ちょうど1年前の9月に上映された『TENET テネット』を皆さん見ましたか?Amazonでも配信されているめちゃくちゃ難しくて頭をフル回転させる作品でしたがこの作品で監督を務めた「クリストファー・ノーラン」の弟が今作の監督さんなんですね(゚∀゚)
↓TENETの記事
2人で一緒に製作した作品(ダークナイト、インターステラーなど)もありますが私の印象的に弟さんよりお兄ちゃんを知っている人が多いかなと思います。Wikiに載っている作品も少なめかなと思いましたが監督とかではなく脚本メインの方なのでこんなものなのでしょうかね…?
今作で注目なのはお兄ちゃんの『TENET』と比べてどうか。というところかな。予告見ただけですが系統は近いですしかなり複雑なトリックを忍ばせているようなのでどう面白くしてくるのか見ものだと感じます( ^ω^ )
作品情報
今作は『ウエストワールド』のリサ・ジョイと『インターステラー』のジョナサン・ノーランそれぞれが監督・制作を務める。作品と肝となる記憶のトリックが注目され、ジョナサンの兄である「クリストファー・ノーラン」の『TENET』と系統が似ているためどのような作品になるか楽しみな作品となっている。
今作の主役は『Xーメンシリーズ』や『グレイテスト・ショーマン』のヒュー・ジャックマンが務め記憶に入り様々なルール(縛り)と共にことの真相を探し出す。
メインの出演者が少ない作品なので俳優で楽しませるのではなく話の内容の深さで勝負しにくる作品ではないでしょうか。製作陣はエミー賞・アカデミー賞の獲得経験がある人なのとどれだけ難しく複雑に絡まったトリックを入れてくるのか楽しみな作品です!!( *`ω´)
キャスト<役名>
ヒュー・ジャックマン<ニック・バニスター>
『グレイテスト・ショーマン』(17)『X-MEN』シリーズなどで、エンターテイメント界の最前線を駆け抜けてきた。 米アカデミー賞ノミネート歴、ゴールデングローブ賞/エミー賞/トニー賞の受賞歴をもち、映画版『レ・ミゼラブル』(12)では主人公のジャン・バルジャンを演じ、米アカデミー賞最優秀主演男優賞に初ノミネート。
さらにその秀逸な演技で、ゴールデングローブ賞最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞し、全米映画俳優組合(SAG)賞の最優秀キャスト賞と最優秀主演男優賞にダブルノミネートされ、英アカデミー(BAFTA)賞最優秀主演男優賞にもノミネートされた。
レベッカ・ファーガソン<メイ>
『グレイテスト・ショーマン』(17)ではヒュー・ジャックマンと共演。待機作に、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の待望の映画『Dune/デューン 砂の惑星』(21)がある。その他にも『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)、『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』(18)、『ドクター・スリープ』(19)など数多くの人気作に出演。
タンディ・ニュートン<ワッツ>
HBO放送の高い評価を得たシリーズ「ウエストワールド」(16~)に出演し、2018年度エミー賞最優秀助演女優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞し、17年度と20年度同賞にノミネートされた。加えて、19年度放送映画批評家協会賞最優秀助演女優賞を獲得。
ダニエル・ウー<セント・ジョー>
カリフォルニア出身。優れた運動神経とカメラ映りのよいルックス、そして中国武術の達人であることが、自らをアジアとハリウッドの映画界。これまで出演したハリウッド大ヒット作に、『ウォークラフト』(16)、『ジオストーム』(17)、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(18)などがある。
あらすじ
記憶には誰も知らない、深層世界があった。その世界に潜入<レミニセンス>し、記憶を抜き取って真実を暴けるのかー。
ルール1
潜入できる記憶は、対象者の互換で体験した世界すべて。
ルール2
同じ記憶に何度も入ると、対象者は記憶に飲み込まれ、現実に戻れなくなる。
ルール3
記憶から、事実と異なるものを植え付けられると、対象者は脳に異常をきたす。
都市が海に沈み、水に支配された世界で、《記憶潜入エージェント》として暗躍するニックに、検察から仕事が舞い込む。
新興勢力のギャング組織の男が瀕死の姿で発見され、その男の記憶に潜入し、ギャングの正体と目的を掴めという依頼だ。記憶から映し出される事件のカギを握る謎の女性メイを追って、多くの人々の記憶潜入<レミニセンス>を試みるニック。膨大な記憶と映像に翻弄されるニックは、やがて予測もしなかった陰謀へと巻き込まれていくーー。
<引用元:公式HP、他>
感想
内容自体は至ってシンプルなんだけど切ない恋愛ものだった!過去にしがみつくか未来に進むか考えさせられる作品でした( ゚д゚)
楽しかった過去へ…
都市が水に沈んでしまった世界。世界で起こった戦争の影響で荒れ果てた姿になってしまった世界では貧困差がさらに加速してしまい、土地を持っている金持ちたちは住む場所を追われた人たちから搾り取る。戦争で家族を失ってしまった人は脳内の記憶を映像化する機械を使うことで困窮した自身を保っていたりした。
そんなある日1人の女性がニックの元に現れ「鍵を探してほしい」と依頼。そこからニックの潜入捜査の始まりだった。閉店後にやってきたメイを見てニックは一目惚れ。その依頼を受けてから惹かれあい恋人として過ごしていたが彼女が突然失踪した。ニックに何も告げることなく消えてしまった彼女を探そうとしたが何も手がかりが掴めない。
そこへ検察から依頼され性移入装置を使って調べていくとメイの姿が映っていた。映っていたのはニックと出会う前だが、彼女に繋がる手がかりが見つかりギャングの本拠地まで足を運んじゃいます。
予告見ていたら依頼された事件を解決するのがメインかと思ったら彼女探しと同時進行していく内容だったことがわかりここでまず驚き!そっち方面だったのかと思っちゃいましたwwでも私的にはこっちの方が面白かったと感じます(゚∀゚)ただの事件解決ものよりも恋愛絡みの方が好きなので。
でも楽しかった過去を振り返り生活しているけど前に進むしかない。でも思い出に浸れる装置があるから使っちゃうって設定がかなり酷な者じゃないですか!?使えば使うほど脳に作用して過去と現在の区別がつかなくなっちゃうって説明流れてる時『怖っ!!( ゚д゚)』って思いましたもん。頭に電気流すからそうなっちゃうもは納得できますがこんなカオスな世界が舞台なんて…。今時点で切ない物語だなと。
事件の真相は単純だけどかなり悲しい物語
そもそもこの装置が開発されている時代ってのがすごいですよね。かなり科学が進んでいてこれ一つ買うのにかなりの金額がするんじゃないかと思うし、こんなの作れるなら経済回復させるのなんか私たちの現代よりもやりやすそうだけどそうでもない世界。
ニックだけが持っている装置ではなくて、商売している企業もあるくらいですからかなり普及しているみたい。おそらくですがニックは戦争に出ていたのでそれなりの手当をもらっていたんでしょうね。激戦区に行けばプラスαで支給されたりする国もありますからそのおかげで戦後にこんな高そうな装置を購入して運営していけているのかな?
さて物語の続きですが、検察に依頼された事件の中でメイが麻薬組織のリーダー・ジョーの元にいた経歴が判明し、ジョーが何か知っているのではないかと思いアジトに潜入します。潜入する目的は事件解決かと思いきやメイを探すのが第一目的。明らかに逃げた女を引きずっている男。もはや潜入捜査官とは?ってなっちゃいます。
潜入しますがあっさりバレて目的を吐かせようと拷問されます。そこへワッツが助けに来ます。拘束を解きワッツ共にジョーと戦い彼を殺害。メイへの手がかりを聞くことができないまま。だけど少しずつ残っている痕跡から彼女の元へ近づいていきます。
結局メイはニックを騙して逃げただけではなかったですが彼女の行動が悲しい!自分のことを顧みずにニックを愛していたんですね(`・ω・´)
最後に
記憶潜入装置って水が張ってあってそこに機械を装着した人が入りますが、ヒュー・ジャックマンが入るとまんまウルヴァリンなんですよね。ウェポンX計画に関係しているんじゃないかってくらい見た目がまんまそれだし、ジョナサン・ノーランは意図してやったんじゃないかと思っちゃいましたwwアダマンチウム注入されるんじゃないかな٩( ᐛ )و
設定や流れはとても単調なんですが見てみたら物語は酸っぱくて悲しい恋物語で、想像していたミステリー系の作品じゃなくてちょっとビックリしました。全然嫌いじゃないんで楽しくみさせてもらいましたけどね。
過去を振り切って前に進んでいくだけが全てじゃなくて、過去にしがみついていても幸せならありなのかな。この世界じゃそんな生活も悪いことじゃないのかもしれないですね。
ってなわけでまた次回で ´ω`)ノ
評価 ☆☆☆★★3/5