みなさま、新年明けましておめでとうございます!(´ω`) 年が明けて最初の週末となりました。仕事が始まっている方が多いでしょう。今年も頑張っていきましょう!!
さて、年明け1発目の映画は韓国の作品『非常宣言』でございます。11,12月の映画館で予告がめちゃくちゃ流れていたので「年明けはこいつからかな…」とか思っていました。 一昨年(2021年)のカンヌ国際映画祭に正式出品され去年8月に韓国で公開。日本は少し遅れて今年の1月になりました。
バイオテロ系の映画作品は多数あれど空を飛んでいる飛行機内が舞台になっているのは聞いたことなかったので結構珍しいなと。 しかも公開された時期(カンヌ)が2021年なのもコロナと紐づけられているのかなと感じます。
豪華韓国俳優陣が共演する本作。乗客は死んでしまうのか?!それとも着陸して感染が拡大してしまうのか?!
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
2021年に公開された韓国の航空災害映画で、第74回カンヌ国際映画祭に正式出品され初上映。翌年2022年夏に韓国で劇場公開され4DX版なども公開。 韓国内の興収No.1でオープンし、2週間半で200万人の入場を超えた。
飛行機のセットはアメリカから廃機を空輸で取り寄せて使用し、セット自体を360度回転できるように改良。
他にもシンガポール、タイ、香港、マレーシアでも公開され、2022年の第55回シッチェス映画祭にも招待された。
日本でも知られている韓国俳優のソン・ガンホとイ・ビョンホンの豪華タッグが実現し、他にも豪華俳優陣たちが集結している今作!さらに期待が高まります!!
あらすじ
「非常宣言」発令!? 逃げ場なしの飛行機内でバイオテロ発生
娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のジェヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗にふたりにつきまとう謎の若い男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。
KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして、1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、機内は恐怖とパニックの渦に包まれていく。
一方、地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が警察署にいた。飛行機へのバイオテロの犯行予告動画がアップされ、捜査を開始するが、その飛行機は妻が搭乗した便だったことを知る。
また、テロの知らせを受けた国土交通大臣のスッキ(チョン・ドヨン)は、緊急着陸のために国内外に交渉を開始する。副操縦士のヒョンス(キム・ナムギル)は、乗客の命を守るため奮闘するが、飛行を続けるタイムリミットが迫り、「非常宣言」を発動。
しかし、機体はついに操縦不能となり、地上へと急降下していく。
見えないウイルスによる恐怖と、墜落の恐怖。高度28,000フィート上空の愛する人を救う方法はあるのか—?!
監督情報
今作の監督はハン・ジェリム監督。
2005年に『恋愛の目的』で長編映画監督としてデビューし第43回大鐘賞映画祭新人監督賞、第26回青龍映画賞脚本賞、第6回釜山映画批評家協会賞受最優秀作品賞・新人監督賞・脚本賞・主演女優賞、第42回百想芸術大賞脚本賞などを獲得。
続く『優雅な世界』(07)でソン・ガンホとタッグを組み第28回青龍映画賞最優秀作品賞・男優賞を、第27回韓国映画評論家協会賞最優秀作品賞を受賞。 俳優ソン・ガンホとは今作で3回目のタッグとなる。
他にも『観相師』(14)、『造られた殺人』(16)、『ザ・キング』(18)と今作合わせて5作品の製作経験があり、作品数としては正直少ない方。だがこれまでの受賞歴もあり期待値は高い監督さんかと思います。
韓国映画自体そんなに鑑賞しないのですがこれは気になってしまいました!『パラサイト 半地下の家族』や『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の人気俳優陣も注目の1つかと!!( ^ω^ )
キャスト<役名>
ソン・ガンホ<ク・イノ刑事>
主な出演作品:『豚が井戸に落ちた日』(96)『クワイエット・ファミリー』(98)『シュリ』(99) 『反則王』(00) 『JSA』(00)『復讐者に憐れみを』(02) 『殺人の追憶』(03) 『グエムル-漢江の怪物-』(06)『シークレット・サンシャイン』(07)『グッド・バッド・ウィアード』(08)『渇き』(09)『スノーピアサー』(13)『観相師-かんそうし-』(13)『タクシー運転手 約束は海を越えて』(17) 『パラサイト 半地下の家族』(19) 『ベイビー・ブローカー』(22)
イ・ビョンホン<パク・ジェヒョク>
主な出演作品:『JSA』(00)『バンジージャンプする』(01)『誰にでも秘密がある』(04)『甘い人生』(05)『グッド・バッド・ウィアード』(08)『G.I.ジョー』(09)『悪魔を見た』(10)『王になった男』(12)『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)『REDリターンズ』(13)『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(15)『メモリーズ 追憶の剣』(15)『インサイダーズ/内部者たち』(15) 『マグニフィセント・セブン』(16)『KCIA 南山の部長たち』(20)
チョン・ドヨン<キム・スッキ国土交通省大臣>
主な出演作品:『ハッピーエンド』(99)『私にも妻がいたらいいのに』(01)『血も涙もなく』(02)『スキャンダル』(03)『ユア・マイ・サンシャイン』(05)『シークレット・サンシャイン』(07)『素晴らしい一日』(08)『ハウスメイド』(10)『カウントダウン』(11)『マルティニークからの祈り』(13)『無頼漢 渇いた罪』(15)『メモリーズ 追憶の剣』(15)『君の誕生日』(19)『藁にもすがる獣たち』(20)
キム・ナムギル<ヒョンス副操縦士>
主な出演作品:『美人図』(08)『愛の運命 -暴風前夜-』(10)『パイレーツ』(14)『無頼漢 渇いた罪』(15)『花、香る歌』(15)『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』(17)『殺人者の記憶法』(17)『感染家族』(19)『クローゼット』(20)
イム・シワン<リュ・ジンソク>
主な出演作品:『弁護人』(13)『戦場のメロディ』(16)『ワンライン/5人の詐欺師たち』(17)『名もなき野良犬の輪舞』(17)
キム・ソジン<ヒジン チーフパーサー>
主な出演作品:『ザ・キング』(17)『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(18)『未成年』(19)『KCIA 南山の部長たち』(20)『モガディシュ 脱出までの14日間』(21)
パク・ヘジュン<パク・テス大統領府危機管理センター所長>
主な出演作品:『火車 HELPLESS』(12)『ファイ 悪魔に育てられた少年』(13)『探偵なふたり』(15)『女は冷たい嘘をつく』(16) 『毒戦 BELIEVER』(18)『がんばれ!チョルス』(19)『スタートアップ』(20)『ベイビー・ブローカー』(22)
※引用元:公式HPより
感想
空中の檻で起こったウイルステロは逃げ場なし!その姿はまるで実験体のネズミのよう…。乗ってる乗客を助けたいけど国民を守義務もある。純粋に怖さを感じた( ;∀;)
ハワイへの楽しいフライトのはずが…
ホノルルへ向かう飛行機の中で起こったバイオテロにより命の危機にさらされていく乗客と乗組員。事件を解決するために地上から捜査をする警察や政府の対策チームの命の選択を描いた作品で、人の命が簡単に失われてしまう環境が恐怖心を煽ってくるしどうなってしまうのかとドキドキしてしまう内容になっていました(゚∀゚)
私的には面白いよりかはハラハラドキドキのほうが勝っていて、シーンもそうなんですが重低音の音響がより恐怖感を演出していました。2時間を超える上映時間でしたが常に何かしらの展開があって休まるところがなかったですねw そう考えるとかなり疲れっちゃったと思います。
作品の内容は娘と共に飛行機に乗るイ・ビョンホンと妻が乗ったホノルル行きの飛行機を助けようとする刑事のソン・ガンホの視点が入れ替わりで進行していく形になっていて、逃げ場のない環境でピンチに陥ったら人間がどんな行動をするのか?!みたいな部分も垣間見えました。
今回はイ・ビョンホンよりもソン・ガンホのほうが体を張っていて後半出血だらけになっていましたからね。奥さんを助けるために少ない時間でいろんなところに走り回ってましたがすごい体力だなって思います。
というかホノルルまでのフライトが最短で7時間半くらいらしくて予備の燃料入れて半日とか保つのかな?ってイメージなんですがかなり短時間でことが進む構成なんだなって驚きました。
犯人がウイルスのカプセルを持ち込む方法がエグかったんですがあの描写だと麻酔使ってないですよね!?あんなの声あげて痛がるし、あんな涼しい顔して飛行機に乗り込めないでしょ。
荷物検査の金属探知の時に傷バレそうだけどなぁ。自分縫ったりしても案外塞がるもんなんですね。
この手のテロはなかなか助けられないよなぁ
今回のテロってウイルスもですが他にも問題点が重なっちゃってるんですよね。まず飛行機が飛んでから起こっているから燃料が無くなっていくってのとウイルスを解析してワクチンがあるのか、そしてどこに着陸をするのかって点です。
韓国政府はアメリカ(ハワイ)に要請出すけど拒否されて引き返すことに。次は日本に要請を出して成田に降りようとするけど拒否される。しかもこの時に副操縦士がウイルスの影響で運転続行できないと判断して拒否を無視して着陸しようとします。
日本もこれを許すわけにはいかないとして空軍が出てきて威嚇射撃までしちゃうんですよね(・Д・) 非常宣言出していたとしても日本国民を守ることが最優先なわけですから致し方なし。
なんとか韓国まで戻ったはいいけどまさかの韓国の国民から反対されちゃうっていう始末。「俺たちの命が危なくなるだろうが!!」って反対デモが起きて空港に飛行機が降りられなくなるっていう展開。同じ国民なのにワクチンとかの解決策がなかったらこうなっちゃうんだろうなぁ。
これを打開するために立ち上がったのがソン・ガンホ演じる刑事で、自分にウイルスを打ち込んでワクチンの効力を実証実験したんですよね。自分の奥さんや他の搭乗者を救うためにここまで体を張るとは思ってなかったです…。
結局刑事は一命を取り留めたもののウイルスの注入量が多かったみたいで呼吸器をつけて生活することになっちゃうんですよね。ここはもうハッピーエンドでいいじゃん!とか思いましたが残念。
だって「これみんな死ぬしか道がないんじゃね?」みたいなところが頻繁にあるから最後くらいはって。そんなには優しくなかったようですw(´ω`)
最後に
コロナ禍の撮影なんでできることできないことあるとは思うんですが、成田空港の管制塔は日本人にやらせられるでしょ?あれ日本人な訳ないよね…。 日本語カタコトだし“つ”とかが“ちゅ”ってなっちゃう海外特有の言い方になってたんでね。
その後出てきた政府の会見はめちゃくちゃ日本語うまかったんで「やるなら全員カタコトにしてくれ」って思っちゃいました。そこだけしない理由ないしね。
今作は飛行機でのテロでしたが他の環境でも起こりうるし、ここ数年続いているコロナなんかもこれに似ていますよね。
起きた時に政府がどういう対応をするのかってのとあらかじめ土台は用意しておかないと大変だなって感じましたね。関東なんかは地震が起こるってずっと言われていますし、万が一に備て準備しておけば誰かを切り捨てるみたいなことは起きないのかなって。
そしてテロリストさん服綺麗すぎないか!?あんだけ血を拭いたシート捨てているのにシャツめっちゃ綺麗なの。あんなシャツ着てたら滝藤さんがレノア持ってツッコミに来るくらいシワ汚れなしなの。「君、脇切り開いてカプセル埋め込んだんでしょ?? 血ついて無さすぎ〜〜( ゚д゚)」って。
ってなわけでまた次回 ´ω`)ノ
評価 ☆☆☆☆★4/5