マーベルシリーズのメインヒーローはさまざまな国で知られていて有名なキャラですが、コミックの派生系やコミックに出てきたけど映画になっていないから知られていないキャラがかなり多くいます。
今作で主人公の“マダムウェブ”もスパイダーマンのコミック内で登場したけどコミック読んでいないと知らないキャラクターの1人であまり戦闘を得意としていないのが特徴かな。
戦闘を得意としないとなるとみんなが知っている男性の『スパイダーマン』と何が違うかと言うと投資能力があること。その力を駆使して今作では数名の少女たちを助けようとします。
超人的能力を手に入れて世界を救うアメコミスーパーヒーローたちの中で戦えないから頭を回転させて危険を回避しようとする普通じゃないけど一般人のお話がこれなわけです。
今までやったことないことなので爽快なアクションを見て楽しみたいファンにどうささるかは予測不可能ですが、シリーズ初のミステリーサスペンスはどんな結末をむかえることになるのか!?
ってところは気になりますよね!あくまで『ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース』の繋がりになるので今のディズニー側に繋がっていくのかな?
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
『ヴェノム』や『モービウス』のソニーズ・スパイダーマン・ユニバース第4作目でマーベル映画作品初のミステリー・サスペンス映画となる。シリーズ作はソニーのコロンビア・ピクチャーズとマーベル・エンタテインメントが共同製作を行う。
救急救命士として働くキャシーは多くの命を救うために日々奮闘していた。ある日、救命活動をしている時に事故に巻き込まれてしまい、それからいろんな奇妙な体験をする。出会った3人の少女たちが黒いマスクをした男に殺される映像が頭の中に流れ未来に起きることと確信した彼女は助けることを決意したがその先に待つのはーー
主人公のキャシー・ウェブを演じるのは父母が俳優の芸能一家に生まれたダコタ・ジョンソンが演じる。出演した『フィフティ・シェイズ』シリーズでは英国アカデミー賞にノミネートされた。
悲劇に巻き込まれる少女たちを演じるのはエミー賞助演女優賞候補のシドニー・スウィーニー、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のセレステ・オコナー、『トランスフォーマー/最後に騎士王』などの多数の映画に出演しているイザベラ・メルセドが出演。メインヴィランのエゼキエルを演じるのはカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した経験のあるタハール・ラヒムが担当。
Wikiのキャラクター説明見た感じだとマダム・ウェブは若かりし頃の設定だそうです。コミック版での彼女はおばあちゃんで霊媒師で病気の影響で死に近づいているような状況の中、たまたまスパイダーマンに出会って協力するようになります。
生まれつき筋無力症と視力を失ってて夫が作った生命維持装置に入ったりしていますが、実写映画内ではそんな設定はでてこないっぽいですね。
なんなら彼女がマダム・ウェブって呼ばれるのも生命維持装置から伸びているケーブル類が蜘蛛の巣みたいに見えるってのも呼び名の理由になってます。スパイダーマンみたいに蜘蛛に噛まれて覚醒したとかではないんですよね。
能力を手にするきっかけも今作用に用意しておかないといけないんじゃないかと思うので、その辺りもどうなっているのか気になりますね( ^ω^ )
そんな初ジャンルの作品ですが、初めてのことなので出来栄えに不安はあるもののシリーズの幅が広がるチャンスはどうなるのか楽しみですね!!
あらすじ
ニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブは、一人でも多くの命を救うため日々奮闘していた。
ある時、救命活動中に生死を彷徨う大事故に巻き込まれてしまう。それ以来、キャシーはデジャブのような奇妙な体験を重ねるのだった。
自分に何が起きているのか戸惑うキャシーだったが、偶然にも出会った3人の少女たちが、黒いマスクの男に殺される悪夢のようなビジョンを見てしまう。
それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けることを決意。未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる…。
男の目的は一体?なぜ執拗に少女たちを追うのか?
やがて明らかになる、少女たちの“使命”とキャシーの能力の秘密。少女たちを守る先に、彼女が救うことになる“未来”の正体とは――?
※引用元:公式HPより
キャラクター<俳優名
カサンドラ・“キャシー”・ウェブ/マダム・ウェブ<ダコタ・ジョンソン>
生死を彷徨う事故をきっかけに、未来予知の能力を手にしたマンハッタンの救命士で、マダム・ウェブの若かりし姿
ジュリア・コーンウォール/スパイダーウーマン<シドニー・スウィーニー>
エゼキエルに追われる身となった少女の一人。黒、白と配色されたスーツを着用することとなる。
マティ・フランクリン/スパイダーウーマン<セレステ・オコナー>
エゼキエルに追われる身となった少女の一人。青、赤と配色され、背中から蜘蛛のような四本足のアームが出現するスーツを着用することとなる。
アーニャ・コラソン/アラナ<イザベラ・メルセード>
エゼキエルに追われる身となった少女の一人。白、緑と配色されたスーツを着用することとなる。
エゼキエル・シムズ<タハール・ラヒム>
スパイダーマンに似た黒いスーツを纏い、キャシー達を追う謎の男で、アマゾンでキャシーの母親と共にクモを研究していた探検家。
※引用元:Wikiより
感想
キャシーの能力がこれまでのヒーローみたいなスーパーパワーではないのでどっちかというと平凡に感じるかも。未来視能力のせい?で物語の展開も結構わかってしまうので驚きは少ないが別に退屈はしないかたちにおさまってました( ´∀`)
だいたいこんな感じ
時は1973年のペルー。女性学者コンスタンス・ウェブは身重の状態でアマゾン清流近くで蜘蛛を探していた。周囲を探索し目的の蜘蛛を探し出すことに成功した彼女は同行していたエゼキエルに発砲され蜘蛛を強奪されてしまう。
エゼキエルが立ち去った後、現地に住む部族が彼女を発見し助けようとしたが今作の主人公・キャシーを出産しそのまま息絶えてしまった。
それから30年の時が経ち2003年、ニューヨークで救急救命士として働いているキャシーは同僚のベンとたくさんの人を救っていた。
そんなある日、複数の車両が玉突き事故を起こし横転した車から男性を救出した際、その車が川へと落ちてしまい車内に取り残されたキャシーは溺れてしまった。
溺れて意識が薄れかけている中、いろんな声や映像が見えたかと思ったらベンの救命処置で意識を取り戻した。
そこから過去に同じ経験をしたことがある感覚、いわゆるデジャヴを何回も経験することに。例えばベンに助けられた後に血中酸素濃度の数値がわかったり、パーティに呼ばれた際のゲーム内容だったり。
パーティのゲームに参加していると出動要請を受けベン一緒に現場へ向かう。現場は爆発物の多い工場でキャシーは患者を心臓マッサージをしていると同僚が自分の目の前で血を流すヴィジョンが見える。
その同僚が車で本部へ戻ろうとしているのを引き止めたが彼は車に乗り込み出発してすぐトラックと衝突しヴィジョンと同じ光景が目の前に広がる。彼はそのまま帰らぬ人となり未来を変えられなかったことで気を落としてしまいしばらく休むことに。
「未来は変わらない」と思っていたキャシーだったが、自宅の窓に衝突して死んでしまう未来が見えた鳩を救ったのをきっかけに「未来を変えることができる」ことを発見する。
発見したあと亡くなった同僚の葬儀に参加するため電車に乗り込むとまたヴィジョンがうかぶ。車内に乗り合わせた少女3人がエゼキエルに殺されてしまうという内容だった。
その少女たちはエゼキエルの未来予知に出てくる3人で将来殺されてしまうのを防ぐために殺害しようとしていたのです!
キャシーは彼女たちを救うため電車から降りタクシーを奪ってしなんとか逃げることに成功。森に助けた3人を残し、蜘蛛みたいな能力について探るためキャシーは母の手帳を調べるために一度帰宅。
助けられたジュリア、マティ、アーニャはキャシーから「戻るからここでじっとしていて」と言われたが戻ってこないと思い森を抜け出してダイナーでご飯を食べることに。
ダイナーにいた客の1人がデイリー・ビューグルの記事で誘拐について書かれているのを見て警察に通報。エゼキエルはNSAの職員からパスワードを聞き出し町中の監視カメラを使えるシステムを使って通報を傍受し警察に偽の無線連絡をして1人で3人を殺しに向かう。
母の手帳からヒントを得たキャシーは森に戻ってきたが3人の姿がない…。キャシーはダイナーで3人が殺されるヴィジョンを見て車でダイナーへと急ぐ!
ダイナーから出ようとした3人だがそのタイミングで入り口からスパイダーマン(黒)を着たエゼキエルがやってきた…ところにキャシーのタクシーがドーーー-ン(゚ω゚)ウェーイ エゼキエルを車でぶっ飛ばした隙に車で逃げモーテルで宿泊することに。
キャシーは3人をそれぞれの親元に戻そうと思ったが全員親が遠方だったりいなかったりして変える場所がないそう。一晩考えベンに彼女たちを匿ってもらっている間に母が身重の中研究していた蜘蛛について知るため単身ペルーへと向かう。
現地で母を助けようとした部族長のサンティアゴと出会い、母がアマゾンで研究していた理由について知ることに。母は生まれてくるキャシーが筋無力症であることを知り蜘蛛が持つペプチドに治癒の可能性を見出し研究していたのだ!
キャシーの未来視は母を助けるために噛ませた蜘蛛の作用を間接的に受けていたためであり、キャシーが直接噛まれたわけじゃないからエゼキエルみたいなパワーも持っていないとのこと。彼女はこの力を使い3人を守ろうと誓いアメリカへと帰っていく。
キャシーは未来視の力を使って3人の少女を無事助けることができるのか!?エゼキエルのようなパワーがないのにどうやって対抗しようとするのか!?
ってな感じのお話でした。
コミックの設定と同じように筋無力症ではあるものの目も見えるし走ったりもできているのが違いますが最後はコミックに寄せた内容にまとめられていましたね。
コミックでは元々ミュータントでしたから実写映画で能力をどう授かるかの設定も難しそうだったけど上手くまとめられてはいました( ^ω^ )
ド派手なアクションはないけど普通に楽しめるし、あのキャラについても…
今作の懸念点はなんといってもアクション要素が少ないということ。MARVELキャラはみんなスーパーパワーを手に入れて地球や宇宙の危機を救うため戦うのが定石ですが、戦闘シーンがキャシーの能力上入らないんですよね。
SSUシリーズの過去作も全部戦闘シーン盛りだくさんというかヴェノムなんか戦闘狂ですからシリーズの中でもめっちゃ異質ですよね。
と言いつつも今までみたいなアクションはないものの実写化する際に映画用の設定で作られる作品を原作と比べるってのも楽しむ要素の1つなんですよね。
正直アメコミという分野はコミックの量も多くマルチバースという概念のせい?で追いつくのが大変なんですが少し知っているだけで映画との違いなんかも見ることができるので楽しさが増えてくれる。
そこまで追ったりしてないよって人にもわかりやすいストーリー構成になっているので「うぉおおお!」って盛り上がりはないけど普通に楽しめはする。
ここまで書いて褒めてんだかそうじゃないんだかよくわからなくなっちゃったんですけどそれくらいかゆい感覚になっちゃう作品なんですよ!( ´∀`)
今作はこんな感じで終わってしまいましたが今後SSU内で彼女たちの作品が登場してくるんじゃないかとは思います。ですが今作でウェブは助けた3人と一緒に活動する世界線を見ているので、スパイダーマンのピーター・パーカーと接する機会はないんじゃないかと思っちゃいます。
原作内ではスパイダーマンと出会うことで能力を使いこなしますがその設定を挟み込むこともできませんからね。
ただSSUシリーズってヴィランキャラにフォーカスをあてたものが多いので少女たちが成長していく世界線が描かれるのかがわからないんですよね。ネットで情報集めてもいないのでSSU自体がどこまでいく予定なのかも知らないっていうね(・Д・)
と、少し脱線しましたが今作の中で個人的に嬉しかったというか良かったと思うのは終わりのシーンですかね。キャシーがエゼキエルとの戦いを終えて病院に搬送されてからは原作のように持病の影響で車椅子になったりしており、ここで結びつけてきたか!と思いましたね。
足がかなり痩せ細った状態で描かれているのでわかる人にはわかるようになっています。コミックを知ってる人はあれは!?ってなるかもです。
あとはキャシーの同僚のベンですね。スパイダーマンを見ている人ならもちろん知っているかとは思いますが彼がベンおじさんでございます。作中で「いい人を見つけた!」とキャシーに打ち明けておりその相手がのちの叔母であるメイおばさんということに。
ってことはですよ!病院で出産した子供はピーター・パーカーなわけなんですよね( ^ω^ ) 作中で決めた名前を言っているかは覚えていません(記憶力が…(ᐛ )ファー)が繋がりとしてはそうなってくるかと。
これがトム・ホランドのスパイダーマンに繋がるのか、リブートの世界線で別のスパイダーマンに繋がるのかってところですよね。まぁスパイダーウーマンとの接点がどうなっていくかってところもあるのでリブートになるんじゃないかな?
今のところ公開予定のクレイヴンとヴェノムがどうなるのかも楽しみですね!!
最後に
MARVEL作品初の試みはアクション大好きファンからしたら物足りなかったかもしれませんが、個人的には普通に楽しめたので良かったかなとは思います。予告から得ていた期待値に対しては少し足りないかなとは思いますがそんなにマイナスには感じなかったですね。
ぶっちゃけディズニー配給とソニー配給でMARVEL作品の濃さに差がかなりあり、ソニー側って結構あっさり目なんですよ。
ソニーピクチャーズが100周年とのことで力を入れてくるとは思いつつもディズニー側と比較をしちゃうんですよね。もともとの地盤がデカいから張り合うのが難しいところがあるんですけどね…。
あとはキャシーが生命維持装置に入ったりするのかとかスパイダーマンと出会って協力するのかなども出てきてほしいなと思ってます! と出てきてほしいものが永遠に湧いてきちゃうのでいったん忘れておきましょか。
複雑になりすぎて「アメコミ大変すぎ( ;∀;)」となってきておりますが気長に追っかけていこうかな。
ってなわけでまた次回で ´ω`)ノアリャシタ
評価 ☆☆☆★★3/5