1923年に始動しはじめ現在まで数々の有名アニメーション映画を手掛けてきたディズニー。世界で初めて「長編アニメーションをカラーで製作」したことでも有名でたくさんの方が作品を鑑賞し今なおファンで居続けているシリーズでしょう。
その世界で称賛されてきたアニメ製作企業が100周年!これまでの歴史を集約した作品が今作の『ウィッシュ』になるわけですがコンセプトもディズニーがずっと作品に取り込んできた“願い”をメインにしたもの。
作品のストーリーもですが楽曲もシリーズ通して魅力があり主題歌「This Wish/この願い」は予告で聞いた時点で良さそうな予感!過去に大ヒットしたアナ雪みたいになったりするのかな?
節目の作品ということもあってディズニーも力入れてくるでしょうし、同時上映のスペシャル作品もありますから期待値がかなり高めですね( ^ω^ )
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作品で同時上映は『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』作中に登場する楽曲はジャスティン・ビーバーやエド・シーランに提供をしているジュリア・マイケルズが担当する。
イベリア半島にあるロサス王国に住む17歳の少女アーシャ。そんな願いも叶う王国で祖父の願いを叶えるが実は国王が魔法で支配していることが判明!空から降ってきた願いを叶える力を持つスターと出会い、国王の悪事に立ち向かう!
主人公のアーシャ役の声は『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)で第79回ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞するなど近年活躍しているアリアナ・デボーズが演じる。日本語吹替は元乃木坂46の生田絵梨花が担当する。
今作のメインヴィランであるマグニフィコ王はクリス・パイン(吹替:福山雅治)が担当。アーシャのペットでスターに話す願いを叶えてもらうヤギのバレンティのをアラン・テュディック(吹替:山寺宏一)が出演。
今作で監督を務めるのはクリス・バック。ディズニー作品の『ターザン』(99)、『アナと雪の女王』シリーズ(13〜19)で監督を務め、脚本担当のジェニファー・リーとはアナ雪でも共同監督で製作を行いました。ジェニファーは今作の脚本のみを担当します。
100年の記念作品がどんな出来栄えになっているのか!?今までの作品たちの集大成となるのでファンからの期待もかなり高まっていることでしょう!
あらすじ
イベリア半島の沖合に位置するロサス王国で、17歳の少女アーシャは、王国の支配者であるマグニフィコ王に、他の誰にも感じられない闇を感じていた。
それがやがて、彼女がいざというときに星に熱く訴えようとするきっかけとなる。
やがて、スターという名の本物の星が、アーシャの願いに応えてくれる。空からスターが降ってきた後、そのスターにも願いを叶える魔法の力があることが明らかになる。
アーシャとスターは共にロサスに立ちはだかる悪を乗り越え、より良い未来のために立ち上がる。
※引用元:wikiより
キャラクター<吹替声優>
アーシャ<生田絵梨花>
願い星に選ばれた少女。みんなが王様に願いを捧げ、王国に隠された真実に気づかない中、ただひとり願いの力を信じ続けた少女。そのまっすぐな思いが、願い星を地上に呼び寄せた。
マグニフィコ王<福山雅治>
願いを支配する最恐のヴィラン。魔法の力でロサス王国の国民の願いを叶える偉大な王。だが、実は叶えるのは自分が良かれと思う願いだけで、裏の顔を持つ。国民からの願いの力を利用してさらなる魔力を得ていく。
バレンティノ<山寺宏一>
アーシャの相棒の子ヤギ。どんな時もアーシャの味方で、頼りになる相棒。いたずらな願い星、スターの魔法で人間の言葉を話せるようになり、思いもよらぬイケボ(美声)に自分でも驚いている。
スター
いたずらな願い星。アーシャの願いに応え、空から舞い降りた願い星。魔法の力を持っていて、心からの願いを叶えるのを助けてくれる。好奇心旺盛で、いたずらが大好き。
アマヤ王妃<檀れい>
国民思いのロサス王国の王妃。マグニフィコと共に、“願いが叶う魔法の国”ロサスを建国した聡明な女性。常に国民の幸せを考えており、他人の事を第一に考えるアーシャの良き理解者でもある。
サビーノ<鹿賀丈史>
100才になるアーシャの祖父。アーシャをずっと見守って来た優しい祖父。音楽が大好きで陽気な性格。長い間、王に捧げた願いが叶うことを楽しみに待ち続けている。もうすぐ100才になる。
※引用元:公式HPより
感想
誰もが持っている夢、願いを題材にしたディズニーらしい作品。願いは誰かに託して叶えてもらうものではなくて自分で動くことが大事というメッセージが大人の私たちにも刺さる映画になってました(´ω`)
大人でも楽しめはするけど全体的には子供向け
さまざまな願いを持っている国民から願いを預かり、月に1度の儀式に1人の願いを叶えてくれる王国ロサス。そこに住む主人公・アーシャが祖父の願いを叶えてもらうために国王マグニフィコと会うことから物語が動き出す。
アーシャは民から預かった願いは全て叶えられるわけではないのを知りマグニフィコに「叶えられないなら返してあげたほうがいい」と提案するが彼はそれを拒否。
マグニフィコは何かと理由をつけ願いを叶えず「自分に感謝しろ」「俺はイケメンだ!」と自己中心的な部分が露呈し始める。 願いがマグニフィコに奪われたままなのでなんとかならないかと思い、父と一緒に星を見た木の上で願い星のスターと出会う。
王城のてっぺんにの集められた国民の願いを取り戻すためスターとアーシャの仲間たちと共に立ち上がる!というのがお話の流れ。
ディズニーアニメが公開されるとほとんど吹替版しかなくいつもそっちを見ていましたが出来れば字幕版見たい私はそっちを選択しました。正直なこと言うと吹替版でああいうミュージカルの歌を聴くのがあまり好きじゃないんですよね。
いわゆる共感性羞恥ってやつで背中がめっちゃ痒くなってしまうので英語で緩和しているような感じですw( ´∀`) まぁ英語喋れないけどある程度聞き取れるから恥ずいっちゃ恥ずいですけど…。
アーシャは正義感が強くていかにも主人公なタイプの女の子ですが物語の展開とかマグニフィコに立ち向かうまでが思ったよりもボリュームも少なくてのめり込むまでなかなか行けない。
真っ直ぐに「これはこうしたほうがいいんじゃないか!?」って国王に意見ができるってそうそうできることじゃないですよね。勇気を持って行動するってのは応援できる。
ただそこからスターに出会うきっかけも割と不透明だし、その後マグニフィコに対抗するのが心の強さ?的なところで対抗しているのも大人も見る作品でやっちゃうのはどうなんだろう?
内容自体はディズニーらしさがあるんですが今までって戦って敵を打ち負かすのが普通だったのですが時代的に路線変更されてるんですかね?マグニフィコはアーシャに対して暴力を振るうシーンもあるから戦って勝つ路線も普通のはずなのにそれをあえてやらなかったのはやっぱ子供向けに振り切ったからじゃないかな。
歌の歌詞も子供が聞いてもわかりやすいようにストレートな言葉で作られている気がしたのでそこものめり込めない原因かなと。日本語版の“この願い”を聞いて「これは見れんわ( ゚д゚)」と思って字幕版に切り替えましたがそれでも結構恥ずかしい。
そういうのを気にしないのであれば全然いいんですが、私はどうしても気にしてしまうのでディズニー作品の中でも部類的にはハズレなのかな。ディズニーファンの方に叩かれてしまいそうですね…(゚ω゚)
もともとなぜこの設定になったんだろう…?
ロサスが誕生した経緯は最初に説明が入るんですが、そもそもこの設定自体がそんな納得できるものではないように思います。マグニフィコが建国して人が集まり始めたとかは割とある話なんだが彼が1代で築き上げたので歴史は浅いはず。多分。
それなのにあそこまで崇拝されて18歳になったら願いを差し出すのが当たり前ってなっているのがちょっと変かなって思ってしまいました。あれだけ多くの人がいたのに誰1人実現するために動いていないってのは映画作品としてはもうちょっとあったのかなって。
ただこれが現実にかなり近づけたものだったとしたらそういう比喩かなとか考えましたが子供向けになっているからその線は薄いんじゃないかな。差し出したからといってめっちゃ暮らしが豊かになっているわけでもなさそうなんですよね。
現にアーシャの祖父と母はすでに願いを渡しているのに住んでいる場所は城下町から離れているんですよね。本人たちが選んだのならいいですが、過去に「願いを差し出したから城下町に住むか?」って話があったよね。みたいな説明もないので余計に差し出すメリットがわからない。
あと忘れがちになりますが「魔法を学べる」ってこと。ロサスの人たちは魔法の使用を禁止されているのでその設定かは確定できないんですがおそらく誰でも学ぼうと思えば学べるっぽい。
誰かしらは影で勉強したりしていてもおかしくはないけどマグニフィコの言いつけを正直に守っているあたりは日本国民としてグサッとくるww 税金増やしますとか外国人移民の方がお金使われているとかをただ見ている我々のように感じてしまう( ^ω^ )
変に勘繰ってしまうとしたら表面は子供向けのディズニー作品だけど深掘りしたら上記のような大人に向けたメッセージが隠されているんじゃないか?とか思いましたがまさかねw 100周年の記念作品にそんなことになるわけないよな。
最後に
長い歴史を記念すべき作品だったので今までに出てきたキャラクターをモチーフにしたものも盛り込まれておりずっと見てきた人たちは懐かしみながら見ることもできそうです。
今回の主人公アーシャはディズニープリンセスという括りのキャラクターではなくて魔法を使えた魔法使いだったんですね。 そこはディズニーのスタンスをそのままにプリンセス設定でストーリーを作ってもよかったのかな。
あとはしつこいくらいシンデレラ城のムービーとミッキーの舵きるシーンが流れてましたけど宣伝感が強すぎじゃないですかね。まぁ宣伝ちゃ宣伝だからいいのか。見てる側からしたらクドく感じちゃいますけどね。
来年も多くのディズニー作品が公開される予定なのでそっちには期待したいですね。一番近いところだと『白雪姫』の実写版ですかね?他に何か公開あったかな!?
MARVEL系の作品も出てきますし私の大好きな『デッドプール』が5月に公開されるのでそれはめっちゃ楽しみです!( ^ω^ ) 絶対面白いもん。
時代に合わせてストーリーの設定も変えていかなきゃ行けないからディズニーだけじゃなくて他の作品も作るの大変ですよね。性や肌色なんかもちょっと間違えば批判を呼ぶ材料になりますからね。大変だ…(´ω`)
来年の公開予定作に期待してます!
ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ
評価 ☆☆★★★2/5