さまざまな仕事が世の中にはあり各業界内ですごい偉業や記録を叩き出し有名になった人がいます。「映画」というジャンルにおいては第3者に見せる前提のものなので作品をよく見る人は「この監督の作品が自分のツボにハマる」って人がいるものです。
そんなたくさんの監督・製作陣の1人で今作描かれるのがクエンティン・タランティーノ氏。監督、脚本家として活躍し世に出した映画はどれもヒットを飾っている生粋の天才!
彼自身「長編映画10本作ったらやめる」と公言しており近々出てくるんじゃないかと囁かれております。その時が来る前に彼がこれまでにあげた功績やあの作品の裏側なんかを俳優陣たちがタブーなしで語ってくれるのが今作。
タランティーノが製作した作品に出演してきた多くの俳優陣が当時についての秘話・逸話を語り、彼の頭の中を暴いていくっていう面白い構成になっています。
でもこういった自伝的作品って本人が製作するか亡くなってから誰かが資料をかき集めて製作するのがほとんどなんですよね。
しかも今作の制作側のリストを見ている限りいないっぽい。今作の監督であるタラ・ウッドが本人に「作ってもいい?」って聞いて「OK!!」ってもらっているはず。タラ監督は本人を出演させる気がなかったってのもある意味面白い。
だって当の本人は退けて関わった人達だけで撮るんだから大規模なビデオメッセージですよねw
あの名作を産んだ裏ではどんなことが起きていたのかを見ることができるのもファンとしては嬉しいですよね!!
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
1992年に『レザボア・ドッグス』でデビューを飾り今までに数々の名作を世に送り出してきた監督:クエンティン・タランティーノ。新作を発表するたびに世界中のファンを熱狂させて彼と同じようなものは作れないと唯一無二のジャンルを作り上げた。
製作した長編映画作品数は10作品に満たないが予想できない奇想天外な物語を作り出す彼は何を考えて映像を撮っているのかを描くのが今作。タランティーノが監督を務めた8作品に出演した俳優陣や製作陣が当時の撮影現場での逸話や秘話をタブーなしで公開!
監督を務めるのは映画プロデューサーとして活躍するタラ・ウッド。リチャード・リンクレイター監督のドキュメンタリーなども製作しており、前作『21 Years: Richard Linklater』ではニューヨーク・タイムズでピックアップされ、ジョージア映画批評家協会賞オーグルソープ賞にノミネートされた。
本作は2019年にアメリカで公開されており、同年DTLA映画祭にて最優秀監督賞、最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。現在は『シザーハンズ』(1990)や『チャーリーとチョコレート工場』(2005)などで知られるティムバートン監督のドキュメンタリーを製作しているとのこと。
本作では豪華俳優陣が出演し、タランティーノの始まりから2019年に公開された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』までについてのインタビューが収録されている。
あらすじ
1992年、監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で、カンヌ国際映画祭に殴り込みをかけ、まさに一夜で時の人となったクエンティン・タランティーノ。
その後も新作を発表するたびに世界中の映画ファンを熱狂させ、「タランティーノ映画」と呼ぶしかない唯一無二のジャンルを打ち立てた。
いったいどうやって彼は、奇想天外な物語を次々と生み出し、観たこともない映像を作り出し続けるのか?そんな疑問に迫るドキュメンタリー映画が完成した。
タランティーノの逸話と秘話をタブーなしで暴露するのは、監督第1作目から8作目の『ヘイトフル・エイト』までに出演した俳優たち、そしてプロデューサーやスタッフたち。監督は、『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督のドキュメンタリー映画でも高く評価されたタラ・ウッド。
かねてより「長編映画を10本撮ったら、映画監督を引退する」と公言しているタランティーノ。近く完成するだろう最後の1本の前に特別に用意された、発見と興奮と感動が爆発する必見の逸品!
※引用元:公式HPより
主なキャスト
サミュエル・L・ジャクソン
主な出演作品:『ジュラシック・パーク』(93)、『パルプ・フィクション』(94)、『ダイハード3』(95)、『スター・ウォーズシリーズ』(99〜19)、『S.W.A.T.』(03)、『アイアンマンシリーズ』(08〜10)、『アベンジャーズシリーズ』(12〜19)、『ヘイトフル・エイト』(15)、『ヒットマンズ・ボディガード』(17)など。
ティム・ロス
主な出演作品:『レザボア・ドッグス』(92)、『パルプ・フィクション』(94)、『リトル・オデッサ』(94)、『海の上のピアニスト』(98)、『猿の惑星』(01)、『インクレディブル・ハルク』(08)、『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』(12)、『ヘイトフル・エイト』(15)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)など。
ジェニファー・ジェイソン・リー
主な出演作品:『ブルックリン最終出口』(89)、『マイアミ・ブルース』(90)、『黙秘』(95)、『アニバーサリーの夜に』(01)、『マシニスト』(04)、『ヘイトフル・エイト』(15)、『グッド・タイム』(17)など。
ダイアン・クルーガー
主な出演作品:『トロイ』(04)、『ナショナル・トレジャーシリーズ』(04〜07)、『マンデラの名もなき看守』(07)、『イングロリアス・バスターズ』(09)、『女は二度決断する』(17)など。
カート・ラッセル
主な出演作品:『ゴーストハンターズ』(86)、『デッドフォール』(89)、『トゥームストーン』(93)、『ブレーキ・ダウン』(97)、『ミラクル』(04)、『ポセイドン』(06)、『ワイルド・スピードシリーズ』(15〜21)、『ヘイトフル・エイト』(15)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)など。
クリストフ・ヴァルツ
主な出演作品:『イングロリアス・バスターズ』(09)、『おとなのけんか』(11)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)、『ビッグアイズ』(14)、『007シリーズ』(15〜21)、『ギルレモ・デル・トロのピノッキオ』(22)など。
ジェイミー・フォックス
主な出演作品:『コラテラル』(04)、『Ray/レイ』(04)、『ステルス』(05)、『キングダム/見えざる敵』(07)、『ホワイトハウス・ダウン』(13)、『アメイジング・スパイダーマン2』(14)、『ベイビー・ドライバー』(17)、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(21)など。
ルーシー・リュー
主な出演作品:『ペイバック』(99)、『チャーリーズ・エンジェルシリーズ』(00〜03)、『シカゴ』(02)、『ドミノ』(05)、『アイアン・フィスト』(12)、『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』(18)など。
ブルース・ダーン
主な出演作品:『サイレント・ランニング』(72)、『ラストマン・スタンディング』(96)、『グラスハウス』 (01)、『モンスター』(03)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)、『ヘイトフル・エイト』(15)、『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(19)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)など。
ロバート・フォスター
主な出演作品:『アリゲーター』(80)、『ジャッキー・ブラウン』(97)、『マルホランド・ドライブ』(01)、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(03)、『ラッキーナンバー7』(06)、『ファミリー・ツリー』(11)、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)など。
ゾーイ・ベル
主な出演作品:『ジーナ』(95〜01)、『キルビルシリーズ』(03〜04)、『ポセイドン』(06)、『キングダム/見えざる敵』(07)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)、『オブリビオン』(13)、『ヘイトフル・エイト』(15)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)など。
イーライ・ロス
主な出演・監督作品:『キャビン・フィーバー』(02,16) 、『ホステルシリーズ』(05〜07)、『ラスト・エクソシズム』(10)、『グリーン・インフェルノ』(13)、『ノック・ノック』(15)、『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』(19)など。
マイケル・マドセン
主な出演作品:『テルマ&ルイーズ』(91)、『レザボア・ドッグス』(92)、『フリー・ウィリー』(93〜95)、『007 ダイ・アナザー・デイ』(02)、『キルビルシリーズ』(03〜04)、『ヘイトフル・エイト』(15)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)など。
ステイシー・シェア
主な出演作品:『パルプ・フィクション』(94)、『ガダカ』(97)、『マン・オン・ザ・ムーン』(99)、『エリン・ブロコビッチ』(00)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)、『ヘイトフル・エイト』(15)など。
感想
奇才タランティーノの過去8作品で起こった出来事を出演経験俳優陣が紐解くドキュメンタリー。今回を機にリバイバル上映されている『パルプ・フィクション』を見たくなってしまう、いや、全作品を見たくなってしまう魔法の作品。
彼をただただ褒め続けているわけではないが…。
1992年に公開されたタランティーノのデビュー作『レザボア・ドッグス』から2015年公開の『ヘイトフル・エイト』までで巻き起こった作品に関する秘話や逸話を出演経験のある俳優陣たちが語り、タランティーノの魅力について深掘りをしていく一作となっており、過去にQT作品を見たことのない人でも見てみたいと興味を示してしまう映画となっていました。
この作品ではタランティーノ=いい人ではなく彼の映画に対する愛や考え方といった内面的な部分を描き、自分が作る作品だけでなくさまざまな作品に対してのリスペクトをまとめた形になっていました。
途中でタランティーノの言葉も書かれますがそういう言葉って本人が言っているだけとかのパターンもあったりするわけですが、出演した俳優陣がその言葉を裏付けるエピソードを織り交ぜるから彼の映画に対する考え方がちゃんと固まっているって分かるんですよね。
その裏話もただ面白いのではなくタランティーノのクレイジーっぷりを表していてイラストで当時こんな感じで起こったよっていうのを見せてくれるからとても見やすい。
出演俳優陣たちが今回の映画に出す資料を持参しているのもあって当時の写真や映像なんかも挟みながら解説。タランティーノが無名からどう成り上がっていったのかを見ることができます。
しかも今作ってアメリカで公開されたのが2019年で日本公開がかなり遅れてしまっています。その理由も作中で描かれておりますがハーヴェイ・ワインスタインの存在があったからですね。
タランティーノが公開した作品の配給を続けてきたミラマックスの創設者であるわけですがディズニーに買収されたあとも作品の所有権を持っていたりとまぁ面倒なことになっていて今作の公開にも影響したわけですね。
タランティーノとハーヴェイは初作『レザボア・ドッグス』からの付き合いで切っても切り離せない関係だったので今作中でも書かれております。
これに関しては少し不足している感覚はありますが俳優陣が深く知るような位置にあることではないんですよね。何かしら話を聞いているかもしれませんがあくまで監督と配給会社間のことなのでそこまで深掘りはされずにハーヴェイが起訴されたことに関することを中心に話されています。
構成を書いてなかったですね!( ゚д゚) 今作は全3章に分かれてタランティーノを深掘りしていくようになっています。
まず第1章ではデビュー作品の『レザボア・ドッグス』(92)と『パルプ・フィクション』(94)が公開された当時について。 初作『レザボア・ドッグス』はタランティーノの監督人生の始まりとなった作品ですね。
公開されて実績が出ているから彼がすごいっていうのは誰もが分かるかもしれませんがやはり無名の監督を援助しようとする配給会社はなかなかいませんでした。
予算がないのでできることは限られてしまうためタランティーノ自身が納得いく作品を低予算で作る必要がありました。彼自身が監督・脚本だけでなく出演者の1人として作品に参加し作品を作り上げています。
彼自身が出演しているのは今後公開されるいくつもの作品に出てきていますし彼自身思っている形にしやすいのかなと。ただ俳優全員を外野目線で見にくいためスタッフにちゃんと見ておくように言っていたそうですww
そしてタランティーノは映画や俳優にとても詳しく起用した俳優が過去にどんな作品に出ていたのかをはっきり覚えておりそれを元にシャステキングしたりもしたんだとか。
しかもただ出演依頼をするのではなく「一度読んでほしい脚本があるんだ!」と言い自身が書いた脚本を見せていたんだそうです。
この脚本を読んで心打たれた俳優は多く『レザボア・ドッグス』に出演しているハーヴェイ・カイテルはタランティーノの能力を認めて出演だけじゃなくプロデュースもしちゃったんだとか。
それがとんとん拍子にカンヌに招待されフランスへ。カンヌの会場でもタランティーノの名を呼ぶ声がもう出てきておりすでにファンをつけてしまうほどにヒットを記録していました。
皆さんの中に見たことはないけどあのシーンは知っているというほど今でも印象に残る作られ方をしていますし、登場人物が色で呼び合うっていうのもかなり独創的ですよね。
出演の中にはそこまで仲が良くないというかそうではないけどなぁくらいの関係者もいたりしましたが作品を通じて仲良くなったりもしたんだとか。
この作品の秘話としてはスーツが自前だったんだそうですww タランティーノからネクタイは支給されたそうですがスーツは用意されず、中にはちゃんとしたやつ持ってねーぞ!って出演者もいたんだとか。
なので靴がカウボーイシューズだったり上下で若干違ったりしていたんですねw それが逆に味になっていたりもしますが当時の画質的にわかりにくかったのかもしれませんね( ^ω^ )
そして華々しい初陣を飾ったタランティーノの次作『パルプ・フィクション』でございます。レザボアが出品された映画祭中に執筆をしていたということですが、確かに結構なスピードではありますよね。
この作品は彼のヒットしてきた作品の中でも有名なものですし、ストーリーの構成がめちゃくちゃちゃんとしている+ラストにいくにつれて解明されていく内容に驚きを隠せない作品です。
『パルプ・フィクション』はカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドールを始め、アカデミー賞などでも賞を獲得し、さらに多くの人に認知されることになりました。
この作品に関しては長尺ではありますが作り込みが本当にすごい!何気ないシーンの会話でも伏線が紛れ込んでいたりするから見逃せないんですよね。
皆さんが知ってるシーンてどこですかね?よく目にするのはハンバーガーではないですかね?アタッシュケース取り返しに行ってビッグ・カフナ・バーガー食べてるとこじゃないですかね( ´∀`)
タランティーノのすごいところは実際にあるブランドを使うのではなくて自分で考えた食べ物なんかを登場させるところですね。さっきのカフナ・バーガーとかレッドアップルとかですよね。
そして続く第2章『ジャッキー・ブラウン』(97)、『キル・ビル Vol.1/Vol.2』(03,04)、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(07)のシリーズ合算で3作品について深掘りをしていきます。
特に『ジャッキー・ブラウン』は『パルプ・フィクション』の次作ということで周りの期待値もめちゃくちゃ高い位置からのスタートであるのと、あれだけ功績を残した作品の次の作品が転けやすいっていうのがあったためどうなっちゃうんだと不安に思われていました。
その不安をよそにヒットを記録し高い興行収入も記録しました。製作費との比率でいくと『パルプ・フィクション』よりも劣りはしますがあれが化け物すぎましたねww
『ジャッキー・ブラウン』は犯罪サスペンスを描いた作品で主人公は普通の仕事だけでは生活が苦しいため裏家業で運び屋をやっていたりします。結局捕まってしまい人生も折り返しにきたところからどう生きていこうかなといった姿を描いていきます。
『キル・ビル』シリーズはジャッキー・チェーンを思わせる黄色の服が特徴的でジャッキー・ブラウン同様女性が主人公の作品になっています。5作目も女性を主人公にしガールズトークをメインに取り入れた作品になっています。
この3作品(4作品)は女性をメインにしているのが特徴的ですよね。今でこそ女性メインになる作品は増えていますがタランティーノのように人種とか関係なく起用しストーリーを組んでいる方はそういないですよね。
タランティーノは日本の作品に関しても詳しいので昔の作品を参考にしたシーンも多く盛り込まれており、人によってはパクリと言われたりもしていましたね。彼なりのリスペクトでもあるのかなって思いますが…。
そして最後の第3章は『イングロリアス・バスターズ』(09)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)、『ヘイトフル・エイト』(15)の3作品について。
『イングロリアス・バスターズ』なんかはナチスを舞台にした作品で結構衝撃的な内容になっていたんじゃないでしょうか!?
『ジャンゴ 繋がれざる者』はジェイミー・フォックスのタランティーノ作品初出演作だったかな?この出演までに多くの作品に出てきた彼ですがかなり衝撃を受けたものになっていたそうですね。
作中ではめちゃくちゃ「ニガー(nigger)」って言うし、黒人同士だけでなく白人の方も言っているっていうね。
もともとタブーとされている言葉ですから出演者の中には「言えないよぉ」ってなる人も。そりゃそうですよ。
しかもこんな過激な言葉が飛び交っている作品がクリスマスに公開されるというぶっ飛び具合!なんて日に公開してくれてんだよタランティーノ!キリスト激オコだわ( ^∀^)
世間もさすがにダメかもと囁かれていましたが前作の『イングロリアス・バスターズ』を超えちゃう快挙。ここまで悪そうな環境下で記録出されたら誰も何にも言えんわ。
そして8作目となる『ヘイトフル・エイト』。いわゆる西部劇版『レザボア・ドッグス』でございます。レザボアみたいな身内同士の殺し合いになるわけですよね。(厳密には身内じゃないけど…)
この作品は撮り方にかなりこだわりを持っていて70mmをめっちゃ使ってるんですが日本は70mmの公開がしにくいのと簡単に言えば映倫でひっかかってR18+になっちゃいました( ^ω^ )まぁ残虐性とかヌードとかあるししゃあないですよね。
この8作品のダイジェストと秘話を全部見られるってのはかなり贅沢ですよね。これに合わせて『パルプ・フィクション』のリバイバルもされてたら見にいくでしょ!
作品のためなら自身の命も賭けるほどの没頭ぶりですからこんないい作品作れるんだろうなぁ。
最後に
こんなヒット作たちを手がけてきた彼が引退する日が刻一刻と近づいてきているんですね…。今回この映画を鑑賞して再度思いましたがやっぱやめて欲しくないわ( ´Д`)
次の10作品目で引退するつもりでいるみたいですが公開されておまけクレジットとかで「やっぱやめるのやめるわ!」とか言って欲しいな!
これだけ多くの俳優や監督に影響を与えていますし、俳優から「読んでほしい脚本があるんだけど!」の電話を待たれている人もなかなかいないですよ!しかも彼自身の納得がいかない内容だったら止めたりせず、俳優のやりたいようにやらせてくれる。
で、彼のこだわりですごいのが「スマホ(携帯)禁止」なんですよね。俳優陣が撮影現場にやってくると携帯を預かって作品に集中してもらうのと演技に対してお互いの意見を言い合う場を設けているんですよね。
監督的には自分の思い描く作品を作りたいはずですからイメージ的に「ここはこうして!」みたいなことをメガホン越しに言っているはず。(たぶん)
タランティーノは一切言わないわけじゃないけど俳優の演技も尊重するし自分の意見も含めて揉み合うんですよね。俳優陣にとってかなり優しく映画への愛を感じる監督じゃないでしょうかね。
作品自体も妥協するわけではないのでしっかり作られるから見る側もちゃんと楽しい作品に仕上がっているからいいところ総取りでございますわ(゚∀゚)
そんな彼の最終作はどんなものになるんでしょうかね?公開時期とか中身とかもどんなものになるのか気になるし、最終作がどこまで評価されどんな賞を獲得して有終の美を飾れるのか!って感じですね。
彼について知らないけど興味を持った方にもぜひ見てほしい作品になっています。ただ公開劇場がかなり限られているのがちょっと傷ですかね…。
ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ
評価 ☆☆☆☆★4/5