ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください( ^ω^ )

映画『流浪の月』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ 目に見えるものが全てではないが…

 皆さんは小説家という職業にどんなイメージを持っていますか?普段よく読む人と読まない人で持っている印象って違うと思うんですが、私の中でのイメージは「出す作品は得意なジャンル」ということ。

 

 推理小説出す作家さんはそのジャンルで多くの作品を書き、恋愛モノが得意な人はそれを書き…。作者それぞれが得意とする物語の種類を書いていることが多いようねイメージを持っています! ちなみに私は普段から読まない派です(´ω`)

 

 今回公開される『流浪の月』は2019年に東京創元社から出版された作品で2020年の第17回本屋大賞を受賞した作品。作者の凪良ゆう先生の長編小説なんですがもともとは漫画家志望でBL作品をずっと書きながら執筆しているんだとか。

 

 最初からこの系統で書いているのかと思ったらまさかの漫画家志望→BL&BL以外を執筆という面白い経歴の方。そんな経歴を持つ方が少女誘拐事件を描くとどのような話になるのでしょうか?

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

作品情報

 2019年に出版され第17回本屋大賞を受賞した凪良ゆうの小説。それをもとに映画『悪人』(10)、『許されざる者』(13)、『怒り』(16)などを手掛けた李 相日が監督を務め実写映画化。

 撮影監督に『パラサイト 半地下の家族』のホン・ギョンピョを迎え、主演の松坂桃李と広瀬すずが演じる訳ありの二人が過ごす生活を映す。

 

 ある事情で家に帰れない少女と彼女を家に招き入れる大学生は誘拐事件の加害者と被害者というかたちで離れ離れになり、10数年の時を経て偶然にも再会したことをきっかけに運命が動き出す。

 

 この業界で輝かしい実力を持つ監督、演者、撮影スタッフが物語にさらなる深みを与え、登場人物の心情を映し出す。

 

 いつまでも癒えることのない傷を負った二人はどのような未来を歩むのか…。

 

 

 

キャスト<俳優名

佐伯文<松坂桃李

 大学生の時、更紗と過ごし「誘拐犯」とされる。カフェcalicoを営む。

 

家内更紗<広瀬すず

 10歳の時に文と出会い「女児誘拐事件の被害者」とされる。レストランでアルバイト中。

 

中瀬亮<横浜流星

 更紗の現在の恋人。上場企業のエリート会社員。

 

谷あゆみ<多部未華子

 文の現在の恋人。看護師。

 

安西佳菜子<趣里

 更紗の同僚のシングルマザー。

 

湯村店長<三浦貴大

 更紗の働くレストランの店長。

 

10歳時の更紗<白鳥玉季

 両親と別れ、叔母の家で暮らす。

 

安西梨花<増田光桜

 安西の娘。

 

佐伯音葉<内田也哉子

 文の母。

 

阿方<柄本明

 アンティークショップのオーナー。

 

※画像文章引用元:公式HPより

 

あらすじ

 雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは、19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2か月を過ごすことになるが、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。

 それから15年後。“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。が、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて…。

<引用元:cinemacafe.netより>


www.youtube.com

 

感想

いられる場所が欲しかっただけ。周りから取り上げられた“居場所”を二人で作っただけなのにそれが許されない。 貼られたレッテルは理解されるのが難しい……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文と更紗2人が“そう”なったわけがわかってくると合点があうけど周りはレッテルしか見えない(´ω`)

 お互いに複雑な過去を抱えている文と更紗。お互いが事件の「被害者」「加害者」となってから15年後、お互いに恋人が出来日々を過ごす。現代の話が進行しながら15年前の誘拐事件の真相を挟む。

 登場人物の心情をカメラの角度と風景、仕草などで表現し会話の間や表情で「嬉しそう」や「嫌そう」といった感情をストレートに見ている側に伝ってきてめちゃくちゃいい作品に仕上がっていました!(゚∀゚)

 

 

 更紗は父親が亡くなったあと母親と離れ叔母のもとに引き取られる。夜になると叔母の息子に体を触られてしまうのが嫌で碌に寝ることができないでいて帰りたくなかった。文は実の母親から「ハズレ」「不良品」として扱われ実家で肩身の狭い思いをしある病気で大人になれないでいた。

 

 そんな二人がお互いにとって居心地の良い共同生活送るんですが、日本の法律じゃそれが許されない。文は捕まってしまうことを知っていてわかっていたけど更紗に帰れとは言わず居たければ居ていいと言います。

 結局行方不明のニュースが流れるまで発展してしまい文が逮捕されてしまうことでお互いの「居場所」が無くなってしまう。

 

 15年経って更紗も文も仕事に就き恋人が出来ていて表面上は幸せそうに見えるがどこか「これじゃない」感が漂う。しかも共通してある一つのことで徐々に壊れていく。

 

 普通に考えたらパートナーに伝えれば解決策を出せた可能性があるんだけどそういう環境で育ってこなかったので言い出せずに一人で抱え込んでしまう。 本当は相手に訴えかけたいけれどいざその時になると言えない。何とももどかしい。

 

 言いたくても言えないっていうのはかなり共感する部分はありますね。作中の二人ほどじゃないですが「言っておけばよかった」と思うことあります。 日頃ズバズバ言う人は「何で言わないんだよ!!」とか思っちゃうのかな?(`・ω・´)

 

 今あげたようなことがあるから進行もゆっくりなんじゃないかな。人間そう簡単に変わることはできないから徐々に変わろうとするんだけど事件のことが掘り返されてまた落ちていく。

 

 二人がどういう環境で育ってきて一緒に住んだかを知らないと普通不安にはなりますよね。更紗を心配する職場の人は文のことがネットで出ていることを教えてはくれるけどそれだけ。

 更紗が何か話す前に自分の話したいことだけ話してスッキリ。聞こうとかないし、そういう人に限っていろいろ助言を言ってくるんですよね。いや、そんなのいらんしwwみたいな。

 

 彼氏に関してはそれ以外で問題ありですよね( ゚д゚) 超メンヘラDV彼氏で何でもかんでもやってもらって当然。ちょっと気に食わなかったら手が出て更紗が別居したら新居まで来て「許してやる」ってヤバすぎでしょ!

 

 横浜流星みたいな仕事もできて顔もいいみたいな人がアレだったらすごいキモいなw 見ながら脳内で「キモっ!」って言ってましたもん。

 

 文も予告の時点では“ロリコン”のイメージが既についてしまうような状態でスタートするわけですが別にそういうわけではないんですよね。

 でも過去を遡って文のことを知っていくとなぜそうなのかが見えてくるんです。実際は「ロリがいい」じゃなくて「大人の女性がこうだったから大人が無理」なんですよね。

 

 文に対しては結構同情しちゃうかな…。結果的な法に触れたことは変えられない事実ですがお母さんが悪いとこは大きいですからね。事件後に家で監視するにしてもはなれを作って隔離。ご飯は作ってくれましたが。

 で文が勇気を出して母親と面と向かって話そうとしても「私の育て方が悪いのか!!」とか言って目も見ない。「お母さん、あなたにも落ち度はありますよ」o(`ω´ )o

 

 

 

作品の尺は長い構成 人によっては後半ダレちゃう

 今作の構成って更紗と文がなぜこうなったかを前後半で交互に流れる。合間に少女時代と学生時代の二人が「誘拐事件」の間にどんな生活をしていたかを挟みながら展開していく感じです。

 

 正直出来事自体に大きな波はなくずっと平坦でこれだけの上映時間だと苦痛になってきちゃう人はできくると思います。 私自身はそんなことなく見れましたが、物語の進行だけでなく登場人物の行動までもがスロー(特に文)なので余計にね…。

 

 日々の生活を映していくのがメインだし大きく動きくのは更紗が亮と喧嘩したあたりと文の正体がバレてしまったあたりかな。

 

 更紗は亮との一件で大人へなることができたけど文はあゆみにも打ち明けられないまま別れてそのままの状態。それが負目になってどんどん壊れていっちゃってね。

 このシーンまでの道が長いから根性いるかなo(`ω´ )o アベンジャーズみたいなバトルがあればね、早いんですけどね150分なんて。

 

 しかも同じ回想シーンが数回出てくるのがあるから必要なのかと思っちゃいます。尺引っ張っている分簡潔に進め、尚且つ頭に残せればもうちょっと時間を短縮させることもできるんじゃないでしょうか。

 

 この上映時間に関しては感じ方真っ二つに割れるでしょうね( ^ω^ )

 

最後に

 なんだかんだ文可愛そうですよね。梨花ちゃん預かっているのも善意のことだけど誘拐事件のことがあるから周りはやばい目で見る。更紗は過去を知っているから預けて仕事に行くけど犯罪者のレッテルがありますからね。

 

 警察が来たシーンはかなり理不尽な感じはありましたけどね。特に令状とか職質とかなく急に来て保護してくってね。

 最終的に帰ってないですからね! デートに行くシーンで「マジかよ」とは思いましたけどね。娘が母親見て更紗とか文と同じようなトラウマができないかが心配になるようなところでした。

 

 題のとおり流浪人の生活や表情などが鮮明にわかりやすく書かれた一作!分かり合える人がいれば表面がどうであれ捨てたもんじゃないんですね( ^ω^ )

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノ

 評価 ☆☆☆☆★4/5