映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』日本での評価は厳しいかもしれない…

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 映画やドラマによく登場する警察。クライム作品なんかだと主人公を追いかける多くの警察が登場しますね。一般的な解釈としては市民を守る正義の味方的な立ち位置にいると思うますが、映像作品では一味違ったスパイスとして悪いやつと結託している汚職警官が登場したりします。

 本作『バッド・ルーテナント:トウキョウ』は1992年米公開の『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』をベースにし舞台を東京に移した作品になっているとのこと。

 今作のタイトルで使用されている“バッド・ルーテナント”とはなんぞや?と思ったんですが、この言葉自体が“悪徳警官”を意味するんですね。直訳は“最低な(不良の)警部補”になるようです。警部補ってルーテナントって言うんだ( ´ ▽ ` )ヘーーー

 しかも気になるのがキャスト陣。小栗旬主演の邦画と理解していたので「全キャラ・ストーリーを日本に差し替えて製作かな」くらいに思ってたらハリウッド女優とアメリカ女子プロレスラーをキャスティングですって!?どんな組み合わせよw(゚∀゚)

 てかレスラーのリヴ・モーガン可愛すぎませんか?スポーツの中でも格闘技はあまり見ないしアメリカとなれば私が見たことのある映画に関連する人しか知らないので知れてよかった。と書きながら名前は聞いたことある気がするな?得意技はフェイスブレーカーですか。彼女に触られるなら顔の1つや2つかけるのもやぶさかでは無いですね( ¯ ꒳¯)

 キングダムの李牧で落ち着いた演技を見たかと思ったら今度は悪徳警官で荒ぶる小栗旬はどんな感じなんでしょうか!

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

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作品情報

 1992年に公開された犯罪映画『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』をベースに“バイオレンスの巨匠”こと三池隆監督が東京を舞台に再構築。日本だけでなくハリウッドのスタジオNEONとの共同で制作されたプロジェクト作品になります。

 自暴自棄な生活を送り数々の悪行で警察署内での評判も下がっている悪徳警官がアメリカFBI捜査官とバディを組み行方不明となった大統領の娘を捜索することに。同時期に起こる殺人事件も加わり複雑に絡み合っていく…。

 悪と正義の両極にいる2人が日本の大都会東京のダークサイドで巻き起こる事件の様子を世界基準の映像美でスクリーンに映し出す。

 酒・ドラッグ・ギャンブルなどなんでもござれの悪徳警官:矢吹恭二役を実写映画『キングダム』シリーズの李牧や『フロントライン』(25)の小栗旬が担当。彼と事件捜査を共にするFBI捜査官:グエンを『シンデレラ』(15)、『ベイビー・ドライバー』(17)、『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』(18)などのリリー・ジェームズが演じる。

 他には『アンダーニンジャ』(25)、『ババンババンバンバンパイア』(25)の間宮祥太朗、WWEに所属し数度女子世界王座を獲得したリヴ・モーガン、『シン・仮面ライダー』(23)の西野七瀬、『十一人の賊軍』(24)の野村周平などが出演。

 殺人事件と大統領の娘失踪事件。関係なさそうな2つの事件が行き着く先は一体どこなのか?悪徳警官とFBI捜査官は絡み合っていく事件を調べ何を見るのか!?

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あらすじ

 新宿・歌舞伎町で生きる刑事・矢吹恭二(小栗旬)は、裏社会に精通し、ドラッグやギャンブルに溺れ、ヤクザから命を狙われ、相棒殺しの噂まである最悪の刑事=“バッド・ルーテナント”。

 毎日借金取りに追い立てられる中、ヤクザを狙った連続猟奇殺人事件が発生する。捜査開始早々、遺体の入れ墨から身元を割り出し、一人の容疑者・石塚満(間宮祥太朗)を特定する矢吹。

 そんな彼の前に、アメリカから来日したFBI捜査官グエン(リリー・ジェームズ)が現れる。日本で行方不明となった次

 期大統領の娘(リヴ・モーガン)捜索のため、グエンとタッグを組まされることになる矢吹。歌舞伎町で次々に起こる凶悪殺人事件とグエンが追う失踪事件。無関係に見えた2つの事件は、やがてこの街の最深部で複雑に絡み合っていく。

 正義と悪の境界線が崩れ落ちるとき、彼らが最後に目にするものは、
絶望か、それとも――。

※引用元;公式HPより

www.youtube.com

キャラクター<俳優名>

矢吹恭二<小栗旬>

裏社会に精通し、ドラッグやギャンブルに溺れる「史上最悪の汚職刑事(バッド・ルーテナント)」。ヤクザから命を狙われ、相棒殺しの噂まで囁かれている。

グエン・ビルグセン<リリー・ジェームズ>

矢吹の前に突如現れるFBI捜査官。次期アメリカ大統領候補の娘の行方を追って来日し、なぜか矢吹をパートナーに指名。連続殺人事件を追う矢吹と行動を共にする。美しさと強さを兼ね備えながら、その真意を簡単には掴ませないグエン。彼女自身、ある思惑を抱えていて…?

石塚満<間宮祥太朗>

連続猟奇殺人事件の容疑者。服役経験を持ち、幼少期には親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。やがて連続猟奇殺人事件の容疑者として矢吹の前に浮かび上がる。静かな言葉の奥から滲み出す底知れぬ狂気は、矢吹を東京のさらなる闇へと引きずり込んでいく。

ミーガン・ラヴゼイ<リヴ・モーガン>

次期アメリカ大統領候補を父に持ち、「スシの研究」という名目で来日するも、ある日突然姿を消してしまう。

影山翔一<野村周平>

祖父が作るドラッグを売りさばき、矢吹には情報屋としていいように使われている。ドラッグの密造人の祖父を大切にし、頭が上がらない影山は、矢吹からもかわいがられる弟分的な一面を併せ持つ、どこか憎めないキャラクター。

上之園幸子<西野七瀬>

児童養護施設「愛育園」の園長。自身も児童養護施設で育った過去を持ち、石塚を「みっちゃん」と呼ぶほど旧知の仲。連続猟奇殺人事件の容疑者として追われる石塚を「優しい人だから…」と語るも、矢吹に助けを求める。

亜矢子<向里祐香>

矢吹のなじみの売春婦。一人息子を育てるシングルマザーで、過酷な境遇にありながらも常に笑顔を絶やさず、“幸せの芽”を持ち続ける女性。矢吹とは気の知れた仲ということもあり、ある事を託される。

※引用元:FashionPressより

感想

小栗旬が出せるのはクズさまでで悪さは限界かな…。パートナーなのに共演割合少ないからもはや日米タッグいらんでしょ(´ω`)殺し方的にガタイ設定欲しくてリヴ・モーガンなのね。

日米タッグでやる必要を感じにくい(・Д・)ノオイ

 裏社会と繋がりを持ち薬物や賭博もやり借金も抱える刑事:矢吹が日本で失踪したアメリカ有力政治家の娘を探しているFBI捜査官:グエンとタッグを組み事件を捜査していく今作。作中では娘の捜査と並行して矢吹が首を突っ込んでいるヤクザの組員が殺害される事件の詳細も追いながら進行していきます。

 グエンから「この人を捜査のパートナーにする」と指名を受けるのですが、グエンとの会話は捜査内容の詳細を聞き出したり彼女が置かれている状況を聞いたりするくらいでずっと一緒にいるわけではないんですよ。

 矢吹が「なんか分かったら連絡する」と突き放しているから仕方ないとは思いつつももっと一緒に捜査してるシーンを入れて良かったのではないかと思うくらい矢吹単体行動が基本。矢吹がヤクザと絡むからそこにグエンを入れることができないのは分かるんですが基本一緒に行動してて会う時に適当な理由をでっち上げるみたいな構成でも出来そうかなと。

 個人的にパートナーがいるストーリーであればずっと一緒か並行して証拠を集めながら終盤に合流するかたちがよくあるパターンかなと思ってるんですがマジで全然出てこんwほとんど雲隠れしてるような状態だからハリウッド女優をわざわざキャスティングした意味あるのか?って感じです。

 中盤あたりに2人での登場が集中するところがあるものの矢吹がどこかで行動しているときに何やっているのかわからないし急に色恋出てきて驚き(・Д・) グエンの怪しい動きだけ映して「何か裏があるんじゃないか!?」的なフリもなくマジで顔出さないので「こいつは必要な存在なのか?」という疑問まで浮かんで来ちゃいました(゚ω゚)

 せっかくハリウッドと手を組んでキャストも豪華にしているのにただただもったいないかな。。。キャスティングしているならもっと使い方あるだろうしストーリー自体の見せ方も工夫の余地があるなと。

 この内容だと最悪いなくても成立しちゃうからこういった感想を持っちゃうのかも。彼女がいなければ成立しないようなきっちりとしたストーリー展開を作り上げられていれば作品として手放せない要素になりますからね。日米タッグを謳っているからそこに期待して鑑賞しに来る人も多いでしょうから対策しないと残念がられちゃいますよ…(´ω`)

赦しを乞うても救われるわけではない

 警官であるにもかかわらず数々の犯罪に手を染め署内での立場もない矢吹でしたが、「俺はまだ終わってない」と再起を考えている様子が映されていました。見ているこっちからしたら彼みたいに悪いことを重ねている人はそうそういないでしょうし、あそこまで行っちゃったらもう終わりじゃね?と思ってしまいそう。

 だけど彼が今いる所から這い出るのか?を試されるのが主な軸なのではないかと。作中の序盤で同じ警官たちだけでなく妻と子供も離れてしまい身近な関係者が減る一方。売春婦と連んで薬をやったりヤクザとの関係を断ち切ることもできず賭博で金を無くして売人や組みを抜けた元ヤクザから無心するクズぶりをどこかでやり直せるんじゃないかと淡い期待を持っています。

 その転換期がグエンとの失踪事件捜査。華僑の頭目が息子を殺した犯人を突き止め連れてこいと言い出します。その報酬が今まで抱えていた借入の帳消し。これは彼が今までやってきたことをひっくり返しやり直すチャンスなわけです!

 ただし1つ難点なのがその犯人がグエンが探しているアメリカお偉いさんの娘。自分自身の人生かグエンの手柄を天秤に乗せて試されるんですね( ^∀^) 彼のクズさを見ていたら絶対自分のために犯人を差し出して終わりだろって思っちゃいます。やってることがいい人間ではないですからw

 自分の借金とグエンを天秤にかけて自分自身が積み上げてしまったことでグエンに迷惑はかけられないと考えを変えました。どんな悪いことをしていても変わりたいと思って行動すればなんでも出来るわけですね。この行動があったからグエンは裏切ろうとした矢吹を許すことにも繋がります。

 矢吹自身もこれまでの行動で妻だけでなく子供にも心配をかけていて「俺はなんてことを…」みたいな気持ちがあったんでしょう。「ママが泣いてたから大事にしてあげて」って言わせるなんて親からしたら胸を締め付けられちゃいますから。

 でも人生はそんなに甘くはなかった。グエン側に協力するために華僑の頭目を殺めてしまったので何かしら待っていてもおかしくないとか思ってたら顔が出ていないので関係者かは分かりませんが原付に乗ってフルフェイスを被った人物に射殺されちゃいます。

 原作映画を見たことないのでラストが一緒なのかもわからないんですが、もうちょっと伸ばせたりはしなかったのかな?矢吹が今までやってきたことを考えると生きている時間を伸ばせるだけの温情を与えられる部分もないのか。結局落ちたところでちょっともがいただけ?

最後に

 小栗旬のクズ演技が結構良かったですし、事件のグロさ加減が個人的には好きでした。殺されたキャラってだいたいカメラから見切れた状態で私たちに見せられることはないんですが、そこもスクリーンに映してくれていたので「そこまで出るん…いいんですか!(゚∀゚)ワホイ」ってなってました。

 光の差し加減や鳥葬といった宗教観に紐付けた構成も驚かされましたが、全体的なストーリーと小栗がクズになれてるけど悪人の顔になりきれてないかなとも感じます。なんて言うか悪い方に振り切れてないって感じですかね。表情をもっと悪人に寄せられる人が配役されても良かったんじゃないかな?流石に小栗すぎたww

 あと2つの事件が結局別々の犯人で決着しちゃったのも残念かも。ヤクザが被害者って共通点から繋がりはしたもののもっと手の込んだ結果があるのかと思ったら「いや、別々なんかい!∑(゚Д゚)」てね。石塚は濡れ衣だったとかあれば面白かっただろうに。

 トロント国際映画祭で公開された後のレビューは芳しくなく日本での評価がどうなるのか!?ってとこですが、正直厳しいんじゃないかな…。日米合作という大企画で俳優を日本人と外国人にしていろんな要素を詰めようとしたけど無理だったからこう納めましたって印象も感じてしまう(主観すぎw)

 もっと面白くできただろってツッコミどころが多いから他の人も同じ感想は持っちゃうだろうな。監督のネームバリューがデカいからそのカバーでどこまで行けるのか…?

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ

評価:2.0

記事を書いた人

普段はITエンジニアとして働きながら気になった新作映画のブログを書いています。

鑑賞した作品を国語成績2/5ながら「なんとか良さをお伝えできれば!」と思いながら書いてます!

 

気になる映画の一参考にしていただけたら幸いです

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