ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『エルヴィス』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ ROCK音楽の始まり

 音楽のジャンルの中でメジャーなジャンルの一つ「ロック」。エレキギターなどの電気式の楽器などを使って奏でる音楽は若者を中心に人気となった音楽です。

 今はたくさんの機器が出ていてもっと幅が広がっていますが、ROCKが誕生した20世紀後半は限られた楽器で作り上げていました。そんなROCKの創始者の1人である伝説のエルヴィスの伝記映画が出るとは…!!

 

 ここ数年の間に出ている伝記映画が結構いいものばかりなので今回の『エルヴィス』も期待しているんですよね!6月にあった『エルザベス』とか2月に公開された『ドリームプラン』とかね。去年(日本では年明け)には『GUCCI』みたいな有名ブランドの伝記なんかも公開されて注目されました。

 

 そんな中今度はエルヴィス・プレスリーの映画で見れる!突然亡くなった彼の人生はどんなことが起こって42歳という若さで亡くなったのか。気になる(゚ω゚)

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

作品情報

 ロックというジャンルの音楽で世界中を魅了し、音楽界に名を刻んだエルヴィス・プレスリー。42歳と“これから”と言っていい年齢でこの世を去ったスーパースターがどんな人生をおくってきたかを実話をもとに作成された今作。

 

 監督は『ムーラン・ルージュ』や『華麗なるギャツビー』などを手がけたバズ・ラーマが務め、バズの作品の脚本をずっと書いてきたクレイグ・ピアースが製作。

 

 主役のエルヴィスは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のオースティン・バトラー、マネージャーのトムをトム・ハンクスが演じる!

 

 若くして伝説となり謎の死を遂げたスーパースターの真実を綴った今作は『ボヘミアン・ラプソディ』に次ぐ傑作との呼び声が高い!いったいどんな真実を我々は目にするのか?!(><;)

 

キャスト<役名

オースティン・バトラー<エルヴィス・プレスリー

 主な出演作品:『屋根上のエイリアン』(09・米)、『シャーペイのファビュラス・アドベンチャー』(11)、『エンド・オブ・ハイスクール』(18)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)など。

 

トム・ハンクス<トム・パーカー大佐

 主な出演作品:『トイ・ストーリー』(95〜19)、『プライベート・ライアン』(98)、『グリーン・マイル』(99)、『ダヴィンチ・コード』(06)、『キャプテン・フィリップス』(13)、『グレイハウンド』(20)など。

 

オリヴィア・デヨング<プリシラ・プレスリー

 主な出演作品:『ヴィジット』(15)、『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』(16)、『ザ・ソサイエティ』(19)など。

 

ケルヴィン・ハリソン・Jr<B・B・キング

 主な出演作品:『バース・オブ・ネイション』(16)、『アサシネーション・ネーション』(18)、『WAVES/ウェイブス』(19)、『シラノ』(21)など。

 

コディ・スミット=マクフィー<ジミー・ロジャーズ・スノウ

 主な出演作品:『猿の惑星:新世紀』(14)、『X-MEN:アポカリプス』(16)、『デッドプール2』(18)、『X-MEN:ダーク・フェニックス』(19)など。

 

リチャード・ロクスバーグ<ヴァーノン・プレスリー

 主な出演作品:『ミッション・イン・ポッシブル2』(00)、『ムーラン・ルージュ』(01)、『ヴァル・ヘルシング』(04)、『サンクタム』(11)、『アンストッパブル』(19)など。

 

デイカー・モンゴメリー<スティーブ・ビンダー

 主な出演作品:『パワーレンジャー』(17)、『ブロークン・ハート・ギャラリー』(20)、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(17〜22)など。

 

デビッド・ウェナム<ハンク・スノウ

 主な出演作品:『ムーラン・ルージュ』(01)、『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔/王の帰還』(02,03)、『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』(17)など。

 

 

あらすじ

 謎の死を遂げた若きスーパースター《伝説》を誰が殺したのか? 禁断の音楽“ロック”が生まれたライブの日から世界は一変する。エルヴィス・プレスリーのセンセーショナルすぎるパフォーマンスは若者に熱狂的に愛される一方で、中傷の的になり警察の監視下に置かれる。

 型破りに逆境を打ち破る伝説と、その裏側の危険な実話。そして彼を殺したのは誰なのか?ーその真実を知ったとき、あなたもきっと心を揺さぶられる!

※引用元:公式HPより


www.youtube.com

 

 

感想

時代と環境が彼を作り出した。彼が求めていたのはとてつもなく大きな“愛”だがそれは凶器にもなる…。『ボヘミアン・ラプソディ』の壁は高い!!(´ω`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼を作り上げたのは…。

 父・母・エルヴィスの3人で暮らしていたが、父の不渡小切手が原因で黒人の隔離村で過ごすことに。小さい頃からカントリーやR&Bに触れてきた彼は音楽の才能を開花させていく。歌だけでなくステージで行う動きに観客は轢かれたちまち人気に!

 その部分だけ見たらミュージシャンとして成功しただけに見えますがあらゆる葛藤と苦労が。

 

 あれだけ人を魅了した音楽は黒人文化の中で生活してきたことが最も影響しています。

 時代的に白人が優位に立っていた時代で、黒人が奏でるR&Bのような激しめの音楽や体を動かして歌うこと自体が卑猥とか汚いとされていた時代。 そんな時代に白人のエルヴィスが黒人歌手のように動いたりしいているのがめちゃくちゃ新鮮な光景だったのでしょう。

 

 マネージャーもトムも劇中で「オーディエンスたちはこの音楽にノッテいいのか迷っている」と言っているように、白人の新しい形なんだけどベースになっているのは黒人の文化。はじめは困惑している観客も次第にステージに集まりエルヴィスに触れようと手を伸ばす。それだけじゃなく自分の履いている下着を放り投げる女性まで出てくる(どんな状況だよww)

 

 ギターを持ったのは11歳からなのでめちゃくちゃ短い期間で売れたんですね! しかも音楽のジャンル的に黒人が歌っているとみんな思っていて正体が白人歌手だというからなお驚き(゚∀゚)

 ここから彼の人生がガラッと変わってしまうんですね。良くも悪くもこういう人生が起こりうる時代なんですよね。すごいなぁ…( ゚д゚)

 

ただ愛が欲しかっただけ

 エルヴィスが本格的に音楽で食おうと思った時母親はめちゃくちゃ反対しました。知り合いに売れた人がいても一時的なものばかり。本当に食べていける保証もないし、トムのことをよく思っていなかったんですよね。

 これに根拠はないけどなんとなく。女の勘ってやつ。

 

 実はエルヴィスには双子の兄弟がいたんですが生まれた時に亡くなってしまっていたんです。そのことがあるから余計にエルヴィスが心配。めちゃくちゃ過保護で何かにつけてダメダメ言ってきます。

 

 母親の反対を説得して夢のメジャーデビュー。テレビに出たら若い層にめちゃくちゃうけて爆発的な人気に。だが白人らしからぬ動きに批判が殺到し「エルヴィスがそれをやるならテレビに出さない!」と言われてしまう。

 

 親としては活躍している反面、何か起きたりするのが怖いと思っちゃうじゃないですか?!

 だけど家とか車とか買って親孝行している自分に対して真っ直ぐに褒めてはくれないんですよね。喉に何かつっかえているのがずっと続いている感じ。

 

 で活躍していく中でファンからの“熱”が彼の活力に変わってきます。今までは「大好きな母親を喜ばせる」のが目的だったのがそれが満たされてファンの声を気にし始めます。彼の個性である“動き”を一度封印してファンを失望させ、自身もテレビで恥をかいちゃいました。

 

 その結果爆発して動きをつけてステージに立っちゃうんですよね(´ω`) トムの口が上手くて抑圧していたからより弾けてしまう。まさかの逮捕されちゃうんですからね!踊りながら歌っただけでww

 

 終いにはステージに上がっていない時は満たされないから薬に手を出してしまう。奥さんとも別れることになり会社の借金も…。全てが一気にリセットされてしまいどんどん崩れていく…。

 かなり壮絶な人生ですね( ゚д゚)

 

大佐が怖すぎる

 物語はマネージャーのトムが今日まで起こったことを語っていく進行の仕方。「エルヴィスが死んでしまったのは私のせいではない!」って言うんですよ。

 だけど口がめちゃくちゃ上手く、売上の5割を報酬として受け取っていたことが明るみになったりと印象悪すぎることこの上無い!!o(`ω´ )o

 

 見ていくにつれ「俺のせいじゃ無いとか言ってるけど絶対お前のせいやろ!」って思うんですが最終的には「トムだけのせいじゃなかった」ってなってここは見せ方がうますぎる!!

 

 途中で悪いこといっぱいしているんですよ?! 上記の売上のこととか裏で契約結んで大金を受け取ったりしていて。 でエルヴィスとの間に亀裂が入るとそれっぽいことを言って言いくるめる。

 エルヴィスも“確かにな…”って感じて元の関係に戻る。見ていて怖くなってきちゃいました。

 

 最終的に有責なんですよ。亡くなってからめっちゃ報酬もらってたことがバレて裁判沙汰になったので(作中最後の方に流れました)

 トム・ハンクスの声色が余計に恐怖させてくるんですよ。怒っているとかじゃなく語りかけて悟らせるタイプのやつです。ペニーワイズみたいな(゚ω゚) 顔白塗りにしたらいいんじゃね?

 

最後に

 なんかサウザーみたいな人生じゃないですか?「愛ゆえに苦しまねばならぬ!!愛ゆえに悲しまねばならぬ!!愛ゆえに!!」みたいなww

 

 亡くなってからもこれだけ影響を与えていて、今もそれが持続しているんですよね!それがまたすごい!!「昔は有名だったんですよ、この人」で終わってないですからね。 まさかの継続しててモノマネタレントとかもめちゃくちゃいるんですよね。

 前にイベントでコスプレしてる人も見たなぁ。少し見ただけでわかっちゃうのもすごいですよね。アニメのキャラクターとかじゃないのに。

 

 壮絶な人生な人生だろうとは思っていたけど、思ってたより壮絶だったな…。時代背景もあって今じゃ考えられないようなことが起きていたので驚き! キング牧師の話題がテレビで流れていて余計に!

 

 ただ本人の映像とかはかなり少なくて曲とかもほぼ役者が歌ったやつっぽかったです。資料がないんでしょうかね?もっと出して欲しかったな。

 そこがクオリティを下げる要因だったかなと私は感じます。『ボヘミアン・ラプソディ』は越えられなかったんじゃないでしょうかね。

 

 エルヴィスという人物をもっと知るにはかなりいい作品でした!!( ^ω^ )

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノ

 評価 ☆☆☆☆★4/5