とか壁の修繕業者からも情報を得て一気に事件の中身が見え始めるのは惹かれたな。

 

 この複雑に絡み合う現場の情報をもとに息子の安否を調べていくんですが、わかりそうでわからないところをめちゃくちゃくすぐってきてちょっとイラつくかなw エイミーも前半は心配で呼吸が整わなかったり走っている時に足を引っ掛けて頭を打ってしまったりしていたのですが、後半に関しては電話が切れてしまったり混雑で繋がらないと『S○it!!!』って連呼してました。

 

 それだけ「なんでなんだよぉ!!o(`ω´ )o」って痒くなる展開になっててこっちもおんなじ気持ちになってきちゃいます。作品的には前半からずっとっていうよりも後半から共感性というか同調していく感覚。

 途中からエンジンかかるんで最初の方はそこまでなんですが後から巻き返してくるので全体的には普通くらいに落ち着きましたね。

 

 

気持ちはわかるがそれはダメだろ!?( ゚д゚)

 我が子が立てこもり事件に巻き込まれたら誰でも心配で居ても立ってもいられなくなってしまいますよね!そりゃ! いろんな人に電話して助けを求めるだろうし、誰かそばにいて欲しい気持ちがあるのもわかる。

 だがエイミーさん!結構むちゃくちゃ言ってますねww( ´∀`)ハハッ 特に息子と同じ学校に通っているママ友に電話をしているときは「おいおい」ってツッコみたくなる。

 

 相手も我が子が事件に巻き込まれているんだから現場に向かいたいですよ!向かっていて電話越しにすごいクラクション聞こえているのに迎えに来てくれは無理すぎだろ!

 このシーンってエイミー自身がランニングしていてすぐに迎える状況じゃなくなってしまったから言ったんでしょうがさすがに相手の場所を聞いたりしてから言ってあげてよ。

 

 しかも助かったママ友の子に電話を代わって犯人を特定しようとしているのもちょっとって感じ。怪我が捻挫で済んではいるけど銃を持った大人が来て怖い思いをしているんだからね。

 ママ友も最初はそれはちょっとって言ったけど気圧されてましたよね。犯人を特定してまさか…とか思っていたら、予想通りやりましたね( ^ω^ ) これはさすがに軽率すぎないか。

 

 今まさに警察が交渉をしていたり状況をどう打開するのかを考えているところに一般人が介入しちゃうのはね。映画作品なので結末は良い方に転ぶんだろうけど現実でやったらまぁバッシングすごいでしょう。

 しかも個人情報を違法に入手しているしね。警察にどうやって犯人の番号を知ったんだ!って問われている時も顔色悪くして「今関係ある!?」とかはぐらかしていたしw

 

 かなり「それはやめた方がいいんじゃないか」って思わせる行動をしちゃうのでそれのハラハラはあるんじゃないでしょうかね。まぁ奮闘するってところを注目すればやっちゃうか。仕方ないか。

 

 

最後に

 正直予測不可能なシチュエーションではあったけど展開は予測可能でしたね。主演俳優をずっと映し続けているのでナオミ・ワッツのような顔色を作れる人じゃないとかなり厳しかったかな。

 彼女の演技が必死感伝わってくるし、息子を助けるために何かしないとって慌てているのも伝わってくるのでこれをうまく演じれる+伝えられるってのはかなり重要な要素でしたね。

 

 あとはストーリー自体にもうちょっと映画的なボリュームを詰め込むかどうかですよね。内容自体はフィクションにしても現実的にできてしまうのでそこは評価される点かなと。

 系統が近い『search』も実際に使われているパソコンなどの機能を使用しているのでそれが「〜に続く」って謳われている理由じゃないでしょうか。

 

 普段使っていなかったり知らなかった機能なんかも出ていたのでこれは覚えておいて損はないでしょう。普通の電話でもマルチが可能なんですね!これは知らなかったのでいざってときは便利。普段電話使わないんですけどねww

 

 良くも悪くもドキドキハラハラできるシーンはあるためスリラーとしてはいいですが総評はそんなかな。『TAR/ター』とどっち見るか迷ったけどあっちが良かったかも。今回は時間の都合で見られなかったのでどこかで見てみよう。

 あっちは賞獲得したりノミネートされているしね。この作品の感想なのに他作品の話をしちゃうのはいけないですね。失敬失敬。

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ

 評価 ☆☆★★★2/5