ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『天間荘の三姉妹』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ この世は悪いことばかりじゃない

 

 いろんなところへ旅行に行ったりしたらホテルとか旅館を利用するかと思います。最近はコロナウイルスに対する措置も少しずつ緩和されて休日や連休なんかに旅行する人も増えてきましたね( ^ω^ )

 

 心も体も休める場所である宿ですが今回は“魂”が宿泊する宿のお話。

 

 こういった内容の小説が原作かと思いきや漫画が原作なんですよね。しかも青年漫画誌の「グランドジャンプ」に掲載されていたんです。

 私の勝手なイメージなんですが小説でありそうな題材だなって思っていたら漫画だったので驚きましたw しかもジャンプ系の漫画だったので映画を見る前にヤンジャンのアプリで漫画を見てきました。

 

 原作漫画のまんまスクリーンに流すのか、少し変えて流すのか?!生きることについていろいろ考える作風が実写映画でどうなるのか楽しみです!!

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

作品情報

 2013年〜2014年にかけて「グランドジャンプ」で連載された『スカイハイ』のスピンオフをもとに作成された今作。原作は『モーニング』(講談社)や『月刊アフタヌーン』(講談社)、『グランドジャンプ』(集英社)などで活動をする漫画家の高橋ツトム氏。

 

 「人が生きること」について描かれたヒューマンファンタジーの作品で数々の話題作を手がけた監督・北村龍平と有名俳優たちの演技、アニメーション映画『この世界の片隅で』の真木太郎プロデュースで感動を届ける。

 

 現実世界で臨死状態になった人間の魂が現世に戻るか、天界へと旅立つかを決める宿という物語の中で何を得るのか…。

 

 

あらすじ

 天界と地上の間にある街、三ツ瀬。美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」がある。切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)だ。のぞみの妹・かなえ(門脇麦)はイルカのトレーナー。ふたりの母親にして大女将の恵子(寺島しのぶ)は逃げた父親をいまだに恨んでいる。


 ある日、小川たまえ(のん)という少女が謎の女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられて天間荘にやってきた。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。

 

 イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。しかし、たまえは天間荘に客として泊まるのではなく、働かせてほしいと申し出る。そもそも三ツ瀬とは何なのか? 天間荘の真の役割とは?


www.youtube.com

 

 

監督情報

 今作の監督は『ゴジラ FINAL WARS』(04)、『ルパン三世』(14)などの作品を手掛けてきた北村龍平氏。活動は日本だけでなくアメリカに住みさまざまな作品の製作に参加しています。

 

 私も全部ではないですがちょいちょい見た方のある作品があり、どちらかというとアクション作品が多い印象をうけてます。そんなに詳しくはないんですけどね( ´Д`)

 今作のもとになったコミック『スカイハイ』の劇場版も製作された方なので技術の上がった作品にしてくれるんじゃないでしょうかね?!

 

 なので今作の風合いとどう合うのかが気になるところ!戦闘シーンなんて皆無ですがどんな風に仕上げてくるのか!?(゚∀゚)

 

 

メインキャスト<キャラクター

のん<小川たまえ

 1993年生まれ。劇場アニメ『この世界の片隅に』(16年)で主人公・すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭にて審査員特別賞、作品賞を受賞し高い評価を得る。第40回日本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞を受賞。女優業に“創作あーちすと”としてアート・音楽など意欲的に活動を続ける。

 自身が初監督を務め、主演・脚本・撮影・編集を担当したYouTube Original「おちをつけなんせ」(19年)を配信。舞台では音楽劇「私の恋人」(19年初演、22年再演)、「シブヤデアイマショウ」(21年)、「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」(21年)など。

 

 近年の映画出演作に『星屑の町』(20年)、『8日で死んだ怪獣の12日の物語』(20年)、『私をくいとめて』(20年)、脚本・監督・主演を務める『Ribbon』(22年)など。公開待機作に『さかなのこ』(9月1日公開予定)がある。

 

門脇麦<天間かなえ

 1992年生まれ。2011年にドラマで女優デビュー。

 『愛の渦』(14年)をはじめ『闇金ウシジマくん Part2』(14年)などで、第6回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞。『止められるか、俺たちを』(18年)では第61回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。

 

 主な出演作に連続テレビ小説「まれ」(NHK/15年)、「麒麟がくる」(NHK/20-21年)、「ミステリと言う勿れ」(CX/22年)、舞台「わたしは真悟」(16-17年)、「ねじまき鳥クロニクル」(20年)、「ケダモノ」(22年)、映画『太陽』、『二重生活』(ともに16年)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17年)、『チワワちゃん』(19年)、『さよならくちびる』(19年)、『あのこは貴族』(21年)、『浅草キッド』(Netflix/21年)などがある。

 

大島優子<天間のぞみ

 1988年生まれ。栃木県出身。2014年、『紙の月』で第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、第39回報知映画賞助演女優賞など多くの映画賞を受賞。

 主な出演映画に『櫻の園』(08)、『銀色の雨』(09)、『スイートリトルライズ』(10)、『メリダとおそろしの森』(12/声の出演)、『闇金ウシジマくん』(12)、『劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇/爻ノ篇』(13)、『ロマンス』(15)、『真田十勇士』(16)、『疾風ロンド』(16)、『生きちゃった』(20)、『明日の食卓』(21)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21)、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)、『女子高生に殺されたい』(22)、『とんび』(22)など。公開待機作に『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開予定)がある。

 

高良健吾<魚堂一馬

 1987年生まれ。2006年『ハリヨの夏』で銀幕デビューを果たし、2007年には映画『M』で第19回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門特別賞を受賞。『軽蔑』(11年)で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、翌年『苦役列車』(12年)で第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、2013年『横道世之介』では第56回ブルーリボン賞主演男優賞/第23回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞と、出演するたびに高い評価を受けている。

 近年の出演作に、『多十郎殉愛記』(19年)、『狼煙が呼ぶ』(19年)、『アンダー・ユア・ベッド』(19年)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、『葬式の名人』(19年)、『カツベン!』(19年)、『星の子』(20年)、『夏、至るころ』(20年)、『おもいで写眞』(21年)、『あのこは貴族』(21年)、『くれなずめ』(21年)、『BiSH presents PCR is PaiPAi CHiNCHiN ROCK’N’ROLL「オルガン」』(22年)などがある。

 

山谷花純<芹崎優那

 1996年生まれ。2007年、エイベックス主催のオーディションに合格し、翌年ドラマ「CHANGE」(CX)でデビュー。その後ドラマ「あまちゃん」(NHK/13年)、「ファーストクラス」(CX/14年)、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(EX/15年)、主演映画『シンデレラゲーム』(16年)、舞台「ヘンリー八世」(20年)「終わりよければすべてよし」(21年)などに出演。

 2018年、映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』では末期がん患者役に丸刈りで臨み注目を集める。2019年、主演作『フェイクプラスティックプラネット』でマドリード国際映画祭最優秀外国語映画主演女優賞を受賞。近年の出演作にドラマ「私の正しいお兄ちゃん」(FOD/21年)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK/22年)、『とんかつDJアゲ太郎』(20年)、『さくら』(20年)、『まともじゃないのは君も一緒』(21年)、『N号棟』(22年)などがある。

 

萩原利久<早乙女海斗

 1999年生まれ。2008年デビュー。『イノセント15』(16年)で映画初主演を果たす。近年の映画出演作に、『牛首村』(22年)、『花束みたいな恋をした』『Bittersand』(21年)、『アイネクライネナハトムジーク』『十二人の死にたい子どもたち』『恐怖人形』(19年)、など。

 ドラマでは「新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜」(NTV/22年)、「探偵が早すぎる〜春のトリック返し祭り〜」(YTV・NTV/22年)、「美しい彼」(MBS/21年)、連続テレビ小説「エール」(NHK/20年)、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(NTV/19年)などがある。

 

平山浩行<早乙女勝造

 1977年生まれ、岐阜県出身。2003年にドラマ『高原へいらっしゃい』(TBS)で俳優デビュー。近年の主な出演作品として映画では『本能寺ホテル』(17年)、『昼顔』(17年)、『ハルカの陶』(19年)など。ドラマでは『仮面ライダーセイバー』(EX/20年)、『寂しい丘で狩りをする』(TX/22年)、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~ season2』(Hulu/22年)などに出演。

 最新作の主演映画「シグナチャー 〜日本を世界の銘醸地に〜」(22年11月公開予定)はニース国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞。

 

柳葉敏郎<魚堂源一

 1961年生まれ。1984年、劇男一世風靡”セピア”のメンバーとして路上パフォーマンスを繰り広げ話題を呼ぶ。

 その後『南へ走れ、海の道を!』(86年)で本格的スクリーンデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以後、TV・映画・CMと幅広く展開。1997年から放送された人気ドラマ・映画「踊る大捜査線」シリーズの室井慎次役が人気となり、2005年にスピンオフ主演作『容疑者 室井慎次』が大ヒット。

 近年の主な出演作に、ドラマ「やすらぎの刻〜道」(EX/19年)、「白い巨塔」(EX/19年)、「ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜」(EX/20年)、主演「山村美紗トラベルミステリー 鉄道警察官 捜査ファイル」(MBS/20年)、「ザ・ハイスクール ヒーローズ」(EX/21年)、映画『泣く子はいねぇが』(20年)、『いのちの停車場』(21年)、『光を追いかけて』(21年)など。公開待機作に『仕掛人・藤枝梅安 一』(23年2月3日公開予定)がある。

 

※引用元:公式HPより

 

 

感想

人の死は重く悲しいけど生きていく力にもなる。死んで終わるのではなく記憶の中で生き続け、現世から離れても心の中にいる。純粋なたまえの言葉に心うたれた!(`ω´ )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三ツ瀬の日常は綺麗でいいのだが…

 事故・病気などで体から魂が離れた状態・“臨死”となった人が現世に戻るか、あの世へ行くかを決める世界「三ツ瀬」。そこに住む人たちと臨死状態となり訪れる人たちが生きることと死ぬことについて真剣に考えるストーリーは生きている我々にも共通する部分があり、どう向き合っていくかなどを考える作品でした!

 

 主役であるのんの出演する作品はかなり久しぶりに見た気がしますが演技は連ドラの時と変わらずうまいですね!主人公の純粋で真っ直ぐな性格を自身にうまく落とし込んで演じていましたし、喜怒哀楽の表情がはっきりと出ていてよかった!

 

 CMとかで見る機会はかなりあったんですがそれ以外ではなかなか機会がなかったんですよね(´ω`) ドラマは普段全然見ないし、映画も自分の好きなジャンルや知っている作品の劇場版を見るのがほぼほぼなので彼女の作風と私の好みの問題かなw

 

 それは置いといて、三姉妹と母親役の女優陣も安定しているので全体的に安定していました。特に三田佳子さん演じる財前さんは漫画のまんまでビックリしちゃいましたww( ゚д゚)あの口元とかそのまんまでキャスティング凄すぎる!

 

 母親役の寺嶋さんのハマってはいたんですが、原作の中ではかなり肥えているお母さんなので森公美子さんあたりの方が来ればなと考えていましたww

 

 

 三ツ瀬の生まれた経緯だったり住民がいる理由だったり、現世との繋がりだったりが原作に沿って作られていたので漫画を読んだ側としては申し分ない出来栄えだったのではないかと思っています。

 

 だけど中盤から三ツ瀬の住民に起こった出来事の回想が入ってくるのですが、そのシーンで差し込まれたCGがまぁ酷かった(・Д・)ナンジャコリャ

 最近見た作品の中で群を抜いてますねこれは。というか邦画自体がCGの作りがそんなに良くはないですが近年の邦画の中でも酷いかなと。何年か前に後退しちゃってるレベルです。

 

 作り自体荒いし、画質はガビガビだしで自動車教習所のビデオを見ているような気分!あんなの久しぶりに見ましたね。よくOK出したな。見る人みんなそう思うでしょう。

 

 景色はめちゃくちゃ綺麗なんですけどね…。

 

 

かなりボリューミー

 今作は原作コミック4巻分がギュッと縮まった作品なわけですが、それでも150分はかなり長いですよね。中身自体はしっかりとしているのですがやっぱり後半でだれてしまう。これは話的に仕方ないのかな…。

 

 結構削って話を作ってはいるんですがもとのボリュームとか現世と三ツ瀬の関係を説明しようとしたらこのくらいかかっちゃうか( ´∀`)

 2時間は最近の作品だと良くあるけど30分伸びるだけでも感じ方がかなり変わりますからね。映画を何本も見て慣れてはいますけどやっぱねw

 

 

 脇役やカメオ出演の方はめちゃくちゃ豪華だし、あの災害は絶対に忘れちゃいけない出来事に触れているのである意味教育向けになるのかな。

 私自身出身は違いますがテレビで中継を見ていたので鮮明に覚えています。まだ完全に復旧していないほどの傷が残っているわけですからね。忘れちゃいけない!

 

 あと音楽は残念ですかね。シーンに合わせたスピード感だったり音階なんですがガチッとハマっていなくて「う〜〜ん、こういうんじゃないなぁ」って感じ。 方向性は合っているんだけど最終的な到達点が違うんですよね。これは勿体無いな。

 

最後に

 全体的としては良かったとこと悪かったとことが打ち消し合って普通に落ち着いたってとこですね。ラストの方はうるっとくるところがあるんですが出ることはなかったですね。本当は出るはずなのにCGとかで引っ込んじゃって。気が散っちゃいましたw

 

 長女役の大島優子が個人的には良かったですね!旅館の若女将としての仕事だったり家族同士の喧嘩だったり感情の出方が良かったですね。『七人の秘書』の時みたいなアクションよりもこういう作風の方が合ってると思います。

 

 

 のんの今後の作品にさらに期待が高まりましたね!見る機会があるかわかんないけど幅広いジャンルでやってるのを見てみたいです!!

 

 あと柴咲コウはああいう役がハマりすぎですね( ^ω^ )『ホリック』の時みたいでしたが、ミステリアスなのがやっぱハマりますね。

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノ

 評価 ☆☆☆★★3/5