ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ あ〜ぁ、関東以外に被害が…( ´∀`)ww

 

 2019年に公開された実写版『翔んで埼玉』。原作者の魔夜先生もまさか実写化するとは思っていなかったであろうギャグ漫画なのですがこれが思ったよりもヒットしており、邦画のヒットしたかの基準である総興収10億を上回る37.6億を達成。

 私も劇場で見ましたが埼玉に関する自虐がすごくて映画館で申し訳なかったけど笑ってしまいましたね。周りの人も一緒に笑ってたんでチャラですけどねww

 

 そして今回まさかの続編!興収もすごかったですが日本アカデミー賞で10を超える部門で受賞したことで空前の埼玉ブームが来て、誰がこうなると予想していたか!?

 埼玉に関する自虐ギャグも面白いんですがあのギャグをGACKTがあんなセリフを言ってたからそのギャップもありましたよね。二階堂ふみも表情がすごくて「そこらへんの草でも食わせておけ!」とかの顔すごいですよね。相手が加藤諒だから草食った顔が浮かびやすいってのもあってよりおもろい!

 

 今度は関西も巻き込んでのストーリーということで巻き込まれた関西圏は寛大な心で許してあげてください。被害者ですけど(゚∀゚)

 海求めて和歌山に行くんか!って感じですが海なし県の長年の夢である“海”を手に入れることはできるんでしょうか!?もはや茨城から太平洋奪った方が早い気がするが…

 

 さっそくいってみよ〜〜〜٩( ᐛ )و

 

 

作品情報

 白泉社が発行する漫画雑誌『花とゆめ』の別冊で連載されていた魔夜峰央氏のギャグ漫画である『翔んで埼玉』。2019年2月に実写映画版を公開し興収37億越えの大ヒットを記録。

 舞台である埼玉県をはじめ関東圏の都道府県にスポットを向けご当地に関するディ、イジリで話題となった。協賛企業が上映館で入場特典を配布するなどし、作風に対して歓迎一色となっているのも面白い点ですね。

 

 基本的には舞台となる埼玉や千葉などが出身地の俳優陣がキャスティングされているが主役のGACKTと二階堂ふみは沖縄県出身。

 1作目は日本公開だけでなくイタリアの第21回ウディネ・ファーイースト映画祭で上映されマイ・ムービーズ賞を受賞。武内監督が製作した『テルマエ・ロマエ』シリーズに続き3回目の受賞となった。

 

 そんなヒットを記録し、地域に関する自虐ネタを取込み完成披露会見などで謝罪を連発していた茶番劇作の続編がスクリーンに帰ってくることになるとは!?

 

 東京への通行手形を取り払い、都内へ遊びにいく願いを叶えた埼玉県民がさらに団結するため、海なし県に海をつくろうと関西の地を目指す前回より壮大な茶番劇を繰り広げる!

 

 主役の2人は前作出演のGACKT二階堂ふみが続投。関西圏の新たなキャラクターには片岡愛之助藤原紀香などが出演。前回ラジオを聞いていた菅原家は今作では内田家に変わりアキラ100%和久井映見朝日奈央が初登場。 他にも関西にゆかりのある俳優陣が多数出演する。

 

 監督は前作同様、武内英樹監督が務める。作品製作時に主演のGACKTが体調不良で撮影延期などが起き公開が2023年に延期となったり2023年3月に所属していたフジテレビを退職し独立。独立後初公開の作品が今作となり前回と違った新しい風を吹かせてくれそうな気がします。

 

 笑えるディスと地元愛が関西を巻き込んでどんな面白い内容になっているのか!?誰もが笑顔になってしまうエンタメが再誕!!

翔んで埼玉

翔んで埼玉

  • 二階堂ふみ
Amazon

 

 

あらすじ

 埼玉県内の田舎道を、1台のワゴン車が与野在住の家族を乗せて、熊谷に向かって走っている。カーラジオからは、埼玉のご当地ソング「人生たまたま…さいたまで」に続き、DJが語る、埼玉にまつわる都市伝説・第Ⅱ章が流れ始める――。

 

 その昔、東京から蔑まれていた埼玉県人が、壮大な茶番劇の末に通行手形を撤廃し、関東に平和が訪れた。埼玉解放戦線を率いる麻実麗(GACKT)と壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、さらなる平和を求めて活動(=日本埼玉化計画)を推し進めていたが、埼玉県人は横の繋がりが薄いという問題が浮上する。

 

 麗は埼玉県人の心を1つにするために、越谷に海を作る無謀な計画を打ち立てる。

 

 美しい白砂を持ち帰るために、百美を残し、和歌山県の白浜を目指して解放戦線のメンバーとともに大海原に出るも、船が嵐に巻き込まれて難破し、麗は独り和歌山の海岸に漂着する。

 

 そこで麗は、滋賀解放戦線の桔梗魁(杏)と運命的な出逢いを果たす。当時の関西は、大阪府知事の嘉祥寺晃(片岡愛之助)、その妻の神戸市長(藤原紀香)、京都市長(川﨑麻世)らの支配下にあり、滋賀県人、和歌山県人、奈良県人らが非人道的な扱いを受けていた。

 白浜も大阪人のためのリゾート地になっており、通行手形のない者は入ることができず、そこには和歌山解放戦線のリーダーである姫君が囚われていた。

 

 桔梗は姫君を、麗は嘉祥寺に囚われた仲間たちを救い出そうとするが、麗もまた嘉祥寺の手中に落ちてしまう。

 嘉祥寺が恐ろしい計画を企てていることを知った麗と桔梗、そして百美たちは、暴走する嘉祥寺を阻止することはできるのか……!?

 

 そして、この事態は日本全国をも巻き込む誰も予想だにしなかった史上空前の東西対決へと発展していく!

 

 鍵を握るのは“琵琶湖”?埼玉の、日本の命運やいかに――!?

 

※引用元:公式HPより


www.youtube.com

 

 

メインキャラクター<俳優名

麻美麗<GACKT

 白鵬堂学院の転入生でアメリカ帰りの帰国子女。埼玉解放戦線のリーダーとして、東京への通行手形制度撤廃を実現。本作では、埼玉県人の横の繋がりの薄さに端を発し、埼玉県人の心を一つにするため、越谷に海を作る計画を掲げて、仲間とともに関西の地へと向かう。

 

壇ノ浦百美<二階堂ふみ

 東京屈指の名門校・白鵬堂学院の生徒会長。都会指数の低い埼玉県人を蔑んでいたが、麗との出逢いを機に、今は埼玉解放戦線の一員として日本埼玉化計画を推し進めている。本作では、武蔵野線開通に向けて埼玉の路線族との交渉に乗り出すのだが…。

 

桔梗魁<

 儚くも美しい滋賀解放戦線のリーダーで、滋賀のオスカルの異名を持つ。和歌山・奈良解放戦線とともに関西にも存在する通行手形制度の撤廃に向けて活動している。和歌山の白浜で麗と運命的な出逢いを果たし共に行動していく中で、ある衝撃的な事実が発覚する。

 

嘉祥寺晃<片岡愛之助

 関西を牛耳る冷酷無慈悲な大阪府知事。通行手形制度を敷き、滋賀・和歌山・奈良の県人ショーを日夜開催している。都会指数の高い京都、神戸との連携を深めており、謎の施設:甲子園を用いて日本全土を巻き込む恐ろしい計画を企てている。

 

※引用元:公式HPより

 

 

感想

関東だけでなく関西のネタも盛り込んでスケールアップした今作は芸も細かく終始笑える前回越えの大作に!あれはやって大丈夫なんか!?あのチャーr…、あれはええんか!?ゆりあんのウンパルンパ再現高すぎww( ´∀`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の作風そのままに関西を巻き込む!

 関東全体を束ね埼玉などを迫害していた東京。埼玉県民は通行手形がないと都内に出入りすることができない状況だったため手形撤廃のために立ち上がった埼玉解放戦線は見事勝利を勝ち取ることに成功し、今度は海を作るための砂を和歌山の白浜から持ち帰ろうと関西へと進出した。

 千葉解放戦線に船を借り和歌山へと向かった麗一行は荒らしに巻き込まれてしまい、難破してしまう。白浜に流された麗は桔梗に助けられた。

 

 到着した白浜では東京が埼玉などの隣県を迫害していたように大阪が和歌山などを差別する光景が広がっており麗は驚く。船の積荷から埼玉県人が密入国したことを知った大阪府知事の嘉祥寺は捜索を開始。

 信男たちは拘束され甲子園の地下で強制労働させられることに。桔梗とともに行動することになった麗は命からがら滋賀へ逃げることに成功。

 

 桔梗とともに行動する中で大阪が日本中を大阪の植民地にしようとしていることが判明。甲子園で生産している白い粉を摂取することで言葉が関西弁になりついついツッコミをしてしまうといった病にかかってしまうというものだった。

 

 大阪の陰謀を食い止めようと紛争する中で麗の母が滋賀解放戦線の前リーダーであることがわかり、その子である桔梗が弟であることも合わせて判明。幼い頃に母から滋賀の救世主となってと言われたことを思い出し和歌山・奈良と力を合わせ大阪の計画を阻止するため琵琶湖の水を止めることに!

 

 水を止められたことで製造していた白い粉の原料を失ってしまうと思った府知事の嘉祥寺は滋賀県へと乗り込んできた!

 

 和歌山・奈良・滋賀の解放戦線が力を合わせても大阪の戦力にとどかない中どうやって大阪に対抗するのか!?今度は関西で戦いの火蓋が切られる!!o(`ω´ )o

 

 ってな感じのあらすじでございます。

 

 

 前作で思う存分地方に関するディスを笑いに変えてきましたがこの第2幕で被害者?を地方外へと広めてしまったわけですが、今回は関西の自虐やディスをメインに出しており西日本の人も楽しく笑える内容になっておりめちゃくちゃ良かったです。

 

 私はこれまで関西にも関東にも住んでいる経験があったため前作も今作も大変楽しむことができましたが、関西の方が関東よりも争いの規模感が大きくてこっちの方が好き( ^ω^ )

 大阪、京都、神戸が発展しているからこの3強が手を組んで他を蔑むような構図かと思ったら実はこの3地域でのお互いを落とそうと企てており、裏側まで作り込まれておりめちゃくちゃ笑ってしまいましたww

 

 序盤に麗と桔梗が滋賀へと逃げる際に三重を通ったんですが他の県を通る時はネタが仕込まれていたのに何故か三重だけ何もなしに通過。「なんでなんだろ?何かしらネタはあるよな。後々出てくるのか?」とか思っていたらもはや関西圏から中部へと逃げているというディスが出てきて本当に笑ってしまったw

 その後は関西メンバーでないからマジで出てこない!それでいいのか三重県。滋賀、奈良、和歌山の後ろ向きな姿勢のさらに向こうへ行ってしまった三重がこんな扱いを受けているとは予想していなかった(゚ω゚)

 

 前回よりも規模が拡大していることもありイジリについて謝る会見がニュースでやっていますがまぁそうなるよなぁww 完成披露って「やっとできたね!おめでとう!」みたいな祝いの雰囲気があるのにディスやイジリが多すぎて出演者が強制謝罪会見をしているのも笑えるポイントですよねw

 

 あそこまで盛り込まれたら知事や市長ももう許すよ。逆に中途半端に盛り込んでいた方が失礼になるからここまで極振りしたんじゃないだろうか。

 

 

関西圏のネタ

 大阪が裏側で進めていた植民地化計画のきっかけがまさかの都構想に失敗したから。東京にバレないようコソコソと準備を進めていたってわけです。

 

 計画の中心核になっているのが大阪の食文化に欠かせない「白い粉」(この言い方がヤバいやろ)。粉もん文化で知られる大阪のイメージをそのままにヤバそうな表現でストーリーに盛り込んできました。

 美味しいから病みつきになる+食べたら段階的に関西人になっていってしまうという設定。これ関西に住むと実際体感することなんですけどたこ焼きとか551とかお好み焼きとかの美味しい粉もんがたくさんあって家にたこ焼き機も買ってしまう、言葉も関西弁のイントネーションが移ってしまうといったあるあるを表現しておりめちゃくちゃ分かりみが深い。

 

 中毒の段階が進むと関西弁を喋るだけでなくノリツッコミやギャグもするようになり島木譲二のパチパチパンチを加藤諒がしたり、片岡愛之助から乳首ドリルをくらうGACKTの構図が笑ってしまう。

 加藤諒なんてちゃんと上半身裸になってやってましたからね。そこのリスペクトのちゃんとしているのがまたこの作品を推せるポイントなんですよね。イジっているのにちゃんとやりきっているっていうねw

 

 数あるギャグを盛り込んでいる中で「それは大丈夫なのか!?」と思ったのが甲子園の地下工場。あれはほぼ『チャーリーとチョコレート工場』じゃないか!というかセットとかも完全にそうw

 あれはワーナー的にOK出ているのか?出ているから放映しているんだろうな。ゆりあんの格好はウンパルンパの衣装とは似ても似つかないけど振り付けや動きの構成はそのまんまじゃないか!

 

 粉を溶かした池に飛び込むところとかそのまんまだし泳いでシンクロするのもそのまんまだしマジでやりたい放題してんな( ゚д゚) あれは爆笑しちゃいますよ。工場=チャーリーってのもだけど新作が近日公開ってのも合わさって笑える!

 

 しかも阪神がアレしたのもあって大阪人じゃないのに道頓堀に飛び込んだことを罰せられているのも良かったですね。めちゃくちゃ運に恵まれた作品になってますよ。完成した時は阪神が優勝するのかもわからなかったけど上手くハマりましたね。

 

 他にもネタがぎょうさん詰め込まれている物語で探すのも楽しいのでぜひ見つけてください!

 

 

最後に

 大阪との戦いも終わっていろんなネタで笑うことができて楽しく劇場を後にしましたが、和歌山へ出航するときに触れていた阿久津の件ってどうなったんだ!?

 千葉解放戦線の2人は言葉を濁して何も言わなかったし、阿久津が身につけていた帽子とかだけ登場していたけど何があったんだろう。忘れているだけで前作中に何か描かれていたかな?

 

 そしてお馴染みの出身有名人合戦です。大阪、神戸はやっぱ強いですね!菅田将暉と戸田恵梨香、北川景子は強すぎる。そこに対抗しようと頑張っている滋賀+和歌山+奈良連合は西川貴教とか加護亜衣で頑張るんだけど若干弱い!

 そこにせんとくんを足してもやっぱり弱いから付け加えたのがまさかの和歌山生まれ奈良育ちの明石家さんま。このカードは逆に強すぎる!!もはやこれだけで倒せただろww

 

 さらに加えて出してきたのが藤原紀香。神戸陣営で参戦しているのに紀の川市のPRをしていたもんだから敵陣営の代表者に掲げられてしまったのわけです。当の本人は神戸市長役で出ているのに幕が出てきた反応が「私!?」って言っちゃうっていうねw 市長役吹っ飛んじゃってるよ( ´∀`)ハハッ

 

 他にも鉄道会社のメンバーが我が家(坪倉不在)とはなわ、ゴルゴ松本、山本崇史、デビット伊藤。力を合わせて暗号を解いたりしているんですが暗号の解答を手旗信号で伝える時の最後が「命」ってかたちになってましたね。

 武蔵野線が生まれた過程をああいったかたちで盛り込んだのも作り込まれていましたねw このキャスティングはどっから出てきたんだろ?

 

 冒頭に原作の魔夜先生も出ていましたね。ご本人も2作目作るとか思ってなかったんじゃないかなw 前作のヒットも予想していなかっただろうし、誰もが1作で綺麗に終わったからまさに規模増やして続編出すと思わんでしょw

 ここまできたら中部に逃げた三重を巻き込んで続編を作って欲しいな!進出する理由はどうなるかわかんないけどね!

 

 ってなわけでまた次回 ´ω`)ノアリャシタ

 評価 ☆☆☆☆☆5/5