『どうしてだよぉ〜〜〜』これ聞いたらあの俳優さんの顔が浮かぶのは私だけでしょうか…? そう、藤原竜也さんですね。いつから叫ぶ俳優になったんでしょうか( ゚д゚)色んな番組に出演するとそういった呼ばれ方してますね(しゃべくりとか)。
ネットでは様々な形でいじられていますね。打ち込んだ文章を藤原竜也のセリフ風に変換するソフトなんかもあったりします。新作が出れば叫び、叫ばなくていいと思ったところでも監督から叫びをリクエストされるらしいですww
でもさすが俳優さんですよね。演じた役はどれもキャラが立っていて私的には嫌いな作品はないと思います。デスノートの「どうしてだよ」とかカイジの利根川へのセリフとかダイナーの「俺はここの王だ」とか。
↓「俺はここの王だ!」の記事
今回もそんな叫びが出るのかな( ^ω^ )ワクワク。作品の内容よりそっちに期待が傾いていますが気にせずいってみよ〜〜!
作品情報
2014年に小学館から出版された小説(著者:佐藤正午)をもとに映画化。同著者の作品『月の満ち欠け』(第一五七回直木賞受賞)やNHK連続ドラマ化された『身の上話』などの傑作を世に出している。
今作の原作小説は出版された翌年(2015)に選考委員から圧倒的評価を集めて第六回山田風太郎章を受賞し、「小説表現の臨界点を超えた」「先の読めない展開で多くの読者を魅了し、映画化不可能」と言われた。
↓原作小説
そんな小説を映画化するのがタカハタ秀太氏。『ASAYAN』や『SMAP×SMAP』などのテレビ番組・ドラマの演出を行い、2004年に『ホテル ビーナス』で映画デビュー。同作はモスクワ映画コンペティション・パースペクティブ部門で最優秀賞を受賞。
その他にも第42回放送文化基金賞を受賞した『赤めだか』(15/TBS)やモーニング娘。「LOVEマシーン」、SMAP「弾丸ファイター」といったミュージックビデオなど幅広いジャンルで活躍する。
主なキャスト<俳優名>
東京
- 津田伸一<藤原竜也>
東京・高円寺のバー「オリビア」でバーテンをしている、元天才作家。鳥飼に書き途中の小説を読ませる。どうやら最近まで富山に滞在していた模様。
- 鳥飼なほみ<土屋太鳳>
津田の担当編集者。過去に津田が起こしたトラブルに巻き込まれて以来、彼の小説が本当にフィクションなのか疑念を持ち続けている。
- 加奈子<坂井真紀>
バー「オリビア」のママ。鳥飼と共に小説の結末を見守る。出身は富山。
富山
- 津田伸一<藤原竜也>
かつて直木賞も受賞した天才作家だったが、現在は富山で「女優俱楽部」の送迎ドライバーとしてその日暮らしを続けている。ある日ひょんなことから大金を手にし、思いもよらぬ出来事に巻き込まれていく。
- 沼本<西野七瀬>
津田行きつけのコーヒーショップ店員。“ぬまもと”と呼ばれているが、正しくは「ぬもと」。津田のことが気になる様子。
- 幸地秀吉<風間俊介>
読書好きなバーのマスター。ある日偶然津田と出会い、小説の談義に花を咲かせた。しかしその後、家族と共に突然姿を消してしまう。
- 幸地奈々美<佐津川愛美>
秀吉の妻。4歳の娘と家族3人で幸せに暮らしている。
- 倉田健次郎<豊川悦司>
裏社会を仕切るドン。この街で起こる事件には必ず彼が関わっていると言われている。囲いを出た鳩=ニセ札と津田の行方を追う。
- 川島社長<岩松了>
デリヘル「女優俱楽部」の社長。街の事情に精通しており、ニセ札を手にした津田にその危険性を忠告する。
- 加賀まりこ<桜井ユキ>
源氏名。津田にお金を借りている。
- 晴山次郎<柿澤勇人>
街の郵便配達員。加賀まりこがよく貢いでいる。
- 房州老人<ミッキー・カーチス>
世話焼きで津田の良き話し相手。
- まえだ<リリー・フランキー>
床屋「まえだ」の主人。重要な情報を持っている。
あらすじ
一年前、閏年の二月二十九日。雪の降る夜。かつては直木賞も受賞したが今は富山の小さな街でドライバーとして働いている津田伸一は行きつけのコーヒーショップで偶然、幸地秀吉(風間俊介)と出会い、「今度会ったらピーターパンの本を貸そう」と約束をして別れる。しかし、その夜を境に幸地秀吉は愛する家族と共に突然、姿を消してしまう。それから一か月後、津田の元に三千万円を超える大金が転がりこむ。ところが喜びも束の間、思いもよらない事実が判明した。
「あんたが使ったのは偽の一万円札だったんだよ」
ニセ札の動向には、家族三人が失踪した事件をはじめ、この街で起きる騒ぎに必ず関わっている裏社会のドン・倉田健次郎(豊川悦司)も目を光らせているという。倉田はすでにニセ札の行方と共に、津田の居場所を捜し始めていた……。
神隠しにあったとされる幸地秀吉一家、津田の元に舞い込んだ大量のニセ札、囲いを出た鳩の行方、津田の命を狙う裏社会のドン、そして多くの人の運命を狂わせたあの雪の一夜の邂逅……。
富山の小さな街で経験した出来事を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、読めば読むほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。過去の暗い記憶がよぎる鳥飼。小説と現実、そして過去と現在が交差しながら進む物語。彼の話は嘘? 本当?
鳥飼は津田の話を頼りに、コーヒーショップ店員・沼本(西野七瀬)の協力も得て、小説が本当にフィクションなのか【検証】を始めるが、そこには【驚愕の真実】が待ち受けていた―。
※画像・引用元:公式HP
感想
事件の紐付けは面白いけど見せ方がかなり難しい作品!こりゃ映画化不可能と言われるわ( ´Д`)
話の見せ方どうにかなりませんか…
全体の感想としては面白かったです。ただ話の進行と見ている視点を結びつけるのが私的に難易度高めで「もうちょっとわかりやすく作れんかったのかな」と思ってしまいました。
謎が次々と出てきてどう繋がっていくのか、どういう終わり方をするのかを想像するのはとても楽しくて鑑賞しながら「そう繋がるのか(゚∀゚)と頭の中で気持ちよくなっていました。
がオチに入るまでの内容でここがフィクションでここが現実みたいな明確な線引きが見えにくくて繋げるのが難しいところが多々ありました。
普段こういったタイプの作品を見ないし小説も読まないのでこのくらいなら普段読んでいる人がわかるんかなとか考えながら見ていました。私の脳みそでは足りなかったようです٩( ᐛ )وナンダコリ
そもそも予告を見た時点でわたしが想像していたのは『津田が書いた小説がそのまま未来の現実に起こってしまう』かと思っていました。めっちゃ『キャラクター』に引っ張られていましたwwなぜか…
で結局のところこの映画で出てきた内容って本当に起きていたことではなく津田がどの人物の仕草や生活の話を観察したり聞いたりして「こうなるだろうな」で小説を書いていたことなんです!!
『えっ?そういうやつなの?』と頭が混乱して『そういうオチかよーーー( ゚д゚)』ってなったんですがちゃんと繋がっているし話が成り立っているから否定もできないんですよね。
でも振り返ってみれば予告もHPに書いてある言葉とかもちゃんとしているから最終的には『やられたーーー( ;∀;)』って終わり方でございました。
今作内での2つの事件事件
今回鍵となる出来事は『一家失踪事件』と『偽札事件』。これがどう繋がるのか。今作での内容を少し説明します。
デリバリーヘルス『女優倶楽部』でデリヘル嬢の送迎ドライバーとして働いている津田伸一(富山)。彼は沼本が働くコーヒーショップでいつも本を読んでいる幸地と出会い声を掛ける。
深夜に本を読んで時間を潰している幸地を元小説家の視点で読み取っていく。津田が小説家であることに興味を示した幸地は津田が読んでいた『ピーターパンとウェンディ』を借り、内容の一部を気に入る。
それは「自分ではどうしようもない時にどうにかならないか願う」時のおまじないとして手を叩くというもの。それをそっくりそのまま店内で披露し津田と別れる。
帰り道、津田が車を走らせていると社長から電話が。“加賀まりこ”が売上金を事務所に持ってきておらず連絡しても出ないと言う。
津田はまりこと連絡を取り社長の電話に出るように促す。まりこは了承し津田に自身の太客である郵便配達員:晴山を駅まで送って欲しいとお願い。津田はまりこから貸していた3万円を返してもらい晴山を駅へと送る。
道中、晴山は「運転手さん、駅の先にある無人駅に行ってよ」と話す。津田は「電車は止まらないぞ」がいうと「本当に用があるのはそっち」と春山は話す。
指定された場所で下ろすと正面に止まっていた車へ乗り込み運転席の女とキスを交わすのを目撃し去る。
その後社長から「面接予定をすっぽかしてしまったが面接する子がまだ待っている。待ち合わせ場所に迎えに行ってご飯と家まで送ってやってくれ」と頼まれ待ち合わせ場所のファミレスへ。
そこには2人の子供を連れた女性が。会計を済ませ車で家まで送り届けた。
ある日いつも津田が通っていた古本屋『房州書店』の主人が亡くなった。売り物件の張り紙を貼ろうとしている女に近づきキスをしようとする。津田は不動産屋の娘と不倫をしていた。
彼女から店主が津田宛に残したキャリーケースを渡し、最近起きた「一家失踪事件」を話す。ニュースなどを見ない津田は店を出て外にまとめてあった新聞を漁り事件を知る。
家に帰り受け取ったキャリーケースを開けようとするが4桁の暗証番号がついた錠があり開けられない。0000から数字を当てはめていこうと時間をかけていると店主の奥さんの命日『2月29日』を思い出し入れると解錠された。
中を開けると『ピーターパンとウェンディ』の本と現金3003万円が入っていた。突然の大金に戸惑うも3万円を手持ちにし3000万をケースにしまう。手持ちの3万円で心機一転し散髪して1万円を使う。
後日、沼本のいる店で社長と待ち合わせ。社長から「君が行った床屋のまえだから連絡があり1万が偽札だった」と聞かされる。
事件発生前に床屋で髪を切ったのは3人いるが1万円を使ったのは津田だけだったとのこと。社長が津田に渡しているお金は銀行から受け取っているので津田自身がどこかから手に入れたと思い「これ以上使うな!』と忠告。
というのも今回の事件に裏社会の大物である“倉田健次郎”が関わっているため津田に再三釘を指す。
俄には信じられない津田は沼本や他の人物から倉田について聞き出そうとす…。
というのが物語の前半部分になります。ここから津田だけでなくいろんな人物の目線で物事が動いていくのでぜひ劇場で!
って言ってもただ書くの難しいのでここで切りたかったってのが本音です( ^ω^ )ww
最後に
今作では特に藤原竜也の叫びがなかったです…。やってる役はクズだったんですけどね!そこは素直に嬉しかったです٩( 'ω' )و
直木賞取ったのに書いた作品の内容が原因でデリヘル嬢のドライバーへ。ヤクザの女に手を出すわ、不動産屋の娘と不倫するわ、借りた金返さないわ。すごいクズっぷりだな!!
ヤクザに目をつけられて蹴り入れられているところなんて今から地下労働に行くんじゃないかってくらいの底辺ぷりでしたww
あと西野七瀬かわいい!土屋太鳳かわいい!でしたねwもはやこっちがメインかもしれないです。
ってわけでまた次回で ´ω`)ノ
評価 ☆☆☆★★3/5