ディズニーランドで人気のあるアトラクションの一つ「インディ･ジョーンズ」。1981年にシリーズ1作目が公開されてから現在までいろんな人が知っているタイトルで“冒険系”の映画といえばこれと言われるくらいじゃないでしょうか？
同じようなアドベンチャーアクションで『アンチャーテッド』や『トゥームレイダー』なんかもありますがインディ･ジョーンズの方が先に登場していますし、この2作に関しては元はゲームですから原作としてはこちらが原点なのかなと。
しかも第1作目って『インディ･ジョーンズ』ってタイトルじゃなかったんですよね(ﾟ∀ﾟ) 作品名は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』で登場する主人公がインディアナ･ジョーンズだったんですね。
その後2作目からは『インディ･ジョーンズ/〇〇』みたいなタイトルとなり、皆さんに馴染みのある形となっていきました。
初作が公開されてから40年ちょっと経っていますが映画シリーズは今作合わせて5作しか公開されておらず、個人的に想像よりも少なく感じています。誰でも知っているし年月も長いからワイスピまでいかないにしてもそれなりに作品数も多いかと思ったら5作なんですよね。
1〜3作までは3〜5年間隔で公開されていたけど4作目は19年、今作は15年ぶりの公開でかなり久しぶり。前作『インディ･ジョーンズ/クリスタル･スカルの王国』の続編で現在80歳のハリソン･フォードもインディ役で出演！ もう隠居してもいいやろ！？Σ੧(❛□❛ )
今回はどんなお宝を求めてどんな大冒険を繰り広げるのか！？キャスト陣も超豪華だしこの作品の制作会社：ルーカスフィルムがウォルト･ディズニー･カンパニーに買収されて以来初のシリーズ作品というのもあり仕上がりに期待が高まります！！
さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و
作品情報
1981年に公開されて現在まで4作のシリーズを世に出した『インディ･ジョーンズ』シリーズ。ハリウッド俳優ハリソン･フォードの代表作として知られ、日本では東京ディズニーランドにある同名アトラクションから知った人も多いのではないでしょうか。
映画だけでなくテレビシリーズや玩具、ロールプレイゲーム、コンピュータゲームなども発売されておりアドベンチャーアクションの代名詞的有名作品。
有名な考古学者インディアナ･ジョーンズ(愛称：インディ)が世界各地の遺跡などで罠やカラクリを解きながらさまざまな宝物を発見するアドベンチャー作品。
宝物を見つけるまでの謎解きだけでなく、宝を狙う組織などとのアクションもありこの2つをメインにストーリーが進行していく。
第1作目〜第4作目の制作はジョージ･ルーカスが設立したルーカス･フィルムが行っていたが2012年にウォルト･ディズニー･スタジオが約40億ドルで買収。4作目の公開が2008年なので買収してから初めてのインディ･ジョーンズシリーズ作となる。
主演は1作目から現在までずっとインディを演じ続けてきたハリソン･フォードが演じる。他に『ハン･ソロ/スター･ウォーズ･ストーリー』、『007 ノー･タイム･トゥ･ダイ』のフィービー･ウォーラー＝ブリッジや、『ドクター･ストレンジ』、『ファンタスティック･ビースト』でメインヴィラン演じたマッツ･ミケルセンが出演する。
1969年のアメリカとソビエト連邦の開発競争を背景に歴史を変えると言われる秘宝･運命のダイヤルを求めて最大の冒険にインディが挑む！同じく運命のダイヤルを狙う元ナチスの科学者フォラーとの激しい争奪戦にも注目が集まる！！
あらすじ
引退宣言をしたインディは、旧友の娘で自身が名付け親でもあるヘレナから“運命のダイヤル”の話を持ちかけられる。
それは若かりし頃のインディが発見した、歴史を変える力を持つ代物だった。
そんな“運命のダイヤル”を巡って、彼は因縁の相手である元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げていく。
※引用元：moviewalkerより
キャラクター＜俳優名＞
インディアナ･ジョーンズ＜ハリソン･フォード＞
数々の冒険を繰広げた考古学の教授にして無類の冒険家。
ヘレナ･ショウ＜フィービー･ウォーラー＝ブリッジ＞
バジルの娘。インディは名付け親。
ユルゲン･フォラー＜マッツ･ミケルセン＞
元ナチスの科学者。運命のダイヤルを巡って、インディと壮絶な争奪戦を繰り広げる。
レナルド＜アントニオ･バンデラス＞
インディの旧友で潜水士。
サラー＜ジョン･リス＝デイヴィス＞
聖櫃を巡る争奪戦や聖杯探索に協力したインディの友人で、エジプトの発掘屋。
バジル･ショウ＜トビー･ジョーンズ＞
インディの旧友でヘレナの父親。
テディ＜イーサン･イシドール
ヘレナの相棒の少年。
クレーバー＜ボイド･ホルブルック＞
インディを追うフォラーの右腕。
※引用元：wikiより
感想
上映時間長いはずなのに「もう終わりっ！？」と思ってしまうくらいあっという間(ﾟ∀ﾟ) 80歳とは思えないハリソン･フォードのアドベンチャーアクションは「冒険とはこうだ！」と言わせる空気を醸し出しておりました！これで最後か……。
ざっくりのざっくりあらすじ(ﾟωﾟ)
今ままで世界各地を巡りたくさんの宝を激しい対人アクションや遺跡に隠された謎を解きながら手に入れてきたインディ。彼とその仲間たちが冒険を繰り広げる姿に魅了され、長年に亘り語り継がれてきた物語がついに今作で最後！
そんな歴史的瞬間に立ち会えられてとても幸せ。アクションは80歳のハリソン･フォードが年齢に対して無理あるだろと思うような激しいものでトレジャーハントというロマンを現代の技術を駆使し見せつけてくれる作品に仕上がっておりました！！( ＾∀＾)
時はまだナチスが存在していた時代。麻袋を頭に被せられた男がナチス兵に連行されている。場所は戦場で火が放たれている箇所もある。麻袋の男は椅子に座らされナチス兵の上官と対面。その捕縛されていた男こそインディアナ･ジョーンズ。
ナチス兵になりすまして潜入していた目的や他に仲間がいるかと聞かれるがちゃんと答えないインディ。そこに物理学者のフォラーが木箱を持って登場。箱を開けると中にはキリストを刺したとされる“ロンギヌスの槍”が入っていた。
このお宝を総統に献上するつもりの上官はフォラーから受け取り移動する指示を部下に告げ、インディは処刑するように命じた。
複数の兵士に囲まれながら絞首刑の準備を進められるインディ。周りにいる兵士の気を散らそうとここまでの話を語り出そうとしたら踏み台を蹴られ首のロープが締まってしまう。
手に隠し持っていた刃物でなんとか拘束をとき首のロープをどうにかしようとしたら屋根を突き破ってアメリカの爆弾が降ってきた！
爆弾はインディたちの目の前に着弾したが爆発せず床を突き破って下の階へ落下していく。爆発しなかったと安堵したのも束の間、一番下まで落下した途端爆発し床が全て吹き飛びナチス兵は吹き飛ばされてしまった！
インディは首のロープを支えに宙吊りになってしまったがロープのつながっている柱が折れなんとか脱出。ロンギヌスの槍を求めてフォラーたちの後を追う。
フォラーたちは機関車に乗り込み移動をはじめその車両にはインディと共に潜入していたバジルの姿も。バジルは潜入の目的をはぐらかしなんとか生き延びていた。
バジルが捕まっているとは知らないインディはナチス兵から車を奪取したが上官の送迎用の車両を奪ったため後部座席に兵士が乗り込んできた。帽子をかぶって誤魔化しながら車を発進させる。
護衛のバイクも2台並走し「どうしよう」か考えているとフォラーたちの機関車が目に入る。車の進路を変更し機関車の後をおうが護衛たちと戦闘に！
車での戦闘はやめバイクに飛び乗り全ての護衛をたたき落とし機関車へ潜入することに成功。なんとかロンギヌスの槍を奪えたが兵士にバレてしまった。扉を閉め誰も入ってこれないようし槍を確認したがコピー品であることが判明。
偽物で残念…かと思ったら車両には12,3世紀ごろのお宝が乗っておりナチスは1人責めしようという魂胆のようだ。
それを阻止すべく車両の先頭に向かい機関車を止めようと計画。先頭車両に行く途中で拘束されているバジルを見つけ救出。部屋にいたフォラーをインディは殴って気絶させ、アンティキティラのダイヤルを一応持って先頭へ。
後ろからナチス兵が追いかけてきていたので車両の上を走って移動することにした時、アメリカの飛行船が機関車と戦闘を開始し、機関車に搭載されていた機関銃が操縦者を失い暴走。機関車の車両を撃ち始めた！
フォラーは意識が戻り頭を伏せ機関銃の狙撃を回避しインディの後を追う。上官は車両の中を通ってインディたちの前に先回り。コピーのロンギヌスの槍でインディに切りかかって取っ組み合いに！
槍の攻撃を回避し上官が持っていた拳銃を鞭で奪ったインディはバジルに発報するよう指示。上官を撃ち殺したが背後からフォラーが追いつきダイヤルをインディから奪取する。
ダイヤルを受け取り勝ちを確信したフォラーだったが線路上の柱にぶつかってそのまま落下。インディはバジルの呼びかけに気付きギリギリで避けることができた。
機関車を止めようと再び進み出したが線路が途中で落とされておりインディとバジルは川へと飛び込んだ。ダイヤルを奪われたと思ったがインディが渡したのはフェイクでダイヤルは彼のての中に。こうしてナチスの手にお宝が渡ることはなかった。
と最初の方は舞台となる1969年よりも少し昔お話からスタート。このアンティキティスのダイヤルが今作もお宝になるわけですがこれが何かというと「時限の裂け目」がどこかがわかるダイヤルなんですね。
序盤はインディのアクションも結構激しくてハリソン大丈夫かな！？って思っちゃいました。老体に鞭打ちすぎないでね(´ω`)
その後1969年に戻り、インディは大学の教職に着き仕事をちょうど辞める日。教職室で周りに祝われながらプレゼントなんかを貰い学校を後に。バーで酒を飲んでいると授業に出ていた女性の1人が隣に座り話しかけてきた。
彼女はバジルの娘でインディが名付けをしたヘレナ。彼女は考古学専攻で勉強しており幼い頃からインディに会ってから久しぶりに再会した。
こっからは掻い摘んじゃうんですが、ヘレナはインディが持っているアンティキティスのダイヤルを手に入れるため偶然を装って再会し騙し取っちゃいます。
しかもこのダイヤルは最初に出てきたフォラーがある目的のために追っていてインディの働いている学校へ部下を潜入させます。ヘレナとインディを追ってきたフォラーの部下はヘレナは逃してしまいますがインディを確保されてしまいます。
インディは隙をついてなんとか逃げ出すことに成功しヘレナを追いかけ国外へ。ヘレナはダイヤルを競売にかけお金を手にしようとしていたところをインディとフォラーに見つかってしまいます。
しかもヘレナは犯罪で捕まっていた過去があり保釈金をギャングの婚約者になる代わりに払ってもらい裏切り追われていたためフォラーを追いかけながらギャングから逃げることに。
こりゃ大変だ！！なんとか追手を撒くことは出来たもののダイヤルは奪われフォラーを取り逃がしてしまいました。ダイヤルは半分しか奪われていないのでもう半分を探す旅に出発することに…。
ってな感じですかね。このダイヤルをフォラーは何に使おうとしているんでしょうかね！？その目的もかなり壮大だし徐々にスケールがデカくなっていくんですよね。インディも最初はダイヤルの力は信じていませんでしたが宝のありかや文献のヒントなんかを知っていくごとに「本物だ！」と確信していきます。
この感覚こそアドベンチャーのロマンそのものですよね。わかった時のゾワゾワっと込み上げてくる何かがまさにこれ。THEアドベンチャー映画と巡り会えましたね( ^ω^ )
綺麗にシリーズを終わらせるために
これだけ有名になったタイトルとはいえここまで年月が経ってしまうとどこを引き際にするのかは難しくなってきます。他の長く続いているシリーズはメインのコンセプトはそのままだったとしても時代に合わせた設定やストーリーを取り込んで公開されることが多いんですが、今回の『インディ･ジョーンズ』シリーズはそれがやりにくい。
アドベンチャー自体は時代に合わせやすいんですよね。近年よくある「時空超えちゃった」系はアドベンチャーというジャンルに組み込みやすいので面白い作品は作れますが、主人公のインディのキャラクターが近代に寄せにくいんですよね。
ハリソン･フォードの代役を誰ができるかってのもありますが、インディってあのハットと鞭がトレードマークなわけでそれを銃などの武器に変えちゃうのは「やっぱ違うな」感が強くファンもがっかりしてしまいます。
現にインディがヘレナを追ってたどり着いたホテルで敵はみんな銃を持っているけどインディは鞭で対抗している。これは流石に勝ち目ないでしょ(・Д・) いくら腕っぷしが強くても近代兵器に敵うわけがないんですよ。
さらにそんないかにも勝てない状況のインディなんか見たくないんです。ピンチだったとしても正気があるような武器同士の戦いだから見ていてハラハラするし楽しい。
そんな展開にするには時間が経ちすぎてしまったからこのタイミングで終わりにしたのかなと勝手に思っています(´ω`)
もともと舞台になっている年代も1930年代とかだし前作で1957年だから舞台となる年代が今とかけ離れていてもイメージ湧きにくいんじゃないかなって。ハリソン･フォードの年齢のこともあるからディズニー100周年のタイミングでスパッと終わらして有終の美を飾らせるのが最善だったのではないでしょうかね。
でもインディの古っぽさが戦後の経済成長とギャップがあって面白かったですけどね。フォラーの部下がパレードの中を追いかけ、それを馬で逃げる姿はまさに“昔”と“今”の戦いですよね。
馬で走りながら地下鉄の電車に追われていたのはすごかったww やっぱインディと馬の相性やばいな。歳のせいってのもあるかもですがオープンカーとか大型バイクで逃げ回るインディはやですよね。まだナチス兵に変装していた時の古いバイクだと絵になるししっくりくる。
シリーズの終わらせ方とかは私個人の考えなのでお許しを( ^ω^ )
最後に
まずはハリソン･フォードのインディ･ジョーンズが見れて嬉しかった！！このシリーズを一旦同じ主役で追われたのはありがたいです。長きにわたって公開されてきた名作がメインキャラそのままで終われることがファンとして感謝しかない。
彼の冒険譚はこれで終わってしまいましたがこれから新しい作品が生まれてくるし、過去に公開されていた作品の俳優を変えて帰ってくるものあるわけですからね。 正直ディズニーという企業であれば十分可能性あるし、抜擢された俳優さんに関して周りがめっちゃ突っ込んでくることもありえる。『リトル･マーメイド』なんかがそうですね。
個人的にはいい作品に仕上がっていれば肌とか生まれはどうでもいいので面白い作品を見せてください( ＾∀＾)
これからこのシリーズに変わってアドベンチャーといえばな作品はどんなのになるのかな？皆さんは何か思い浮かぶのありますか？
『アンチャーテッド』もシリーズ化していいんじゃないかな！？トム･ホランドのイーサン割と好きだったけど。まぁイーサンに髭はつけて欲しいですけどねww
ってなわけでまた次回 ´ω`)ﾉｱﾘｬｼﾀ
評価 ☆☆☆★★3/5
